リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

定年退職したサラリーマンもこんな気持?

2018年09月12日 | 日々の風の吹くまま
9月11日(火曜日)。雨、曇り、晴れ。明け方の最低気温がだんだんひと桁に近づいて来て、
もう早々と秋深しの感。でも、この冬はエルニーニョが戻って来るという予想で、そうなったら
寒波や大雪は勘弁してもらえるんだけどな。太平洋北西岸のこのあたりは「夏は涼しくて冬
は温暖」な西岸海洋性気候で、短い夏は乾期、冬は長い雨期。聖書のノアの洪水のジョー
クが出るくらい雨が降るところなのに、ラニーニャのおかげでこのふた冬ほどは寒波と大雪
に悩まされたから、そろそろ普通のびしょびしょの「温帯雨林の冬」に戻ってほしいな。

きのうお断りした校正レビューの話にばかていねいな返信があって一件落着。担当のコー
ディネーターは若い人のようで、何だかちょっとマニュアルっぽい対応だったな。まあ、大き
なプロジェクトを担当する部署だから、どうしてもチーム作業になって融通が利かないところ
があるのかもしれない。いつものコーディネーターさんはもう最初の会社から数えて2度の
合併、買収を経て20年近いお付き合いだから、けっこう阿吽の呼吸で効率よく行けるんだ
けど、まあ、世紀が変わって人間も変化しているわけだから、この業界のビジネス様式も変
わって来ているのかもしれない。旧時代の産物のワタシにはやっぱりリタイアの潮時だな。

ということで、本気で「はい、リタイア決定」となったのはいいんだけど、精神的にどっと緩ん
だ感じで落ち着かないからヘンな気分。定年退職して、次の日から満員電車に揺られて会
社に行って夜遅くまで残業しなくてもよくなったサラリーマンはうれしくて気持が弾むのか、
それともしばらくは調子が狂ってしまうのか、どっちなんだろうな。ワタシの場合は通勤とい
うものがなかったし、全盛期は仕事があれば月月火水木金金で徹夜も厭わず、毎日10時
間も12時間も働いて、仕事がなければ週末という変則的な暮らしだったから、「いつ仕事が
入ってくるかわからない」という常時待機しているような気構えが不要になるだけのことなん
だけど、それでも気持の切り替えはすんなりと行かない気がする。困ったもんだね、まったく。

でも、仕事をやめても(家事はするけど)「主婦業」はやらない方針だから、12月初めまでの
「休業期間」の間に頭の中に巣食っている「仕事魔」の亡霊を追い出して、遊びいっぱいの
リズムに慣れたら、やりたいことに熱中していいリタイア生活も軌道に乗るだろうと思うけど。

夢で終わらないかもしれない夢

2018年09月11日 | 日々の風の吹くまま
9月10日(月曜日)。雨が降ったり止んだり。ときたま青空がちょこっとのぞいたりして、いか
にも落ち着きのない空模様。窓から見えるクィーンズパーク地区の木々も鮮やかな黄色に
色づいた大木があったり、ちょっぴり赤い色合いになって来たものがあったりで、煙が晴れ
たらいきなり秋になったような感じ。

朝、いつものようにメールをチェックしたら、え?客先のチェックが入ったファイルをレビュー
してコメントに答えてくれって、ワタシは校正はやらないんだけど。普通は翻訳者が訳して納
品したものを翻訳会社の校正担当者が校正、編集して成果物としてまとめたものを客先に
納品する流れになっていて、ワタシはその前の段階で校正担当者からの質問に答えること
はあっても校正・編集が終わったら業務完了だから、客先からの質問に答えるのは(ワタシ
の翻訳に手を入れた)校正・編集者の仕事だと思うんだけど。そういうことだし、どっちみち
提示料金が低すぎるしで、時間がないのでごめんなさぁい。

別に仕事が入ってるわけじゃないけど、カレンダーは予定を示すフラグがぺたぺたで、この
先はけっこう忙しい。今日はArts Clubの新芸術監督アシュリーが舵取りをする新シーズン
の幕開けパーティ。名誉芸術監督になったビルが芝居小屋時代からほぼひとりでやってい
た業務を2つの新設ポストに振り分けて、言うなれば「トロイカ体制」。絶大な功績が残した
人の後を継ぐことの大変さを表現するのに「have big shoes to fill」と言うけど、大きな靴を
履かなればならないと言うことで、何とも言い得て妙。でも、アシュリーはまだ若いけどビル
のお眼鏡に適ったようだし、いきなり大きく軌道を修正することなく、ビルの薫陶を受けなが
らうまくアシュリー色を出して行くんじゃないかな。

