リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

5種類の薬が90日分だとほぼ500錠!

2018年02月10日 | 日々の風の吹くまま
2月9日(金曜日)。曇り。せっかくクロッカスがつぼみを出したのに寒波が来るという話。冬
の最後の足掻きだといいけどな。来週は予定がびっしりで忙しいんだから、雪なんか降らせ
ないで欲しいもんだけど、スーパーの店頭にはここしばらく見かけなかった融雪塩の大袋の
山。天気予報を見て調達したんだろうけど、やっぱり雪が降る可能性が大ってことなのかな
あ。あ~あ・・・。

朝ご飯の後は、今日こそ!の意気込みで脚本の最後の最後の最後の仕上げに熱中。いく
つもの場を入れ替えたせいで時期的な設定がずれたところを訂正したり、冗長な台詞を引
き締めてみたり。創作の推敲で一番厄介なのは、あまり意味がなくてよけいだったり、場が
だらけたりしそうだ思うやりとりがあっても、我ながら台詞回しが気に入っていたりすると、な
かなか「削除」キーを押す気になれないところ。それでも、断腸の思いは大げさだけど、バー
ジョンごとにもったいないと悩みながら何ヵ所も心を鬼にして削除して来た甲斐があったよう
で、バージョン7をもってワタシの「もしかしたら処女作」は完成・・・。

ランチの後で、カレシの薬を補充するのに、病院でもらった処方箋をコピーして行きつけの
薬局に持って行ったら、「家庭医の処方箋が必要です」。病院の処方箋の「継続」のチェック
マークを見てそのまま補充できるものと思ったのがどうやら勘違い。すぐに同じモールの中
にあるクリニックに駆けつけたら、受付の人が「本人が来ないと」。薬は明日の分しか残って
いないので、そこを何とかとお願いしたら、ちょうど診察室から出て来たスラニナ先生が事
情を聞いて「じゃ、ちょっとおいで」。診察室に行って、差し出した処方箋のコピーを見ながら
コンピュータにちょこちょこっと入力して、処方箋を印刷して、さっとサインして「はい、90日
分ね」。うわっ、いい先生だぁ・・・。

モールのらせん階段をぐるぐるぐるっと下りて薬局に戻って、ほやほやの処方箋を出したら、
薬剤師さんが「あらぁ、すぐに書いてもらえたんですかぁ」とびっくり。うん、最初のうちは診
察室までカレシに付添って行っていたので、先生もワタシを知っているからじゃないのかな。
5種類の薬を90日分なら全部で500錠近い錠剤を数えるわけで、「ちょっと時間がかかり
ますが、4時前までには用意しておきますね」と薬剤師さん。まあ、こうやって行ったり来たり
できるのも街中暮らしのおかげ・・・。

ゆめゆめ女の細腕を侮るなかれ

2018年02月09日 | 日々の風の吹くまま
2月8日(木曜日)。曇りがち後晴れ。気温はほぼ2桁で、冬中ルーフデッキに放置してあっ
たクロッカスとムスカリの鉢に、おお、小さなつぼみがちらほら。週末には冷え込んで、雪交
じりの雨が降るかもなんて言っているけど、春は確実に近づいて来ているというところかな。

まずは大きな鍋にランチ用のマッシュルームとライスのスープのミックスと乾燥きのこのミッ
クスを入れてとろ火にかけて、何とか脚本を仕上げようとコンピュータに向かっているうちに
午前中が終わり。できあがったスープはポルチーニきのこの味が生きて美味。2回分できた
ので、残りは週末のランチかな。オフィスに戻る前に、ポットロースト用の牛肉を玉ねぎや乾
燥ポルチーニきのこと一緒にスロークッカーに入れて、赤ワインとビーフストックを加えて、
「高」でタイマーを4時間半にセットして、後はお任せ。

