リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

流れる雲の群れに癒されて

2017年08月16日 | 日々の風の吹くまま
8月15日(火曜日)。晴れ。気温が平年並みに戻って、すごぉく快適。カレシを送り出して、
オフィスへ直行。きのうは丸1日がんばったので、どうやらあさって午後5時の納期に間に
合いそう。何しろ裁判所に出す文書を弁護士さんがもったいぶって書いているもので、文章
の長ったらしさだけでも閉口するのに、知らない言葉が出て来るから困る。まず漢字が読め
ないと辞書を引けないから、画数を数えて、IMEパッドで探して読みを調べて、日本語辞典
を引くのでめんどうくさいったらない。何で初めっからフツーの日本語で書かないのよぉ~と
ぼやいてみたり、家でも奥さんにこんな物言いをしてたら離婚されるよぉ~とつぶやいてみ
たり・・・。

今日もがんがんキーを叩いたおかげで、明日中には終わりそうな感じ。英語版は裁判所に
出すわけじゃなくて、直接裁判に関わっていない人が読むと推測して、回りくどい日本語の
文章を回りくどいことには変わりないけどかなりすっきりした英語に訳しているおかげかな。
翻訳料は日本語原稿の文字数がベースだから、引き受けた時点で金額は確定しているけ
ど、簡潔な英語文にするほど語数あたりの単価は上がるわけで・・・。

11日も空を覆っていた煙がすっかり晴れて、雲の群れが空を取り戻したのがうれしい。仕
事の最中にモニターからふと見上げたときに視界いっぱいに入ってくる白い雲・・・。

   
   この景色が見たかった
   
   まだハロウィンには早いけど
   
   チューする?

かけもちパーティやらおめでたニュースやら

2017年08月14日 | 日々の風の吹くまま
8月12日(土曜日)。晴れ!山並みがぐる~っと見える!ポートマン橋も白いケーブルがき
れいに見える!ベーカー山もくっきり!見上げると青空!感動しちゃったなあ、もう。ルーフ
デッキとバルコニーで鉢が2個倒れていたところを見ると、夜の間にかなりの風が吹き抜け
たらしい。11日連続で発令中だった大気汚染注意報も解除。大気の質AQHIはごくふつう
の「2」。ああぁ、やれやれ・・・。

午前中は掃除。午後はバンクーバーのお屋敷町の一角の邸宅の前庭でArts Clubのシー
ズン打ち上げパーティ。青空の下でワインを嗜みながら、ルールが変わってばかりの『不思
議の国のアリス』ばりのクロッケー大会。隣の大きなお屋敷がもう3年も「改装中」でびっくり
するやら、呆れるやら。夕方はマンションの管理組合主催の年次バーベキューパーティ。今
年で3回目。7、80人は来ていたかな。お開きになって帰って来たら、仕事、仕事。遊びす
ぎで遅れが出ないようにしなきゃ・・・。

☆☆☆

8月13日(日曜日)。曇り。夜の間に雨が降って、ルーフデッキが濡れていた。AQHIはこれ
以上良くならない「1」!おお、うれしいなあ。午後には青空に白い雲がふわふわ。今日も仮
想ねじり鉢巻3本でがんばって仕事。そんなときに飛び込んで来る「おめでた」ニュース。ス
カイプで英語レッスンをやっている東京のN君のところに年末ごろに第2子誕生予定で、どう
やらまた男の子らしい。もうすぐ1歳半の長男くんは早々とお兄ちゃん。共働き家庭だからタ
イヘンだなあ。

5月にトロントから遊びに来ていた姪のローラは出産予定日が1月1日で、こっちも男の子。
もしかして2018年生まれの赤ちゃん第1号になれるかな。こればっかりはそのときになっ
てみないと、だけど。でも、賃貸マンションのオーナーから子供を住まわせるからと60日以
内の退去通知が来て真っ青。何しろトロントの賃貸アパートの空室率はバンクーバーよりも
低くて、借りる側が家主に家賃値上げを申し出て貸してもらおうとするくらいの異常事態。家
族向きサイズのはそう簡単には見つからないだろうと心配していたらその通りになって、とり
あえず婿さんの実家に「居候」することになったとか。(その婿さんの妹も1月に第1子出産
の予定とか。)今キャシーに読んでもらっている脚本に書いたような話になって、これこそ事
実は小説より何とか・・・。