新シーズンの展望についてのプレゼンの後で、新任の「准」芸術監督のスティーブンと「研
修」劇団第1期生Hardline Productionsの芸術監督兼俳優兼ライターのレイスに紹介され
て、またも「演劇を通じた先住民文化の交流」という夢をぶち上げたら、特に先住民の血を
引くMetisのレイスがまだ具体性のない構想に関心を持ってくれて、これはもう大企業の自
画自賛の翻訳なんかやってるときじゃない、本気でリタイアして夢の実現に向けて突進しな
くちゃという気持になってしまった。カナダと言う「ローカル」の演劇界の役者さんや裏方さん
は好きでこの道を選んだプロ意識の高い人たちだけど、話をしてみるとほんとに楽しくてい
い人たち・・・。

もうちょっと責任を持ってよね

2018年09月10日 | 日々の風の吹くまま
9月9日(日曜日)。曇り時々雨。気温は15度と肌寒いけど、大気の質は指数(AQHI)がこ
れ以上良くならない「1」。バルコニーに出て深呼吸しながら下の6番ストリートを見たら普通
の日曜日の風景(交通量が極端に少ない)。きのうのストリートフェスティバルはリカバリー
デイとか言って、薬物その他諸々の依存症だった人たちがそこから脱却したことを互いに祝
い、依存症の危険について社会を啓蒙するという主旨なんだって。

それはそれで立派と思うけど、何で道路に仮設ステージを2つも作って、ロックバンドが1日
中ズンドコズンドコやらなきゃならないんだろう。大きな公園ならまだしも、一般道路を長時
間閉鎖して、周囲で生活している人たちにはおかまいなし。それどころか、自分たちはこん
なにすばらしい「社会福祉活動」に勤しんでいるんだから、「苦労知らずの一般人」は我慢す
べきだと言わんばかりの態度。いや、音楽がないと盛り上がらないからと言うのはわかるん
だけど、窓ガラスがびりびりするほどの大音量が必要なのかってことなの。それにしても、ど
うしてこう何でもかんでもストリートフェスティバルにするのかと思うんだけど、これも大学で
イベント企画とかで学位を取って来た人たちが増えたせいかな。だからどれも似たり寄った
りなのかもしれない。

でも、きのうは7時ごろに帰って来たときは外は静かになっていたし、ステージやテントの撤
去作業も一見ちんたらやっているようでも9時過ぎにはほぼ終了して、予定の10時前に道
路封鎖が解除されたから、ちょっと感心。というのも、第1回目だったおととしはろくに後片
付けもせずに引き上げてしまって、6時のはずの道路封鎖解除が真夜中を過ぎたし、去年
も道路のど真ん中にステージの一部を残して行って、道路は11時過ぎまで通行止めだっ
たので、今年もどうせそうなると予想していたところ。たぶん片付ける時間が足りないとか何
とか言い訳したもので、今年は道路封鎖の時間を延長する代わりにきちん後始末をするよ
うに釘を刺されたのかもしれない。

それにしてもいい加減だと呆れるけど、フェスティバルの主催者を考えたらさもありなんかな。
悪いけど、そういう性分だから薬物やアルコールの依存症になるんだよ言いたくもなるわけ
で、今たとえ依存症から脱却できても、無責任な性格が変わらなければ、いずれまたぞろっ
てことになるんじゃないかと他人事ながらちょっと気になるな。

たまには爆買いもしてみるもんだ

2018年09月09日 | 日々の風の吹くまま
9月8日(土曜日)。雨が降ったり止んだり。今日はまた下の6番ストリートでフェスティバル
があって、午前6時から道路閉鎖。起きたらもう仮設ステージができていて、大きなアンプを
何台も据え付けているところ。正午から午後5時までという話だけど、その間ぶっ通しでズッ
ドン、ズッドンとやられるのはたまったもんじゃない。さっさと掃除を済ませて、11時半には
ショッピングにバンクーバーへ車ですたこらさっさ。ストリートパーティ難民って感じ。