カレシが、園芸の肥料にする血粉の箱が見つからなくて、地下駐車場のロッカーを探したい
から、積んである箱を動かすのに手を貸せと言うので、2人でロッカールームへ行って、狭
いところで段ボール箱を下ろしたり、積み上げたりして探し物。カレシは胸骨が完全に癒合
するまでは重いものを持ったり、運んだりできないので、力のいる仕事はまだワタシの役目。
この2ヵ月というものえっさえっさと重いものを運んでいたので、元々おチビのワタシの背丈
が何となくまた何センチか縮んでしまったんじゃないかという感じがするな。結局、探し物は
見つからなかったけど、たまにロッカーに行って、どんなもの(不用品)があるのか記憶をリ
フレッシュしておかないとね。

女の細腕と言うけど、いつの間にかワタシの二の腕の力こぶ、舐めたらあかんでぇというく
らいに筋肉もりもりのかっちかち。いっつも「それってsparrow’s kneecap(すずめのひざ小
僧)じゃん」(つまり「あってなきがごとしのもの」)と笑っていたカレシに、ほら、触ってみてよ。
硬いでしょ?すごいでしょ?「We Can Do It!」という、第二次世界大戦中の戦時動員で工場
で働く女性が拳を固めて威勢よく腕まくりしている有名なポスターの「やったるでぇ」みたい
なポーズをまねて、ほぉら、Rosie the Riveter(リベット打ちロージー)みたいでしょ?えっ、
火事場の馬鹿力だろうって?あのさぁ、カレシや、馬鹿力であれ何であれ、いざ!ってとき
に腕まくりできる奥さんを持ったアナタはすごい幸せ者だってこと、この先しっかりと肝に銘
じておいた方がいいと思うよっ。

マンション親睦会の新米幹事の初仕事

2018年02月08日 | 日々の風の吹くまま
2月7日(水曜日)。雨。今日は11月以来休止していた「コーヒークラブ」をワタシとドリスで
再開する日なので、ちょっぴり早起き。始まりは10時からだけど、準備のために9時過ぎに
買っておいたコーヒーとクッキーと布巾を持って1階のパーティルームへ。何かと裏方で世
話を焼いてくれている管理人のシェリーがドアを開けておいてくれたので、隣のオフィスに首
を突っ込んで、しばらくはシェリーとおしゃべり。最上階3戸のうち2戸は冬の間は留守がち
なので、12月にだんな様を亡くしたベルが最上階でひとりぼっちになるのが心配だけど、
気丈で頼みごとをしたがらない人なので・・・とシェリー。

シェリーが理事会が使っていいと言ってくれた大きなコーヒー沸かし器をオフィスから運んで
おいてくれたので、まずはコーヒーを入れる準備。コーヒー沸かし器を箱から出して、取扱
説明書をふむふむ。家庭用のコーヒーメーカーよりも簡単じゃないの。ドリスがクッキーのお
皿を持って現れて、続いてベル。お悔やみを言うよりも、しっかりハグする方が気持が伝わ
る感じがする。ドリスとワタシの漫才もどきのやり取りを聞いて、声を出して笑ってくれたの
でちょっと安心。コーヒーを15杯分作って、備え付けのマグをカウンターに並べて、大きな
お皿にクッキーを盛って、「コーヒークラブ」が3ヵ月ぶりに開店。

久しぶりすぎて出足はちょっと悪かったけど、途中でカレシが加わって、私たちと同じフロア
のエリザベスが加わって、休憩時間のシェリーも加わって、おしゃべりに花が咲いた。ドリス
はイギリス、ベルは北アイルランドの出身で、どちらも第2次世界大戦中に子供時代を過ご
したので、興味深い話が聞ける。最近の映画『ダンケルク』は爆弾が破裂するばかりでおも
しろくなかったそうで、特にドーバー海峡に近い町で大小のあらゆる船舶が海を渡って行く
のを見たドリスは「ぜんぜん話になってないわ」。まあ、英蘭仏米4ヵ国の合作映画と言って
も、結局のところはハリウッド主導の現代映画だからね。