さて、おめでたニュースに浮かれてないで、仕事、仕事・・・。

暑いし、空は汚れているし、忙しいし

2017年08月12日 | 日々の風の吹くまま
8月10日(木曜日)。まだ煙/もや。とにかく暑い。汗だくで床の掃除をして、汗だくでひと仕
事。コンマがどうのこうの言ってないでさっさと終わらせないと次の大仕事の予定がつっか
えてしまう。暑い中、3時過ぎにファーマーズマーケットに行って、いつものブリオシュローフ
とカレシご所望のS&Oのビール。重いのでESBのビン1本だけ。汗だくで坂を上って来て、
荷物をおいたらその足でモールへ。地物のとうもろこしが出ていて、熟れ具合をチェックして
いたら、車椅子のおにいちゃんが「どんなのがいいの?」 そうね、太くて重くて、粒が先端
まで熟してしているのが一番。おにいちゃんが「2本買いたい」と言うので、先っぽまでぶっく
りしたのを選んで、きれいに皮をむいて袋に入れてあげた。というわけで、我が家の夕ご飯
も蒸したてのとうもろこしとシャルキュトリーとビールで、夏の(インドア)ピクニック。

☆☆☆

8月11日(金曜日)。煙/もや。煙が少し薄くなったのか、空のてっぺんがほんのりと青い。
明日の夜から雨の予報。降ってくれ、じゃあじゃあ降ってくれぇ。湿度が高めで暑いし、空は
ずうっと汚れた灰色だしで、だんだんに気が滅入って来た感じ。火災に近い町や村の人た
ちはもう1ヵ月以上ももっと濃い煙に包まれて暮らしているし、避難先で帰る家があるのか
どうか気をもんでいる人たちもたくさんいるし、帰ってみたら家が跡形もなく焼けてしまって
いた人たちもいるんだから、その人たちのことを考えたら我慢しなきゃとは思うけど、やっぱ
り暑いし、空気は悪いし、気は滅入るし・・・。

今日は裁判資料の仕事。量が量だから、がんがんやらないと来週木曜日の夕方の期限に
間に合わなくなるので、だらけたくなるのを我慢して、気合を入れてキーをバンバン。夕ご飯
の支度がめんどうになって、カレシの「冷たいもの」というリクエストを入れて、アルバコアま
ぐろのたたき風と冷奴。薬味はカイワレ、のり、しょうが、かつお節、刻みねぎ、イクラ、ごま
醤油。マグロと一緒にグリルしたししとうと青竹ごはんを添えて、飛ばない航空の機内食・・・。
   

夕暮れのころ、おお、青い空に白い雲が見えた。流れる雲を見るなんて10日ぶりだぁ!

手をつなごうといってもいろいろ

2017年08月10日 | 日々の風の吹くまま
8月9日(水曜日)。煙かもやか・・・。寝ている間にシーツから出ていた腕を蚊に刺されて、
かゆい、かゆい。右腕に1ヵ所、左手の甲に2ヶ所。横で寝ているカレシは被害ゼロなのに、
どうしていつもワタシばっかり刺されるんだろう。おまけにがまんして引っかかないでいても
あっという間にぷっくりした腫れが直径5センチくらいに広がってしまうから切ない。虫アレル
ギーかなあ、これ・・・。

今日は「National Hand Holding Day」だそうで、つまりは「手をつなぎましょう」デイ。一緒
になって42年だけど、お出かけのときは手をつないで歩いているし、寝る時だってベッドに
入っておやすみぃと言ってからしばらく手をつないでいるから、別に特別の日を限って奨励
してくれなくてもいいって。誰が考えついたのか知らないけど、メディアで絵になるイベントを
立ち上げようって魂胆でもあったんじゃないのかな。