まずは切らしているブードルズ他のお酒を買うのにオークリッジまで行って、モールのファミ
レスWhite Spotでランチをしてから、州営の酒屋の旗艦店でブードルズ2本、スコッチ1本、
レミ2本。ここから建設中のマンションが並ぶキャンビーストリート経由でブロードウェイ下の
Save-On-Foodsの地下駐車場に移動して、1町先のBest Buyでラップトップ用バッグ2個
(ワタシ用はキカイと同じ色、カレシ用はポケット満載の厚めの黒いバッグ)、USBハブ(ワ
タシ用)、SDカード5枚。車のトランクに買い物を入れて、今度はカレシのジャケットを買い
に地下鉄でダウンタウンのパシフィックセンターへ。

ここではカレシがこれ!と言うのを見つけるまで紳士服の店をはしご。なかなか気に入るも
のがなくて、最後に入ったのが(たぶん一番高い)老舗のHarry Rosen。他の店では品物
に触っていても誰も来なかったけど、ここでは男性店員(アドバイザーだって)がさっと寄って
来て「スーツをお探しですか」。カレシが「ジャケットが欲しい」と言うと「ご予算は」。カレシが
「気に入ればいいんで、予算は別にない」なんて言うものであれあれと思ったけど、店の端
から端まで次々と試着して行って、「これがいい」と言ったのがマウリツィオ・バルダサーリの
ブルー系で手触りのいいジャケット。うん、ゆったりしたサイズなのにスリムに見えていいね。
(ここで初めて値札を見て、うはぁ。ま、いっか。)

地下鉄でブロードウェイに戻ってMilestonesで夕食をして帰って来たけど、買い物が趣味
で買い物に行って散財するなんてことのない2人としては、今日はほんとによくまあ「爆買い」
したねえ。まあ、どれも必要なもの、買いたいものだったからいいけど、値札を見ないで気
に入るものを探すのって、ちょっとスリルがあって、見つけたときは痛快な気分になるもんだ
ね。もっともごくたまのことだからなんで、いつもあたりまえにやっていたらおもしろくも何とも
ないかもしれないね。

耳の手当ては終わり、歯の手当ては先延ばし

2018年09月08日 | 日々の風の吹くまま
9月7日(金曜日)。晴れたり曇ったり。東から北にかけての山並みの輪郭がはっきり見える
から、煙が遠のいたってことで、きのうまた発令された大気汚染注意報も早々に解除。夕方
からしょぼしょぼと雨が降り出して、週末から向こう1週間は雨がちになるという予報。うん、
いよいよ秋深しだな。

今日はカレシが午前9時50分にドクターの予約。火曜日に診てもらいに行ったら耳あかが
がっちり詰まったいわゆる「耳垢栓塞」。感染症はないので、まずは耳あかを柔らかくする薬
を買って来て取りやすくしてから3日後においでとのことで、オリーブ油ベースの点耳薬を見
つけて来て、1日2回くらい耳の穴にしゅっ。綿棒で少しは取れるくらい柔らかくなったようで、
スラニナ先生がポンプで耳の中に水を入れて洗い流したら「きったない塊がぼっこぼこ出て
来た」。出て来た水はオレンジ色っぽいし、出て来た耳あかの塊は黒かったり茶色かったり
だし・・・と、聞いているだけでAw, gross(きもっ)。でも、聞こえてない振りしたってもう通用
しないからねっ。

ワタシの方は歯医者のジー先生のオフィスから「奥歯、壊れていた?」と電話。いや、壊れ
るところまでは行ってないけど、ひびが入っているから抜くしかないって。で、早ければ早い
方がいいと言われたけど、旅行にでかけるので、硬いものを噛んだり歯軋りしたりしないと
約束するから、早くて12月、できたら1月まで待ちたいんだけどとくどくど言ってたら、あっさ
り「じゃあ1月になったら電話しますから、そのときに日にちを決めましょうね」。おお、ぜひ
ぜひそうして、そうして。歯を抜いたばかりの顎を押さえながらバケーションもクリスマスもな
いだろうと誰だって思うもんね。まあ、これで1月まではしっかりと遊びモード。やれやれ。