正午前にお開きにして、後片付けをして、じゃあまた来月ね。でも、参加を増やすにはもうひ
と工夫が必要だな。新米幹事のワタシが「コーヒーとクッキーが無料の気楽な親睦会にぜ
ひお立ち寄りください」とかいうポスターを新しく作ったらどうかと言ったら、エリザベスが大
賛成。シェリーがコピーして掲示してくれると言うので、ひとつ考えてみようっと。

2人揃ってだらけていられた日

2018年02月07日 | 日々の風の吹くまま
2月6日(火曜日)。雨がち。ゆっくり起きて、ゆっくり朝ご飯を食べて、今日はカレシもスカイ
プレッスンがないので、2人揃ってオフィスでだらだら。カレシもコンピュータに向かっている
時間が長くなったな。1ヵ月前には1時間もしたらリビングのソファに座り込んでじっとしてい
たり、昼寝したりしていたのに。今日のランチはカレシが好きなクラマトジュースを使ったクラ
ムチャウダー。前はそのままとか、ウォッカとミックスしたりして飲んでいたけど、塩分が多
過ぎるから飲み物としては諦めてもらって、トマト味クラムチャウダーの調味料に。クラマト
チャウダー、酸味が効いて、とってもおいしいよ。

今日のワタシは脚本の最後の最後の仕上げに没頭。ファイルを開けて見るたびにどこかし
ら手を入れたくなるので、ちょっと目立つような変更を加えるごとにバージョン番号を変えて
行ったら、とうとうバージョン7。影として投影される形で登場する男2人のキャラクターのう
ち、出番とせりふの多い方を生身のキャラクターに変えたので、キャストは男3人、女3人、
プラス終始無言の影(男)の役ひとり。影から出た役の人が前バージョンの設定の通りに影
の役も受け持てるから、キャストの人数には変わりがないけど、そろそろ完成版にしないと。

カレシが、足の爪が伸びてトレッドミルで運動するのに新しいランニングシューズの中でつっ
かえると言うので、買い物に行っている間にシャワーを浴びてもらって、爪切りサービス。こ
の前切ってあげたのが大晦日だったから、ずいぶん伸びちゃったこと。指を傷つけないよう
に気をつけながら、深爪になっていたせいで前回うまく処理できなかった親指のぎざぎざも
きれいに切って、巻き爪にならないように全部平らに切って、やすりをかけて、終わったとこ
ろでちょっと足の裏をこちょこちょっ。あはは。これで厚手のソックスを履いてエクササイズが
できるね。

トレッドミルの運動に1階のジムに下りていくのはだいたい9時過ぎ。この時間になると誰も
いないことが多くて、カレシがトレッドミルに乗っている間、ワタシはバランスボールでヨガ風
に半ば瞑想しながらコアエクササイズ。背筋を伸ばして座って体のバランスを取っているだ
けなんだけど、これが効くのなんのって。背中がすっきり伸びて、おなかの脂肪が減って、
おまけにストレスも減って、カレシに付き合っての側杖ご利益としては申し分なし・・・。

上がったり下がったりは世の常なので

2018年02月06日 | 日々の風の吹くまま
2月5日(月曜日)。曇り時々雨。今日はちょっと早めに起きて、朝ご飯を食べて、ワタシひと
りでArts Clubの来シーズンのラインアップ発表会。引退する芸術監督ビル・ミラードの後を
継ぐアシュリー・コーコランのお披露目でもある。そのせいかBMO Theatre Centreのゴー
ルドコープステージはほぼ満員。そこで去年の暮れに辞めた(個人寄付担当の)レイチェル
の後任のヘレンと初顔合わせ。どっちかというとイケイケ型だったレイチェルとは正反対の
物静かなタイプ。何と今日が初出勤だそうで、初日にいきなりひと癖もふた癖もある古参寄
付者の相手とはタイヘン。

