リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

旅の空から~またひと騒動あったけど、いざ、船出

2023年10月31日 | 日々の風の吹くまま
10月29日(日曜日)。🌤。夕方に昼寝をして、さらに10時からぐっすり眠って、目が覚めたら午前5時。今日はヨーロッパで夏時間から標準時間に切り替える日なので、きのうまでは午前6時だった時間。起き出してもしょうがないのでまたああだこうだと1時間ほどおしゃべりして、午前6時に起きて、船に運んでもらうスーツケース2個に何点が詰め込んで鍵をかけたら荷造りは終わり。クルーズターミナルへ行くバスの出発時刻が1時なので、ランチは食べない場合に備えて朝ご飯は大盛りたっぷり。チェックアウトは10時半なので、荷物を廊下に出して、ロビーにソファを見つけて、バスが来たら教えてね。



ちょうどクルーズ船を降りた人たちが到着して、うは、泊る人の荷物は部屋に運ぶやら、泊らない人のは保管室に収納するやら、係の人たちはてんてこまい。でも慣れたもので、見ていて楽しいくらい。一段落したところで、今度は私たちの荷物が降りて来て、まずはエレベーター前に集めて、ロビーの片隅にあるSilverseaのデスクの傍に集合。そのうち係の人がロビーを回って「バス1号の方ぁ」と呼びながらロビーを巡回。お、いよいよだ。私たちバス2号で、呼ばれて外に並んでいたら、集めたスーツケースを1人で3個とか4個引っ張った係の人たちがバスまで移送。バスに乗り込んで一路チヴィタヴェッキアへ。空には白いふわふわ雲、下は緩やかに波打つ田園風景。ターミナルでチェックインして、手荷物をスキャンしてシルバームーン号に乗船。船室は8階デッキで、そろそろと螺旋階段を上って、姉妹船ミューズ号に乗った過去2度の経験で「住み慣れた」船室は何かなつかしい。今回のバトラーはインド人のラム、船室係はフィリピン人のロナルド。



やれやれと落ち着いたところで、問題その1が勃発。カレシのスースケースは届いたけど、ワタシのがない。さっそくロナルドにまだ届いてないんだけどぉとチェックをお願い。いくつもあるラウンジのひとつでチーズでスナック。毎日船室に届く『Chronicles』という日報によると、午後5時半からシアターで非常時の避難のための救命具の付け方の説明会があって、国際海事法の規定で今日乗船して来た人は全員出席が義務。警報が鳴って、集合場所の5階デッキのシアターに行って、その後受付で行方不明のスーツケースの所在について問い合わせ。受付嬢が後ろのオフィスに行って、しばらくして戻って来て色や特徴を質問。一番目立つのは空港で似たようなスーツケースの中から見つけやすくするために自分で描いたくすんだ水色の大きな水滴。受付嬢はまた奥のオフィスに行って、2分くらいして、おお、ワタシのスーツケースを持って出て来た。「タグが取れてしまっていたんです」と受付嬢。あら、ほんと。たぶんターミナルでバスから降ろしたときに、何かがからまってタグが引きちぎられたんだろうな。船室番号を書いたタグがなければ行きどころがないから、オフィスかどこかに保管して、持ち主が問い合わせて来るのを待っていたんだろうな。ワタシのスーツケースに間違いなしと確認したら、「では、バトラーにお部屋まで届けさせますね」。やれやれ。

と思いながら部屋に戻って来たら、あれ、テレビとその下のコンセントのあたりでピーピー。何なんだろうね。何だか知らないけど、リラックスするつもりで来たのにハプニング続き。ラムがスーツケースを持って来たので、ずっとピーピー言っているのを指したら、「避難訓練のビデオは見ましたか」。え、そんなのあるの?「ビデオは避難訓練の一部なので、見ましたという確認をしないままですとテレビがクラッシュするんです」。へえ。訓練の一部と言うことは見るのが義務になってるんだな。で、見せるために無視されたらクラッシュするように仕組まれているのかもしれないな。ラムは手慣れた感じでテレビの裏側のワイヤをちょこちょこといじって、避難訓練のビデオを流して、「終わって確認するホームページにもどりますよ」。はぁ~い。ビデオの終わりに2人分の確認をして、これで手続きは完了。いつの間にか船は海の上。プールデッキ上のピッツァレストランで遅い晩ご飯。見上げたら、まん丸なお月さんがシルバームーンを照らしていて・・・。



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