11月のクルーズでは、出発地の香港でカレシのスカイプレッスンの生徒2人(カップル)に
会うために本来の予定よりも1日早く入るんだけど、空港からホテル(九龍のシャングリラ)
までの足がイマイチ不確か。心配したカレシがエージェントのジェフに問い合わせて、出航
前3日以内の到着ならクルーズ会社が世話をしてくれるとわかって安心したけど、「空港で
会おうなんて考えない方がいいよ」とジェフ。うん、すれ違ったらえらいこっちゃ。2人にとっ
ては「パッケージ旅行」は初めてなので、わからないことがいっぱい。でも、カレシや、日本
行きの方の準備のが先じゃない?

マイクロソフトに歯軋りしたわけじゃないけど

2018年09月07日 | 日々の風の吹くまま
9月6日(木曜日)。晴れ。何だか煙ったい臭いがしてるけど、今度は主に南の方がもやも
やが濃いので、アメリカ側で燃えている森林火災の煙なのかな。こればかりは輸入禁止に
するわけには行かないから困ったもんだ。まあ、明日あたりから雨がちになるという予報に
望みをかけるしかないかな。気温方は夏のぶり返しで、きのうも今日も27度前後。この温
度、2、30年前には猛暑だ、酷暑だと騒いでいたのに、今は外に出てもそんなに暑いと感じ
ないから不思議。この夏は何日も30度を超えたもので、体の温度感覚が変わってしまった
のかも。

今日は午後に歯内治療専門の歯科医の予約があるので、午前中に洗濯機を回しながら、
マイクロソフト様からの「忠告」を無視してラップトップにインストールしたChromeの設定。
デスクトップでブックマークを整理して、スマホも合わせてデスクトップと同期化。特に必要
のないブックマークはFirefoxに移動して、銀行やブログ、gmail以外のメールアカウントの
ログイン画面を旅行先からアクセスできるようにFirefoxからコピー。ラップトップは画面が
小さくて表示される数が違うので、アクセスの多いものがいつも全部表示されるように、そ
れぞれの名前を短縮してから並べ替えて、おしまい。これでネットを使いやすくなって、マイ
クロソフトにあっかんべぇ~。

洗濯物を乾燥機に入れて、ランチを済ませて、でかけるしたく。徒歩と電車の乗り継ぎで片
道1時間15分はかかるから帰るのは早くても5時ということで、カレシが「駅のスシ屋から晩
ご飯をテイクアウトして来いよ」と提案。ニューウェスト駅は細長いモールの中にあって、そ
こにTogo Sushiというテイクアウトチェーンのスシ屋がある。握りと刺身のネタは定番のマ
グロとサーモンだけど、けっこう厚く切ってあるし、シャリが小さめなのでわりとおいしく食べ
られるから、急ぐときの晩ご飯を調達するには便利。うん、今日の晩ご飯はスシとサシミの
弁当ボックスってことで・・・。

問題の奥歯(一番奥)はやっぱり根の方にひびが入っていて、抜かなければならないとのこ
と。若いパーク先生に急を要するのか聞いたら、「早ければ早い方がいいけど、6ヵ月が限
度ね」。まあ、痛くないんだし、すぐに予約は取れないだろうと思うから、硬いものを噛んだり
歯を食いしばったりしないように気をつけてさえいれば、旅行の後まで待ってもいいんじゃな
いかと思うけど。だって、歯を抜くのって痛そうだもん・・・。

マイクロソフトよ、だいじょうぶ?

2018年09月06日 | 日々の風の吹くまま
9月5日(水曜日)。晴れ。遠い郊外のほうはまたちょっと煙っぽい感じだけど、ニューウェス
トの空気の質はまあまあ。今日は月例のコーヒークラブで、15分くらい前に1階のパーティ
ルームに下りて行って、コーヒーとクッキーの準備。来月はワタシが留守になるので、場を
取り仕切ってくれる相棒のドリスと同じフロアの仲良しのエリザベスにコーヒー沸かしのセッ
トの仕方を伝授。ちょうどコーヒーが沸いたところで、トリッシュやミスティ、エイミーが加わっ
て、さらにカレシもやって来て、にぎやかに内輪話。