カナダ中あちこちを演出で飛び回っていたアシュリーが選んだ来シーズンの演目は、Arts
Clubを築き上げて来たビルのビジョンを継承して、カナダの作家の作品が満載。一番大き
いスタンレー劇場ではブロードウェイのヒットミュージカルなど知名度の高い作品を、グラン
ヴィルアイランドステージではコメディを中心に、一番小さいゴールドコープステージでは小
劇場の特長を活かして地元作家の新作や前衛的な作品を、と今までよりも明確に色分けし
た試みはいいね。ラインアップはかなり幅広い客層に受けそうな感じ。ワタシが一番楽しみ
にしているのは、崇拝するカナダの劇作家モリス・パニッチの『The Shoplifters』。いつか日
本語に訳したいと思っているんだけど、『万引きばあさん』なんてタイトルはどうだろうな。

ランチに間に合って帰って来たら、メディアはダウ平均が大暴落したというニュースで大騒
ぎ。史上最大の下げ幅だそうだけど、今日は月曜日だから、またも「ブラックマンデイ」って
ことか。かれこれ30年前に史上最大の下げ幅を記録した「ブラックマンデイ」は新しく台頭し
て来た金融工学とコンピュータが元凶と言われたけど、今回の暴落の元凶はアルゴリズム
取引らしい。まあ、今どきは何でもコンピュータのアルゴリズム任せで、自分で考えて判断し
ない風潮があるみたいだから、そのツケが回って来るようになったのかもしれないな。

ワタシの個人年金資金の中にある投資信託口座も、アメリカ株への投資が多いせいで減っ
たけど、カナダドル安に振れたおかげで下げ率は0.5%ほどで済んだし、逆にアメリカドル
口座の方は残高のカナダドル換算額が増えたので、You win some, you lose some。ま、
世の中、何にしても「捨てる神あれば拾う神あり」で、逆に「拾う神あれば捨てる神あり」も真
なりってことだから、ヘンに欲をかかなければ大丈夫なんじゃないかなあ。

アクシデントはいつどこで起きるかわからない

2018年02月05日 | 日々の風の吹くまま
2月4日(日曜日)。雨、曇り、晴れ・・・1日で雪と霧以外はぜぇ~んぶ。ほんっとにヘンな天
気。ゆうべカレシが運動している最中にランニングシューズが壊れたので、朝ご飯を食べた
ら一番にしょぼしょぼ雨の中をまずウォルマートへひとっ走りして新品を調達。日曜日なの
で道路は車も人もまばらだし少ないし、モールの店もほとんどが休業しているけど、ウォル
マート(と真下のSave-On-Foods)は朝7時開店。

壊れたランニングシューズは数年前まで旧宅のトレッドミルで使っていた古いもので、長い
こと放置していたので靴底やかかとのゴムやスポンジが乾いてひび割れしていたんだけど、
トレッドミルでスピードを上げて歩き始めたら、片方のかかとの底がパカっと剥がれて、一部
がポ~ンと吹っ飛んだのでびっくり。カレシはそのままカッパコン、カッパコンと歩き続けたけ
ど、もしも弾みでつんのめったりして、トレッドミルのパネルにでも胸をぶつけたら一大事に
なったかもしれない。切開してくっつけた胸骨はまだ完全に癒合していないんだから、アクシ
デントは何としても避けないと。

二階の衣料品や靴の売り場に直行して、「オレのサイズだったらどれでもいい」とカレシが
言うので、普通の(ダサい)運動靴の棚を見回してサイズ10のを引っ張り出したら、あっさり
「それでいい」。あのねぇ、そこにベンチがあるんだから、ちょっと座って試し履きぐらいしなさ
いって。いつものように「めんどくさい」と言うかと思ったら、さっとベンチに座って、片方の靴
を脱いで試し履き。合う?「うん、ちょうどいい」。ということで、ゴムひもで結んだ運動靴1足
を1階のレジまで持って行ったら、え?4割引き?うはぁ、やっすぅ~い。ま、安いのがウォル
マートなんだけど。

