リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

旅の空から~ローマの休日

2023年10月28日 | 日々の風の吹くまま
10月28日(土曜日)。🌤☀。早く寝すぎたせいと時差のせいで、何度か目を覚ましたけど、2人とも何度かまともな睡眠が取れた感じ。いくらフルフラットでも、飛行機の中でぐっすり眠るのは難しいし、そもそも9時間のフライトでは寝られる時間はその半分くらいなので、ワタシはけっこう眠れるけど、カレシはうとうとできればいい方で、結局は寝不足気味。何とか5時過ぎまでがんばったけど、とうとう目が冴えてしまって、6時近くまでなぜか長々と家庭経営の話。家計の管理や家事は、カレシが「2人で一緒にやるとうまく行かない」という主義?で、結婚以来ワタシが1人でやって来たので、ビジネス経営に近いようなシステムが出来上がっているんだけど、そのシステムに「障害」(ワタシが入院するとか先に逝ってしまうとか)が起きたら、それまでワタシ任せにして来たカレシはお手上げになってしまう。それで、「経理部」と「庶務部」の「業務内容」を説明して、帰ったら手順を書き留めるというカレシに、だったら「家庭経営マニュアル」を作りなさい。ふだんはこういう話はしないのに、日常を離れた環境の変化のせいかな。

朝ご飯は最上階のレストランでのバフェ。どうやら五つ星ホテルの屋上レストランとして有名らしいけど、朝ご飯としてはいたってありきたりの内容で、ゆうべは晩ご飯をスキップしたので、かなりたっぷり。部屋に戻ったら、ローマの地図を見ながら、行こうかと相談したり、きのう撮った写真をハードディスクにコピーしたりとのんびり。10時くらいになって、Silverseaがホテル内に設置した案内デスクに行って、船に運んでもらう荷物を出す時間やバスの番号(2号車)、スーツケースの充電器などを入れてもいいかなどを聞いたら、しっかりイギリス英語のおばちゃまが懇切丁寧に説明してくれた。ローマ市内からチヴィタヴェッキアのクルーズ船ターミナルまではバスで1時間以上かかるので、ホテルをチェックアウトしてからバスに乗るまでの時間が短くて済むのはありがたいな。このホテルからのバスは3台だそうなので、かなりのクルーズ客が泊っているってことだね。

明日の手順がわかったところで、それぞれにカメラを持って地図を見ながらのローマ散策。北米と違って交差点ごとに道路名の標識があるとは限らないし、ピアッツァがあちこちにあるおかげでカーブした道路が多いし、細い小路がいくつもあったりして、当てもなくふらふらしていると迷子になる可能性が大。(迷子になるのも旅の楽しみのうちではあるけど。)そこでホテル前のピアッツァを回るように走るVia Barberiniからちょっと上り坂のVia Delle Quattro Fontaneを経て、そこから延々と続く長い建物に沿ってVia Del Quirinaleを反対の端のピアッツァまで歩いて、遠くに見えるバチカンのサンピエトロ大聖堂をズームでパチリ。そこからトレビの泉が近いはずなので、ピアッツァから階段を降りて、緩い坂道の猫の額よりも狭い歩道をぞろぞろ歩いている観光客はそっちへ向かっているはずだと目星をつけて、私たちもついて行ってみたら、歩いている人の数が増えて、トレビの泉の彫像が見えるようになった辺りから立錐の余地もない混みよう。これでは近づけそうにないし、何よりも2年前にクルーズのために来た時にコロナのおかげで観光客はまばらだったせいで間際で見たしで、教会の石段を上がって行って、高みの見物の写真をパチリ。



バチカンのサンピエトロ大聖堂

トレビの泉~観光客の壁

引き返そうというときに、人ごみの中でカレシと離れ離れになってしまうハプニングがあったけど、また教会の石段を上がっていて、高いところからカレシのシャツが見えないか眺めまわしたら、あっ、いたっ。タタタッと降りて行って、カレシの背中をポンと叩いて「再会」。ちょっと冷や汗をかいたけど、人ごみの中では手をつないでいた方がいいよね。もっとも、歩道は大人2人が手をつないで歩けるほどの幅がないのが困りもの。それでも途中で見たアーチのある細い坂道をパチリ。カーブして見えなくなる道には何か不思議なロマンがあるような。後は同じ道を辿って、ホテルに帰って来たら正午過ぎ。カレシが腰の筋肉が突っ張った感じで、歩きにくいと言うので、船に乗ったら飲み過ぎ食べ過ぎになるだろうから、ランチをスキップして、しっかり晩ご飯を食べることが話がまとまって、後はのんびり。でも、ホテルのレストランは7時にならないと開かないし、カレシがおいしいピッツァを食べたいなと言うので、外に出てホテルの周辺にたくさんあるレストランに飛び込んでみるか。




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