正午にお開きにして、後片付けをして帰って来て、軽くランチ。今日は新しいラップトップの
Windows 10をアップグレードする作業があって、先週はスカイプの更新でカレシがマイク
ロソフトに毒づいていたけど、今日はワタシの番。Edgeとかいうブラウザが気に入らなくて
Chromeをダウンロードしたんだけど、「Microsoft Storeが認定したアプリじゃないからダメ」
みたいなメッセージが出てインストールされないもので調べてみたら、Surfaceのラップトッ
プに入っていたバージョンがWindows 10 「S」というやつで、Microsoft Storeにあるアプリ
しかインストールできない仕組み。どうやらライバルのMac App StoreやGoogle Playを
まねたらしいけど、これじゃあ他のキカイでビジネスなんかに使っていたソフトをインストー
ルできないわけで頭に来る。

まあ、SバージョンやSモードでは使えるソフトが限られるので猛烈な苦情の嵐が来たよう
で、Windows 10 Proへのアップグレードを(当面は)無料で、となったらしい。さっそく実行
してChromeをインストールしようとしたら、「Edgeの方が早いし、安全だし、バッテリも長
持ちするのに、ほんとにいいの?」とうるさくて、しまいに笑っちゃったけど、「いいからイン
ストールして」みたいなボタンをクリックして、(邪魔なメッセージを無視して)デフォルトブラ
ウザに設定して、デスクトップのChromeとシンクロナイズさせて同じブックマークを使える
ようにしたけど、何なんだろうなあ、もう。

スカイプだって旧バージョンを強制停止して新バージョンに切り替えさせようとしたけど、ス
ピーカーの選択機能がないままで押し切ろうとしたから、ここでも非難轟々。強制停止の日
が来ても停止せずにそのままなもので、レッスンに使えなくなると困ると(デスクトップは旧
バージョンのままで)Surface Bookだけ新バージョンに切り替えたカレシは「使えないもの
を押し付けるとはけしからんっ」。それにしても何か焦っている感じがするんだけど、大丈夫
かマイクロソフト?

リタイアしたら何をしようか

2018年09月05日 | 日々の風の吹くまま
9月4日(火曜日)。晴れ。連休明けで、日本で言えば4月1日みたいなものかな。小中高大
学と一斉に新学年。学校ゾーンの速度制限が夏休みの間の50キロから30キロに変わる
ので、あちこちで登校時間にお巡りさんが出て啓蒙と違反摘発。スピード違反で止められて
警告を受けるドライバーのトップは子供を送って来た親たちだというから、ええっ?と言う感
じだけど、夏の間1日中家にいた子供たちが学校に戻るのがうれしくて、ついスピードが出
ちゃったとか?

今日は仕事なし。きのう最後のファイルを送ったついでに再来週から11月末まで休業する
と知らせておいたので、実質的に今日から仕事なし。長い休み、ばんざぁ~い。いつものよ
うに「遊びモード」への切り替えにちょっともたついたけど、毎日が遊びモードになれば「切り
替え」そのものが不要になって、すぐに「仕事モードって何?」てなことになるんじゃないかな。
このまま12月末(=年度末)で公式にリタイアすれば、その先は長ぁ~い、長ぁ~い休み。
心置きなく芝居の脚本書きや老後プロジェクトに夢中になれるし、マンション内装のリフォー
ムも仕事の予定を気にせずにやれるし、何よりも何よりも納期に追われてあたふたすること
がなくなるってのが魅力。

日本語と英語の間を往来する翻訳と言う仕事から足を洗ったら、すでに日常では話すこと
も聞くこともほとんどなくなって劣化が甚だしく、何とか読み書き(タイプ)だけでつながってい
る「日本語」がさらに遠くなるんじゃないかと言う懸念が心の隅にいつもあって、完全リタイ
アをためらっていたんだけど、Arts Clubとの関わりから、ワタシの「母なる地」である北海
道の先住民アイヌ民族とワタシの「養母国」であるカナダの先住民族の、それぞれの演劇
作品を翻訳することで、両者の民族文化交流の橋渡しをしたいなあ考えるようになって、こ
れだとリタイアしても「翻訳」から離れるわけじゃないんだと膝を打ってすっきり。