晴れ間の出た午後、近づくサイレンにつられて窓の外を見たら、2丁先のガソリンスタンドの
外で事故!何と街灯が車の上に倒れているじゃないの。どうも上に見えている白いバンが
ふつかって、たまたま交差点に近づいて来た黒い車の上に倒れたという感じかな。でも、街
灯のアームの角がボンネットに当たって、細い部分が倒れ掛かったフロントガラスは割れず
に済んだようで、車に乗っていた高齢カのップルは無事だったらしい。こういうアクシデント
は運が悪かったとしか言いようがないけど、怪我がなかったのは不幸中の幸い。まったく、
アクシデントってほんとにいつどこで起きるかわからないもんだよね。
   

冷蔵庫でカビが生えたバター

2018年02月04日 | 日々の風の吹くまま
2月3日(土曜日)。曇りのち雨。今日はまずは掃除。前はいつも週に3回の割でやっていた
のに、近頃はなぜかサボりがちになっていた床掃除。オフィスでは、ワタシのデスクの下に
もぐり込んで、箒で掃けない窓際の狭いスペースの床にたまった埃をダスターで掃除して、
後ろ向きに這い出すときにデスクに頭をゴッツン。ダイニングテーブルの下にはパンやクッ
キーのかす。キッチンの床には飛び散ったピーマンの種。園芸ルームは盛大に散ったゼラ
ニウムの花びら。はて、ここんちの主婦、いったいどんな家事をやってるんだか。

カレシがバスルームの掃除をして要る間、ワタシは掃き掃除をした床をモップでごしごし。床
掃除が終わったら洗濯機を回して、お気に入りのパンを買いにファーマーズマーケットへ。
ロビーで管理人のシェリーにばったり会って、きのうキッチンの油の処理方法の情報を送っ
てあげたので、しばしの間サーモスタットや窓の結露の問題や対策も含めてぺちゃくちゃ。
いろんな生活文化の人が住んでいるし、マンション暮らしは初めての人も多いから、円滑な
運営には何よりも情報発信が一番重要だと思うんだけど、「理事会はわかってくれないのよ」
とシェリー。「あなた、理事になる気ない?」と聞かれたけど、今月末の総会で立候補するの
はまだ早いような気がする。でも、将来は考えてみてもいいかなあ。

ランチの後で食品戸棚や冷蔵庫にまだ残っている「不要」食品の整理。使ってみようと思っ
て買ってあったココナツ油は、コレステロールを高める飽和脂肪が多過ぎるのでビンごとゴ
ミ箱行き。めったに使わないせいで中途半端に残っている調理料の類も、これから使うこと
はなさそうと思ったらリサイクル生ごみのバケツ行き。おお、冷蔵庫がすかすかになって来
たじゃないのと感心しながら、後ろの容器を出すためにバター入れを出したら、中のバター
に何か青黒いものが点々。うひゃぁっ、まだ半分以上あるバターにカビが生えてる!カビが
生えたバターを見たのは初めてだけど、チーズと同じ乳製品だからカビのひとつも生えるっ
てことだな。たまに少しだけ使うものだから、今度はスティックを買って来ようっと。

整理が済んだ冷蔵庫の棚はがら空きも同然の状態で、何だかさびしい感じ。でも、食生活
が変わったから、これからは今までと違うものでごちゃごちゃするんだろうな。ま、たまの冷
蔵庫の整理はいいもんだ。次は冷凍庫の整理と行こうか。

で、春は来るの?まだ来ないの?