トロントの友だちから小島慶子という人の『ホライズン』という小説のことを聞いて、ちょっと
調べてみたら、ほお、海外在住の日本人女性の「村」社会にある「階級意識」を描いたもの
とか。まあ、日本語自体が敬語や謙譲語という「階級方言」のようなものかあるから、階級
意識が日本的思考の中に根を張っていても不思議はないと思う。ワタシがカナダに来たの
はバブルより10年以上も前だったけど、日本企業では、仕事の内容が同じでも駐在員は
「社員」、現地採用は「従業員」という厳然とした「区別」があった。小説で中心になるのはい
わゆる「駐妻」のようだけど、あの頃はカナダ人と結婚して永住者になる女性は年間でも片
手で数えるほどだったせいか、ワタシが会った駐妻さんたちはいい人ばかりだった。

そういう事情もあってか、日本人ムラの外で42年を過ごして、その間に日本国籍を無くして
正真正銘の「根をおろした現地人」になったもので、今では完全な「部外者」だろうと思う。カ
ナダには永住者の間にも永住権を取得したカテゴリーによる階級意識があるようで、国際
結婚組はさらに配偶者の人種や職業、結婚した経緯によって微妙にランク付けされている
らしい節もある。それでいて、互いに「日本人であること」への同調圧力をかけ合いながら
(つまり、「現地人化」を牽制し合いながら)、「ムラ」としてまとまろうとしているのかもしれな
いけど、けっこうどろどろしていそうなところは小町横町で見られる「ムラ社会意識」とあまり
違わないような感じだけど。

とりあえずフォアグラとシャンペン

2017年08月09日 | 日々の風の吹くまま
8月8日(火曜日)。もや?それとも煙?けさのニュースでは「みなさん、もう少しの辛抱です
よぉ~」だって。ずぅ~っとどっかりと居座っていた高気圧がやっとこさ退いてくれる気になっ
たのかな。お、日曜日は「小雨」だって。。雨が降って来たら、ルーフデッキに飛び出して思
いっきりばんざいしちゃおうかな。今度こそ天気予報が当たってくれるといいけど。これから
ペルセウス座流星群がピークになるし、再来週の月曜日は日食だし、空が煙っていては困
るの。

カレシを送り出して、朝のメールチェックをしたら、うへぇ、ずいぶん大きな仕事の話。契約
書なんかよりずっとおもしろい民事訴訟の書類。今やっているコンマが行方不明のやつを
突貫でやっつけてしまってから、ぐいっと腕をまくって、仮想ねじり鉢巻3本でやれば、きつ
いことはきついけど何とかなりそうなので、(よせばいいのに)よっしゃぁ~と2つ返事。まあ、
いっつもそうやってう高をくくって引き受けては顎を出すのに、なぜかさっぱり学習しないら
しい困ったネズミがワタシ。じゃ、ここは気合を入れてがむしゃらに突進と行こうっと。

さて、今日はカレシの74歳の誕生日。レストランに行くはずだったけど、カレシがめんどくさ
がって「シャンペンを買って来よう」。おお、それならフォアグラがあるから、赤ワインのリダク
ションを作って、ちょっぴりおしゃれっぽい前菜と簡単なごぢそうで、ハッピーバースデイ!
   

後はフリーザーにあった牛ヒレの小ぶりのステーキとししとうとミニポテトをグリルしてメイン
コース。デザートにケーキ。プレゼントは買い物の途中にある雑貨屋の店先で目に止まった
濃いピンク色の大きな花がみごとなアザレア(西洋ツツジ)の鉢。
   

マンション周辺の商店街にいくつもある百均ショップのような雑貨屋がいつも花や野菜の苗
を店の外に並べて一鉢200円から600円で売っているんだけど、カレシは「園芸センター
に行くたびにいいものが出ていないかと探してたんだ~」と大喜び。そうだなあ、この年にな
るとけっこう何でも持っているので、特別なものよりもこういう「ちょっとした」プレゼントの方
がワタシだってうれしいな。「いいのを選んで来たねえ。つぼみがたくさんある」とカレシ。い
つもカレシにくっついて歩いていて、少し選び方がわかって来たのかな。