今のところはまだアイデアでしかないけど、最近のArts Clubのパーティやイベントで誰彼
かまわず「夢」として語っていたら。まじめに関心を示して聞いてくれる演劇人がかなりいた
し、生まれ故郷で郷土史の普及に関わっている親友が協力してくれそうなので、リタイア後
のプロジェクトとしてぜひやってみたいね。どこまで行けるのかはまだ五里霧中(夢中)だけ
ど、フリーの翻訳稼業にだって後先を考えずに飛び込んだわけだし・・・。

もう、やぁ~めたぁ

2018年09月04日 | 日々の風の吹くまま
9月3日(月曜日)。晴れ。三連休最終日のレイバーデイ。静かだなあ。日本のお盆と同じで、
午後になるとUターンラッシュが始まって、国境もハイウェイもフェリーも大混雑。でも、空港
が混雑しているという話を聞かないのは、ほとんどが車で遠出する程度ってことかな。まあ、
いくら国内旅行でも、広いカナダで東部の方に行って帰って来たら、明日から始まる新学
年に子供が時差ボケのままで登校ってことになりかねないかな。

今日のワタシは最後の最後のがんばりの日。前年版の原稿を下敷きにしてやることになっ
ていたけど、その英文と来たらあまりにもこってこての直訳英語なもので、文体を合わせよ
うにも合わせようがない。しょうがないから、固有名詞を拾う以外は前年版は無視して、「ワ
タシ版」でやったら、やっとこさすいすい。途中で買い物に走って、ご飯の支度をして、ご飯
を食べて、あやうく食洗機を回すのを忘れそうになりながら、最後のファイルを送ったのは
最終期限1時間前の午後9時で、んっとにもう、くたびれた。

うん、これでほんっとにおしまいにして、ほんっとに天地神明に誓って、もうリタイアするっ。

風船が萎むようにやる気がしゅ~っと

2018年09月03日 | 日々の風の吹くまま
9月1日(土曜日)。晴れときどき曇り。夏最後の三連休の初日。あさっては学校に戻る若い
人たちや家族が遊び納めに出かけてしまったようで、マンションの内も外もいたって静か。
バンクーバー島へ行くフェリーがよりによってこの書き入れ時に4便も欠航になって、トワッ
センのターミナルは大混雑。とうとうい駐車場が満杯になって「車で来るな」というお達しが
出る始末。バスかタクシーで来いって、たしかに車なしでも乗れるけど、カーフェリーだから
みんな車で行くんじゃないの?ま、国境も長蛇の(車の)列で、いうなれば日本のお盆みた
いなもんかな。

とりあえずしっかりと床の掃除をして、ごみを処理して、手早くランチのスープの仕込み。最
近スーパーに出回り始めたセロファンのチューブに豆類や雑穀類と乾燥野菜やスパイスが
層になって入っているもので、そのまま大鍋に2リットルから2リットル半の水と一緒に入れ
るだけのものや、自分で肉類やイモ類やにんじんなどの野菜を切って加えるものがあって、
1時間半から2時間ことこと煮込んで、好みで塩コショウの味付けを調節すれば出来上がり。
2人暮らしにはランチ3回分のスープやチャウダーが出来るので、2回分は冷凍しておけば
忙しいときに便利。

ランチの後は夕ご飯の買い物と料理と食べる時間以外はねじり鉢巻でキーをバンバン。何
ともこそばゆい美辞麗句がてんこ盛りの広報文書で、前年の記事を踏襲しろという指示。や
り難いんだよなあ、こういうの。翻訳者のスタイルは十人十色で、自分のスタイルと合わな
いとほんっとにやり難いったらない。機械翻訳しちゃいなよと言いたくなるくらい・・・。

☆☆(仕事、しないと・・・)☆☆

9月2日(日曜日)。晴れ。三連休の中日。あたりは商業地域なのに、ときたま中年暴走おじ
さんのバイクが轟音を立てて走って行く以外は、ほんっとに静か。大気の質も普通のレベル
に落ち着いたようだし、1年で一番大きな節目という感じ。

カレシがこの2、3日耳が痛いからスラニナ先生の予約を取ってくれというので、朝一番に連
休明けの火曜日の朝に予約。クリニックが休みでもオンラインで日時を選んで予約できるの
がIT時代のいいところかな。もともとカレシは耳垢が溜まりやすい性質なんだけど、ヘッド
フォンをしていることが多いし、先月は長いこと煙で空気が劣悪だったから、感染症でも起こ
したのかな。あと1ヵ月で飛行機の長旅だから、今のうちに手当てをしておかないとね。