2018年02月03日 | 日々の風の吹くまま
2月2日(金曜日)。雨のち曇り。今日はカレシに「8時半だぞぉ」と起こされた。かなり久しぶ
りにしっかり眠れたという気がするな。このところ時間的にはよく寝ているはずなんだけど、
ふと目が覚めると頭の中でニューロンの火花が盛大に散って眠りに戻れないことが多くて、
細切れに眠っていた感じ。それが、ゆうべは目が覚めても何となく瞑想的な気分になって、
ニューロンが火花を散らし始める前にすっと眠りに戻っていたような気がする。

今日はグラウンドホッグデイ。ずっと昔アメリカのペンシルベニアに入植したドイツ系移民が
持って来た風習だそうで、冬眠から覚めて巣穴から出て来たグラウンドホッグ(マーモット)
が自分の影に驚いて穴に戻ってしまったら「冬は後6週間」、(影が見えなかったので)穴に
戻らなかったら「春は近い」と天気占い。寒くて長い冬の愉快なイベントはカナダにも広がっ
て、今では各州に占いマーモットに任命?されたジリスがいる。BC州には絶滅危惧種に指
定されているバンクーバー島原産のマーモットがいて、3年ほど前にバイオレットがグラウン
ドホッグデイの主役に抜擢されたのはいいけど、いつも晴れ舞台の日は高いびきで冬眠中
なもので、ご託宣は(冬眠中は自分の影は見えないので)「春は近い」。

ということは、カナダのこっち端では、グラウンドホッグデイが来たら春はもうすぐそこまで来
てるってことかな。「バンクーバー島バイオレット」が寝坊なおかげで春が早く来るんだったら、
これからもグラウンドホッグデイだからって起こさないで、すやすや寝ていてもらおうよ。もっ
ともCBC放送のウェブ記事の最後には、バイオレットの写真の下に「どこのグラウンドホッ
グが何と言おうと3月20日には春が来るのよ」。あはは。こっちでは「春分の日」が暦の上
での公式の春の始まりだから、とどのつまりは春まで後6週間ほど。てことは、後6週間は
まだ冬ってこと・・・だよなあ。
   

そこで、ワタシのベッド脇のナイトスタンドの隅っこにいる我が家のバンクーバー島マーモッ
トに、グラウンドホッグデイに因んで「ニューウェストミンスターウェスリー」と名付けてあげて、
自分の影を見たかどうか聞いてみたところ、「おいらにわかるわきゃねぇだろうが。雨ばっか
り、霧ばっかりで、自分の鼻先だって見えねぇんだから」。一寸先は五里霧中ということかな。
何となく人生と似てなくもないような。それでも、春よ、早く来てっ!

痩せぎすに見えるのが嫌なんだって

2018年02月02日 | 日々の風の吹くまま
2月1日(木曜日)。雨。目が覚めたら8時半。ゆうべ芝居から帰って来たのが10時近くで、
寝酒でくつろいでから寝たのが11時半。カレシはぐっすり眠り通したそうで、手術してから
初めての本格的お出かけだったから疲れたんだろうな。雨の中を運転して、スタンレー劇場
まで1時間。送迎バスでレセプションの会場に行って、久しぶりに会った劇団の人たちや友
だちと立ちっ放しでわいわい。バスで劇場に戻って、席に着いて『Jitters』を楽しんで、幕が
下りたのは9時過ぎ。帰宅までの4時間のうちで座っていたのは半分で、レセプション会場
では階段の上り下りもあったから、いいところまで回復して来ているってことだと思う。

ゆうべは思いっきり笑って楽しんだから、今日は待ったなしの仕事日。解釈の誤りが何ヵ所
かあったけど、英語の原文が長ったらしい上に、コンマがヘンなところにあったりして、何と
も訳し難い原稿だったからしょうがないし、専門分野のテーマであっても翻訳は初心者の出
来としては合格点を挙げていいかな。期限は午後9時だったけど、4時には終わって翻訳者
に返送して、やれやれ。翻訳原稿と見比べながら校正するのに、PDF版の原稿の文字が
あまりにも小さいもので、拡大鏡をのぞいていたら目がしょぼしょぼ。