コンマを邪魔者扱いしないでよ

2017年08月08日 | 日々の風の吹くまま
8月7日(月曜日)。煙。「BCデイ」と言う祝日の三連休の最終日。今日もAQHIは高リスク
の「7」。週末までこのままらしい。だって最大のもの(Elephant Hill Fire)は燃えている面積
が1100平方キロ(札幌市全体の面積!)もあって、1ヵ月も燃え続けてまだ3割しか延焼を
止められていないし、そんなに広い範囲で燃えていたら人間の力で消すのは不可能じゃな
いかと思ってしまう。オーストラリアとニュージーランド、メキシコ、アメリカから数百人の消防
隊が到着するそうだけど、今年はもうすでにBC州の森林面積の1%にあたる6000平方
キロが灰になったという。これ、日本の国土面積の1.6%、茨城県に相当する面積・・・。

納期まであと1週間になったもので、今日から本腰を入れて仕事。セットになっている3つの
ファイルのひとつはめったにやらない日本語訳。一見してワタシの主分野になっている契約
文書なんだけど、よく見たら、何じゃ、これ?だって、どの文節も文章がやたらと長いと思っ
たら、コンマがひつもない。もしかして、英語じゃないヨーロッパ系言語で書かれたものを機
械で英語に翻訳したのかな。いやぁ、近ごろのGoogle Translateなんかずいぶん賢くなっ
たから、そうとは言い切れないなあ。

それとも、元々日本語で書かれたものを英訳して、それを逆翻訳させて英訳が正確だった
かどうか確認しようってのかな。機械ならいざ知らず、人間が文法も思考も文化もまったく
違う2つの言語の間で翻訳したものを「逆翻訳」すればそのまま元の文書になると考えるこ
と自体が短絡的な感じ。実際にはそういうサービスをするところもあるらしいけど。それとも、
誰かが伸びた蕎麦みたいにぼつぼつと文章が切れてうざったいと取ってしまったのかな。
あのさぁ、英語のコンマって、そこで息を継ぐために入れるもんじゃいないの。もっとも、ピリ
オドまで息継ぎせずに読み通せるような長さじゃないんだけど・・・。

それにしても、たまにしかやらない日本語訳でワタシに回って来るのはなぜかこういうヘン
な英語文書ばっかり。ま、仕事せにゃ・・・とオフィスに座ったら、あら、南の空にはアナシス
島の倉庫火災の煙がもやの中を長くたなびいているけど、空のてっぺんはがほんのり青く
て、白い雲らしいものがうっすら見える。AQHIは「6」(中リスク)になって、ずっと「煙」だった
天気は「もや」。気流が内陸の方へUターンしつつあるらしい。ざぁ~っとひと雨、降るといい
なあ・・・。

気が散ってばかりで・・・

2017年08月07日 | 日々の風の吹くまま
8月6日(日曜日)。煙(その上は晴れ)。6日目ともなれば、みんな文句の言い疲れで、もう
言うことなしなのかな。コンタクトをしているせいか、ずっと目の中ごろごろした感じでかゆい。
カレシはこのところくしゃみを連発。カレシのくしゃみは雷が落ちたような大音量なのもので、
ワタシはいやでも身をすくめて飛び上がってしまうから、まったく心臓に良くないよぉ、もう。
ああ、早く天気が変わってくれないかあ・・・。

先月からちんたらちんたらやっている仕事はやっと半分くらい。目がどうのこうのといってら
れないから、今日は「できるだけ」まじめにやろうと気合を入れてみるけど、その気になれば
3日で終わる量が残っているだけなのに、やっぱりなあ。しょうがないから、小町横町の井
戸端に首を突っ込んだり、FBを覗いたりしながら、ちょこちょこと仕事。FBでは姪孫のテイ
ラーが恋人のライアン君と一緒に暮らし始めて「シアワセェ~」。ライアンはまじめな好青年
だし、2人の交際はもう3、4年になるし、家族の集まりにも一緒に来ているから、これで「家
族に仲間入り」というところ。

それにしても最近のFBはひどいね。Newsfeedに勝手にぞろぞろと出て来る広告の話。
ワタシのFBは(例外はあるけど)ほぼ家族と友たち限定なのに、何でこんな?というような
広告だらけで、家族や友達の消息を追うのさえままならない。あまりにも広告ばかり出て来
るもので、めんどうくさくなって来てしまった。ほんっとにもういい加減にしてくれと思っちゃう
けど、FBにしたら広告が収入源なんだから、広告を載せないわけにはいないのもわかるけ
どね。「安く、安く、誰よりも安く手に入れる」ことが消費者の自尊心に結びついてしまってい
るんじゃないかと思うことがある。ウォルマートの戦略なのか、デフレマインドのせいなのか
はわからないけど、「ただ」ほど高いものはないのに・・・。

