リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

牡牛座には華々しい幸運が待っているらしい

2019年05月16日 | 日々の風の吹くまま
5月15日(水曜日)。☀☀。きのうの雨から一転して初夏らしい天気。ただし、夜にはまた雨と言う予報。この週末はビクトリアデイの三連休なんだけど、こっちもあまりぱっとしない感じで、ほんとに落ち着きのない空模様だこと。

東京の先生からの「リクエスト」をArts Clubの芸術監督アシュリーに伝えたら、とんとん拍子で話が進んで、名誉芸術監督になった前任のビルやBMOセンターで同居している別の劇団の芸術監督まで加わってどんどんプランが練られて行って、そのメールのやり取りをワタシにもCCで送ってくれるもので、びっくりするやら、感激するやら。カナダの演劇界では関係者がみんな縦横につながっているのは知っていたけど、これほどツーカーの風通しとは思わなかったな。ワタシは勝手に弟子にしてもらったつもりでいる先生のリクエストをリレーしただけで、お金を出して楽しんでいるだけの一介の後援者に過ぎないんだけど、最近アシュリーや専務理事のピーターが前よりもずっと踏み込んだ話をしてくれるようになったし、ワタシが気づかないところで何か変わって来ているのかなあ。

まあ、ワタシの人生って、振り返ってみればいろんなところでいろんなことが自分が気づかないうちに変わったなんてことがよくあった。そういう変化に自分でもそうと気づかずにいつのまにか順応していたりするところが極楽とんぼたる所以なんだけど、もしかしたら星の巡りがいいのかもしれないな。先ごろの小町横町で見たのが、50歳になる牡牛座の人の占星術の本に天王星が牡牛座に入ってこれから7年居座るために人生の大変革や衝撃的なことが起こると書いてあって怖いという投稿。ワタシもばっちり牡牛座だけど、ワタシが見たバージョンにはこれから数年の間にすばらしい変化がたくさん起きると書いてあったけどなあ。ま、ワタシは占いの類はポジティブなことしか信じないもので、運気が低下するとかいうネガティブな部分を見逃したかもしれないとしても、知らないことは幸せでいいと思うけどね。

ただし、華々しくポジティブな予言が満載であっても、口をあけて幸運が飛び込んでくるのを待っているのは愚の骨頂。果報は寝て待てというけど、それは真っ赤なうそ。ラテン語でcarpe diem、英語ではseize the day(その日をつかめ)と訳されている語句があって、ワタシの勝手な解釈では「目の前のチャンスをつかめ」。どんなにすばらしい幸運が待っていても、自分から迎えに行ってやらなければせっかくの幸運とすれ違いになってしまうかもしれないってことだけど、はて、ワタシの人生、ほんとに何かが変わりつつあるのかなあ。興味津々・・・。


どうしていつも奥さんの役目になっちゃうの?

2019年05月15日 | 日々の風の吹くまま
5月14日(火曜日)。☂☂☁。寒いっ。パーカを着込んで雨の中をウォーキング。でも、気分爽快なのはきのうの夕方に元気の出るひと騒動が持ち上がったおかげ。晩ごはんが終わったばかりの頃、同じフロアのエリザベスが困った顔で「車がスタートしなくなって、モールの駐車場に置いて来ちゃったんだけど、どこかレッカー車の会社、知らない?」と言って来た。メトロタウン近くのモールに行って、いざ帰ろうとしたらエンジンがかからなくて、電車とバスを乗り継いで帰って来たという話。カレシが「キーを回したときどうだった?」と聞くと、「カリカリッと言うだけだったの」。あ、バッテリが上がっちゃったんだ。「うちのブースターケーブルを持って行ってジャンプスタートしてあげるよ」とカレシ。

というわけで、すぐにエリザベスを乗せて彼女の車があるモールへひとっ走り。駐車場では幸いバックで入れてあったので作業には支障なし。私たちのケーブルはわりと短いので、睨み合いみたいに止めないとバッテリに届かなくてお手上げになる。エリザベスが車のことはわからないと言うので、型式は違っても同じトヨタだからと見当を付けてフードを開けるレバーを見つけて引いて、手探りでラッチを探してえいっとフードを上げて、準備完了。カレシとああだこうだ言いながら、まず赤いクリップをあっちのバッテリ、次にこっち、黒いクリップはこっちとつないで、最後にあっちでアース。こういう役目がなぜいつもワタシに回ってくるのか不思議だけど、緊急時はさしあたっての手当てが先決なので、まだ答は出ないまま。(ほんとにどうして?)

カレシがエコーのエンジンをかけて、しばらくしてから「エンジンをかけてみて」。エリザベスが車に乗り込んでキーを回したら、おっ、一発で始動。ちょうどエンジンがかかるだけのパワーがなくなったところだったようで、「うちのもいつもこうだったら楽だったのになあ」とカレシ。

喜んでいるエリザベスにちょっとハイウェイを飛ばして来るといいよとアドバイスして帰って来たけど、最近の車は黙っていても電力を消耗する電子機器が満載なので、車を使わないでいるといざというときにバッテリがぁ~と言うことになるから、便利になったんだか、不便になったんだか。でも、想定外のハプニングのおかげで、何となくパワーダウンしていたワタシのバッテリも充電してもらった感じ。(パワーが下がるのに「上がる」と言うのはどうして?)