きのうの続きで朝からがんばって、今日の午後5時が期限のファイルを何とか全部やっつ
けた。きのうは1日中これを最後にもうリタイアする!と気持を奮い立たせながら何とか納
期に間に合うペースを維持していたけど、enough is enough(もうたくさん)という気分。発
注元からの入稿が遅れていた最後のファイルが来ていて、2日遅れたのに納期の延長は
半日だけ。おまけにそんなときに限って打診して来たエンタメ関係の案件についふらふらと
なびきそうになって、でも無期限に継続ということで、こりゃあ引き受けたらリタイアするきっ
かけをつかみ損ねそうだと思い直して、「残念ながらノー」の返事。

今回は何だかこれまでとは比べものにならないストレスになっているようで、秋空にぽこぽ
こと浮いている白い雲を見上げていて、働き詰めに働いて来て、定年になっても行きたかっ
た旅行にほとんど行けないまま逝ってしまったママのことをふと思って、つい何でこんなこと
をまだやってんだろうと言う思いがむくむくとわいて来て、ほんとにやる気が風船が萎むみ
たいにしゅ~っと萎んでしまった感じ。考えてみたら、腕一本でのフリーランス稼業も29年
目の半分を過ぎたわけで、ワタシの中で何かがぷっつんと切れたのかもしれない。うん、こ
こいらで本気になって今年度末をもってリタイア!と決めちゃおうじゃないの。きっと神さま
が決断する時だよって言ってくれてるんだと思うから。

サマータイムはやめといた方がいい

2018年09月01日 | 日々の風の吹くまま
8月31日(金曜日)。曇りときどき晴れ間。明日から9月でレイバーデイの三連休。火曜日
から学校が始まるけど、学年の間の休みで宿題がないから、子供たちには遊び納めの三
連休。いろんな研究調査によると、長い夏休みの間に子供たちは休み前に学習した知識や
スキルの1ヵ月から2ヵ月分を忘れてしまうらしい。長い夏休みは国民の大半が農業に従事
していた時代に決められたそうだから、農業人口がひと桁になった今は意味がなくなったと
言えるかな。特に共働きが普通になった今の社会環境では、親が1年を通して仕事に出る
わけで、余裕のある家庭ならキャンプやサマースクールに子供を送れるだろうけど、そうで
ない「働く親」にとっては長い夏休みは頭痛の種。

けさのBBCニュースによると、EUがサマータイム廃止の方向に動き出したそうで、これで
北米でも廃止の方に弾みがつくかな。夏に(人為的に)夕暮れを1時間遅らせて日照時間を
増やす制度は、戦争中には生産性を高めるといった理由とそれなりの恩恵があっただろう
けど、技術革新で省力化が進んだ今はそんな必要はないよね。ワタシがカナダに来た頃は
4月末だった夏時間への切り替えが今は3月始めなのは、レジャー産業が後押ししたから
だと言われている。つまり、仕事が終わってもまだ日が高いからゴルフでもして(お金を使っ
て)もらおうと言う魂胆だったわけだけど、四六時中スマホやPCの画面を睨んでいる今ど
きの人たちには、日がいつ登ろうが沈もうが「関係なぁ~い」。学校の長い夏休みと同じく、
サマータイムも時代に合わなくなった無用の長物ってところかな。

日本でそのサマータイムを導入しようと言う動きがあるそうで、オリンピックで(大勢が外国
から来る)選手たちが猛暑の中で熱中症になったら世界に顔向けできないから、そうならな
いように時計を操作して涼しいうちに競技をさせようという狙いらしいけど、40年以上付き
合って来た経験から言うと、「やめときなよ」のひと言に尽きるね。だって、夕暮れを遅らせ
てみても、夜遅くまで残業、残業じゃあそもそも意味がないし、慢性的に睡眠不足の日本人
たちには生理的に向いていないと思うもの。

まあ、傍から見ると、猛暑になるとわかっている真夏にオリンピック開催を決めておきながら、
「もし猛暑で選手が倒れでもしたら世界での日本の評判にかかわる」という世間体の方が心
配で、国民の健康やニーズは眼中にないという感じなんだけど。