今日6日は引越し本番から丸2年。早いもんだな。急な思いつきで始まって、雪崩のごとく
突き進んだ引越し大作戦だったけど、2年経ってすっかり新しい生活パターンが定着した今
はやっぱり正解だったと思う。たしかに、マンション暮らしにはマンション暮らしなりのいろい
ろがあるけど、バンクーバーでの戸建て暮らしでのいろいろと比べて差し引きしたら、たっぷ
りおつりが来た勘定だし・・・。

もう、いやぁ~んっ

2017年08月06日 | 日々の風の吹くまま
   
   Bad moon rising・・・ゆうべのお月様

8月5日(土曜日)。煙。朝っぱらから頼りないオレンジ色の太陽を見るのもこれで5日目。も
ういやぁ~んという気分。高気圧がでぇ~んと居座って動いてくれないもので、風が通らなく
て煙も行き場がない。気圧配置が変わらなければどうしようもないんで、それこそお天気ま
かせ。でも、少し風向きが変わったのか、ポートマン橋がぼんやり見えるし、バーナビーマ
ウンテンの頂上やコクィットラム、川向こうのサレーなどのマンション群もおぼろげながら見
えて、南東向きのバルコニーではちょっといいそよ風。午後2時の天気は煙(その上は晴れ
ときどき曇り)、南の風1.5メートル、気温23度、湿度は65%でちょっと高め・・・。

この煙、バンクーバー島のビクトリアから西側のポートアルバーニやトフィノにまで広がって、
とうとう南は230キロ先のアメリカのワシントン州シアトルにも広がって、大気汚染注意報が
出されたという話。さらにはバンクーバーから500キロも離れたオレゴン州ポートランドにま
で届いているらしい。大規模な森林火災(最大級は110平方キロ)が燃えているのは350
キロも内陸の地域だから、太陽がかすむほどの煙が1000キロも先まで流れているわけで、
北海道の山火事の煙が東京の空を覆っているようなものだから、自然の威力はいやは
や・・・。

シアトルの人たちも「カナダ直輸入」の大気汚染にうんざりしているかもしれないけど、2年
前の8月下旬、引越し日程が全部無事に終わって間もない頃に、ワシントン州での大規模
森林火災の煙がメトロバンクーバーに広がって来て、大気汚染注意報が出たことがあった
から、ま、ここはお互い様ってことかな。あのときの煙は1日で消散したけど、夜バルコニー
に出ると煙臭かった。 またその前月には今と同じく内陸の火災の煙が広がって来てAQHI
が上昇していた。でも今年の森林火災は件数や規模で過去60年で最悪の事態だそうで、
今のバンクーバーの大気汚染はスモッグが名物のロサンゼルスや北京や上海よりもひど
いとか・・・。

BCデイの三連休が始まった今日、国境はアメリカへ行く車の列で待ち時間が2時間以上。
そりゃあ誰だってこの煙から逃げ出したくもなるよね。ほとんどの人は近場のベリンハムと
かシアトルへ行くんだろうけど、車でせいぜい2時間ほどの目的地へ行くために2時間以上
もエンジンをふかし続けるってのも何だかなあ。大気汚染、ひどくならないの?

天気は「煙」だけど日々の暮らしは普通

2017年08月05日 | 日々の風の吹くまま
      
   今日もまた・・・

8月4日(金曜日)。煙霧。天気予報でも今日の天気は「smoke(煙)」。そんな天気があるわ
きゃないだろと思うけど、朝から汚い灰色の空には何とも頼りなげな太陽。太陽光が煙でか
なり遮られているおかげで異常高温注意報は解除。でも、風がないし、日中の湿度が高め
なので、外へ出るとむわ~っ。きのうの午後はひとり住まいのシニアたちが涼しいロビーの
ソファにたむろして世間話。88歳のドリスは「暑いけど何とかなっているわよ」と元気そうだ
ったけど、ニューウェストより暑いメープルリッジのママのところは、空気が悪すぎて窓を開
けられないということはないだろうな。ちょっと心配だなあ。