食欲が戻って、ご飯をおいしく食べられるようになったカレシ、久しぶりに体重計に乗って
「減り過ぎたぁ~」。まあ、元気なワタシでさえ3キロ以上減ったんだから、カレシの体重が減
らない方がおかしいけど、心臓発作を起こす前に減量目標にしていた体重より2キロもよけ
いに減ったとぶつぶつ。でもねえ、カレシの今のBMIは23(ワタシは21)は正常値の範囲
なんだから、別に問題はないと思うんだけど、カレシは「痩せぎすに見えたくないんだよ」。
何でも高校生の頃にガリガリに痩せていて、よくマッチョのグループにからかわれたんだそ
うな。(なるほど、それでボクシングをやったり、大学時代にはサーキットトレーニングに励ん
だりしていたのか・・・。)

体重を増やしたかったら、たんぱく質をもっと摂るとか、炭水化物やカロリーの高いものを食
べるとかしたらどうなの?と言ったら、「太れるものはコレステロールとか塩分が多いからや
ばいよ」。そんなの、食べただけ運動してどんどん燃やしてしまえばいいじゃないの。うん、
(脂身を取った)大きなステーキを胡椒焼きにして、フライドポテトをどっさりつけてあげよう
かな。

ちりばめた読点につまずいてばかり

2018年02月01日 | 日々の風の吹くまま
1月31日(水曜日)。曇り時々雨。1月も今日でおしまいで、明日から2月。早く春の訪れの
兆しが感じられるようになるといいな。まるで押し寄せる高潮にのまれたような12月に続い
て、1月も大波、小波の連続だったけど何とか乗り越えて、穏やかな凪の海に出た感じ。で
も、起きて朝ご飯の支度を始めたカレシが「ミルクがないっ」。いけない、きのうは配管の清
掃が午後遅くにずれ込んで買い物に行かなかったのに、冷蔵庫のミルクはカレシのナイト
キャップのココアに使っちゃったんだ。ということで、さっと着替えて5ドル札をつかんで向か
いのBuy-Lowへダッシュ。はあ、店がすぐそこにあってよかったぁ・・・。

今日は今年最初のオープニングナイトで、『Jitters』という、とある劇団のオープニングナイト
の舞台裏がテーマのコメディ。Jittersというのは不安や緊張で、いらいら、どきどき、そわそ
わしている状態のことで、「胃の中で蝶々がバタバタ」という表現もある。結婚式の前とか試
験が始まるの待っているときのなぁ~んとも落ち着かない気分。どれほどの舞台を踏んで
来たベテランでも、初演の夜は胃の中で蝶々が舞うんだそうな。それをコメディに仕立てて
笑い飛ばしてやろうと言う『Jitters』、はて、キャストの胃の中はどんなことになるのか・・・。

と言うわけで、夜は遊びで潰れるので、キャシーに最後の目通しをしてもらう脚本を印刷し
ながら、学術論文の英日訳の校正の仕事。テーマの分野が専門の博士が翻訳したので、
専門用語についてはまず問題ないと見て、それ以外の訳語の選択や原文の読解度、訳文
の流れ具合をチェック。最近やたらと目に付くようになった気がするけど、何でこう読点をち
りばめて文章をぶちぶちと切るんだろうな。ひどいのになると、「てにをは」ごとに読点を打っ
たような文もあって、読んでいるうちに視覚的につまずいてばかり・・・。

英語のコンマは、あるべきところにないと文章の意味が変わったり、不明瞭になったりする
から、どこにでもちょんちょんと打っていいわけじゃないんだけど、日本語の「読点」だって役
割というものがあって、英語ほどにはうるさくなくても使い方にそれなりの文法的ルールが
あるんじゃないかな。自分の日本語を読んでみると、読点があまりなくて長ったらしいから、
もしかしたら、今どきの日本の日本語はワタシが43年前に日本から持って来た日本語とは
もう同じじゃないのかも。言葉は世につれ、だし・・・。