注文してあったトナーが届いたので、受取代行オフィスへひとっ走り。荷物は軽いけど、歩
けばやっぱり汗だく。中身を出して空になったダンボール箱をつぶしたついでに洗濯ルーム
の隅に溜まっていたダンボールといっしょに駐車場にある専用コンテナに捨てて来て、戻っ
てからついでにと今度は溜まったお酒の空き瓶をバッグに入れてまた降りて行って、管理
人のシェリーが「空き瓶回収」で小遣い稼ぎをする住人のためにごみルームに置いている
大きな容器に入れて来た。ジンの大瓶はデポジットが倍だから、「回収おじさん」が喜ぶかな。

ちんたらやっていた仕事、納期まで後10日なので、少しはまじめにやらなくちゃと思うんだ
けど、何かやっぱり気合が入らなくて、毎日2、3ページやっては、やぁ~めた。結局また脚
本いじりに戻ってしまって、もうバージョン2(の3)くらい。去年Arts Clubの芸術総監督の
紹介で東京でお会いしたカナダ戯曲翻訳の第一人者の先生の言葉を思い出して、「悪者」
役のキャラにそれとなく人間味を含ませるせりふに書き換えてみたら、我ながらいい感じに
なったので、ここでほんとにピリオド。

最後はめでたし、めでたしになる能天気なストーリーだから、最近の政治的、社会的な主義
主張が色濃く押し出される作品と比べたら「軽すぎる」といわれてしまいそうだけど、ワタシ
が書きたいのは、そういう主義主張や意のままにならない世の中の流れに翻弄されながら
も、社会に意見を聞いてもらえるわけでもなく、つい忘れられがちで、それでも何とかめげる
ことなく、喜怒哀楽が交錯する中で人間らしく日々の暮らしを営もうとしている普通の人たち。
そう言う人たちの織り成すストーリーにこそ人種や言語を超越する普遍性があると思うか
ら・・・。

煙汚染、マスクはしない方がいいらしい

2017年08月04日 | 日々の風の吹くまま
8月3日(木曜日)。煙霧。きのうよりもずっと濃くなった感じで、ぼやっとかすんだクィーンズ
公園の森の向こうはまさにterra incognita(未知の地)。けさは交通情報を空から知らせる
ニュース専門のラジオ局のヘリコプターが視界が悪すぎて飛べなかったとか。やれやれ、こ
の状態が週末の三連休まで続くそうで、さすがにうんざり。AQHIは朝からずっと「7」(高リ
スク)のままで、カレシは喉がいがらっぽくなったと言うし、ワタシも咳は増えていないけど、
目がごろごろしてかゆいし、鼻の奥が何となくむずむず・・・。

でも、沿岸でこんなひどさじゃ、内陸の町々はもっとすごいことになっていて、暑いところな
のに窓を開けることもできないだろうなあ。と思っていたら、市の北と西で最大級の森林火
災が続いているカムループスではAQHIが何と前代未聞の「49」という数値。指数「10」以
上はすでに健康リスクが極めて高いとされるレベルなんだけど、PM2.5の濃度はメトロバン
クーバーの10倍、スモッグに悩まされる中国でこれ以上は危険とされる濃度の2倍以上と
いうからおそろしい。市役所では屋外で作業をする市職員全員にマスクを配布したと聞いて、
これが東京だったら、新宿駅あたりの交差点なんか一面に白いマスクの海だろうなと思って
しまった。

でも、カナダ国営放送(CBC)によると、大気中の微粒子を95%ストップできるN-95マスク
を正しく着用する以外は、普通のサージカルマスクでは逆効果になることがあるとか。しっ
かり肌に密着しないので、空気が横からフィルターされずに入るし、マスクというバリアを通
しての呼吸になるので、つい呼吸が強くなって、息を深く吸うので、微粒子が肺の奥深くま
で入ってしまうんだそうな。家庭用の空気清浄器も、使用する部屋の広さに適したサイズと
パワーでなければあまり効果はないらしい。一番空気が良さそうなのは高度な空調設備が
あるショッピングモールなどの大型公共施設だとか。連休、混んだりして・・・。

そういえばと思い出したのが我が家のイオン式空気清浄器。旧居ではベースメントのオフィ
スで使っていたもので、今は寝室に置いてあるけど、けっこううるさいのでまだ使ったことは
なかった。寝るまでの間と言うことにして、寝室はけっこう広いから効果のほどはわからない
けど、気休め程度にかけておこうかな。ファンが付いているので扇風機の代わりにもなりそ
うだし・・・。

今日も暑いし、空気は悪いし・・・

2017年08月03日 | 日々の風の吹くまま
8月2日(水曜日)。煙霧。かすみ具合がきのうよりもひどくなって、大気の質AQHIは「7」
(高リスク)。メトロバンクーバーで指数が「低リスク」の一番上にあたる「3」より高くなること
は稀だから、これはもうえらいこっちゃ。午後には何とか「4」まで下がったけど、「中リスク」
であることには変わりはない。でも、午後には改善すると言うことは、あんまり早起きしない
方がいいってことかな・・・なわけには行かないけど。それでも、この煙霧のおかげで同時に
注意報の出ている異常高温は心配されたほどのレベルになっていないらしい。湿度が高め
だし、あまり風が吹かないので、やっぱり暑いよぉ。

朝ごはんを食べ終わったところで、予定通りにCulliganのテクニシャンが到着して、逆浸透
膜ろ過システムのフィルターカートリッジを取り替え。長くても2年に1度は取り替えるべきも
ので、引っ越してすぐに旧居から持って来たろ過装置を取り付けてもらったとき以来だから、
ま、ぎりぎりのところか。カートリッジ3本で約2万7千円。まあ、直接水道管につながってい
る戸建てと違って、マンションのような建物は水道管から引いた水を館内に集中給水する
方式(管理費は水道、温水、ガス料金込み)だから、別に水質に不安があるわけじゃないけ
ど、要は「おいしいカクテルを楽しむため」の投資・・・。

Arts Clubのキャシーが休暇から戻って来て、「山のようなメールの処理が終わったところ」。
彼女は企業や個人の寄付源を開拓する部門の部長なので、3週間も留守にしていたらメー
ルの数はすごいだろうな。できあがった脚本を来週の土曜日のクロッケーパーティのときに
に持ってらっしゃいとのこと。キャシーは大学で演劇と文学を専攻した人だから、忌憚のな
い意見は願ったり叶ったり。筋書きによく似た事態がトロントの姪夫婦に起きて、ストーリー
に現実味が出て来たことだし、「悪者」キャラクターが今イチいなので、じゃあ、ここでちょっ
と仕事をサボって、もう一度だけ最後の最後の見直しをしてみようかな。はて、未来の劇作
家、その「未来」にまた一歩前進・・・ということになるかどうか。

夕方、AQHIが「7」に戻ってしまった。高気圧に押されて煙霧が地表近くまで降りて来てい
るのか、空気は何となく青みがかった煙っぽい色で、空のてっぺんはほんの少し青空っぽ
い色。壮大な夕焼けが見られるかもと言う話ではあるけど、太陽がかすんでよく見えないん
じゃねえ・・・。

森林火災の煙とバーベキューの煙と

2017年08月02日 | 日々の風の吹くまま
8月1日(火曜日)。今日から8月。晴れだけど、朝起きたら空全体が猛烈にかすんで、太陽
は灰色の空にオレンジ色の穴が開いているような何とも頼りない感じ。東の方に流れてい
た内陸部の森林火災の煙が気流が変わって西の沿岸の方へ広がって来て、北東から南ま
で山並みは元よりポートマン橋まで五里煙中。もしかしたら南隣のワシントン州にまで流れ
ているんじゃないかな。この煙、どうやら強烈高気圧と一緒に週末近くまで居座るつもりの
ようで、メトロバンクーバーは大気汚染注意報と異常高温注意報のダブルパンチ・・・。
   

煙と言えば、ゆうべ、家の中が何となく煙臭くなって来て、どこかで煙が出ているのかと思っ
たら、下の方の階のバルコニーから上って来るらしいバーベキューの煙。開いていた窓や
パティオドアから入って来ていたんだけど、うわ、すごい焦げたにおい。これはステーキじゃ
ないなあ。チキンかなあ、おいしそうなのになあと鼻をひくひくさせて「分析」。でも、そんなに
盛大に焦がしたら火事かと思われてしまうよ。下の方の階で肉を焦がして燃え上がったの
に驚いた誰かが火災報知機で消防車を呼んだために避難する騒ぎがあったけど、焦げた
肉のために23階から階段を下りるのはまっぴらだからねっ。

まあ、バーベキューは一家の男が「料理」の腕を振るう夏の風物詩のようなもので、家の裏
庭だけじゃなくて、マンションでもあちこちのバルコニーにプロパンのバーベキューグリルが
でんと陣取っているのが見えで、週末ともなるとあちこちからおしいそうなにおいが漂って来
る。だいたいは5~6万円くらいだけど、大型の高級品となると軽く10万円以上するから、
日曜シェフも腕の振るい甲斐があるってもんだろうな。キッチンでは料理の後始末をしない
パパもバーベキューグリルはまるで愛車のように手入れをするらしい。ただし、掃除に使っ
たワイヤブラシの破片がグリルに残っていると次回に知らずに食べ物と一緒に飲み込んで
喉に刺さったりするからご注意・・・。

バルコニーに出ていてふと目に付いたのが6番ストリートのスリフトショップの店先にある大
きくて深そうな鉢。通りかかる人をものさしにすると直径40センチはありそうで、色からして
プラスチック製。早速カレシに教えたら、「ちょっと見て来よう」。早速降りて行って、重なって
いた2個を2千円でゲットして、カレシはほくほく。また園芸土をどっさり買わないと・・・。

猛暑と大気汚染が同時にやって来たら?

2017年08月01日 | 日々の風の吹くまま
7月31日(月曜日)。晴れ。8時起床。カレシが「着るものがない」と言って、クローゼットから
洗い上がったものでいっぱいの大きな洗濯かごを持ち出して来て、ベッドの上にぶちまけて
仕分け。洗濯のたびにカレシのものは(ハンガーにかけて乾かしたドレスシャツ以外は)まと
めてこの洗濯かごに入れておけば、カレシが自分でたたんでしまうことになっているんだけ
ど、ものぐさして放っておくことが多いもので、ある日突然「下着がない。ソックスがない」。あ
はは、下着もソックスもTシャツもジーンズも、みぃ~んな洗濯かごに大移動しちゃったもん
ねえ。

洗濯物を片付けた後は水遣り。おなかが空いて早く朝ごはんを食べたいので、カレシの後
について回って、空になった水遣り用ボトルを受け取ってキッチンで水を入れて外のカレシ
に届ける「お手伝い」。バルコニーにはもちろんルーフデッキにも水周りの設備がまったくな
いから、15、6本あるオレンジジュースの空きペットボトル(2.6リットル)に水を入れるのは
いつもひと仕事。園芸用の貯水タンクを買おうかなんていうけど、タンクにはバケツで水を
補給するだろうから、水汲みおばさんの仕事には変わりはないような・・・。

外も内も水遣りが終わって、さあ朝ごはんと言うところでカレシが「イチゴを摘んで来いよ」。
そうそう。さっそくバルコニーの東角の隅のプランターから赤く熟れたイチゴを摘んでかごに
ころころ。まだ数は少ないけど、異常に寒かった冬を無事に越して花を咲かせて実をつけた
イチゴの初収穫!ミューズリのボウルに採れたてのイチゴをころころ。今が盛りのブルーベ
リーもごろごろ。アーモンドのスライスやかぼちゃとひまわりの種をぱらぱらと入れて、ケフィ
ルと牛乳をたっぷりかけて、うん、イチゴは甘いよぉ。ああ、今日の朝ごはんは天国・・・。
   

異常高温注意報に加えて、内陸の何十ヵ所で燃え続けている森林火災の煙がまた沿岸部
までたなびいて来るそうで、ほんとに午後には東の空がかすんで来てしまった。バルコニー
に出るとそこはかとなく煙っぽい臭いがするような、しないような。30度を超える猛暑の最
中に大気汚染注意報でできるだけ窓を開けないようになんて言われら、まったくダブルパン
チもいいところ。もっとも今日の週間予報では予想最高気温がちょっと下がっていたから、
殺人的な酷暑にならずに済むことに望みをかけることにするか・・・。