薄曇りになって気分もどんより、だらだら

2019年05月14日 | 日々の風の吹くまま
5月13日(月曜日)。☀☁。朝は晴れていたけど、だんだんに薄い雲が広がって来て・・・まてよ、何か霞っぽい感じだけど、まさか内陸の森林火災の煙が流れて来ったんじゃないだろうなあ。そう思うと何となく煙っぽい臭いがするような、しないような。気のせいだろうけど、森林火災はもうすでに20ヵ所以上で発生していて、そのほとんどが焚き火などの人為的な原因というから・・・。

急に涼しくなったもので、Tシャツを2枚重ね着して朝のウォーキング。ロビーに下りたら、2階のセレストと6階のウェインが談笑中だったので、通りすがりに威勢よくおっはよぉ~。我が家のあるマンションにはひとり暮らしの高齢者が何人か住んでいて「仲良しグループ」のようになっている。ワタシもエレベーターやロビーで顔を合わせて世間話を交しているうちにいつの間にか仲間になった感じだけど、ほぼ同年代なので、今どき風の日本語で表すなら「ばば友」、「じじ友」ってところかな。自分が住むフロア以外は自由に行き来できないので、暖炉(夏は冷房)とソファがあるロビーが社交場になっていて、ワタシも買い物に出る途中でおしゃべりに加わって道草を食ってしまうことがよくある。

黒1点?のウェインはちょっと見には気難しそうだけど、親しくなるととってもいい人で、ごみルームから空き瓶、空き缶を集めてはリサイクルデポで返却されるデポジットを稼いでいる。マンション規約上は微妙なところだけど管理組合は黙認。前任の管理人が気を利かせて専用の容器を置いたら、酒屋やリサイクルデポに持って行くのがめんどうくさいからとごみ捨てのついでに入れて行く人が増えて、大きな容器がビールや清涼飲料の空き缶で溢れることもある。道路で大きな袋をいくつも提げて歩いているウェインに出くわすと「いい運動だよ」と笑うけど、けっこういい小遣い稼ぎになっていそう。でも、マンションの住人にとっても手間を省いてくれるありがたいサービスなのは確か。

薄曇りになって気分も何となくどよぉん。そういう日はヘンにやる気を起こさないでだらだらするのが一番とばかり、クロスワードパズルをしたり、カレシが作ってくれた(今のところ)4枚の「マイCD」を聞きながらケースに入れる曲目リストを作ったり。90年代のロックがもう懐メロになっている今では70年代、80年代のはもろに「先史時代の懐メロ」だろうけど、まだ根強い人気があるらしい。そりゃそうでしょ。激動の時代を生きたベビーブーム世代の(ワタシにとっては幻の)青春を彩った「音風景」なんだから。


カナダに根付いて44年の極楽とんぼは侵略的外来種?

2019年05月13日 | 日々の風の吹くまま
5月12日(日曜日)。☁☁。空いっぱいの雲。気温は5度くらい下がったかな。今日は母の日だけど、ワタシにはナダに来て満44年。あの日は月曜日だった。当時のカナディアンパシフィック航空の東京―バンクーバー便は週に3便だけ。カレシが休みを取って迎えに来ていた。うん、あの日が私たち2人の「人生」が始まった記念すべき日。どんな天気だったか覚えていないけど、雨は降っていなかったな。

その日のうちにArmy & Navyというディスカウントストアに行って、新しい食器とワタシの枕を買って来て、カレシが当時住んでいたアパート15階のワンルームで2人暮らしが始まった。今振り返ってみると、ほとんど無に近い始まりだったな。独身用のワンルームだから、ベッドがソファ代わりで、家具はカレシが実家からもらって来た古いものか、カレシとパパで作った簡単なもの。たんすは置き場所すらなくて、数ヵ月後に寝室のある部屋に移ったときに、素地のままのを買って来て、自分でウレタン塗料を塗って仕上げたし、市の外れの2階建てのタウンハウスに移った3年後には、パパの工具を借りて食器棚、コーヒーテーブル、テレビ台、ワタシのデスクを合板で作った。貧乏だったからそれなりの工夫をしたわけで、タイルを嵌めたコーヒーテーブルは初マイホームのぼろ家を壊して新築した家でもカレシの植木台として鎮座していた。

まあ、自分で作ってしまうのが手っ取り早かっただけの話だけど、それでも2人の貧乏暮らしは楽しかった。器用貧乏と言われて育ったワタシの面目躍如と言えなくもないけど、あの頃は若かったから貧乏なら貧乏なりに当座の要をまかなえれば満足だったんだと思う。移民の定着を支援するサービスなど何もなかった時代で、翌日から英語プールの深みにどぼんと放り込まれたような毎日だったけど、生まれつき好奇心の塊みたいだったワタシがどうしても染まれない文化の息苦しさから解放されて、思い切り羽を広げて毎日の新しい発見や学びを冒険として楽しむことができたのは幸いだった。何よりも何よりもひょんなことから後先を深く考えずにお嫁に来たカナダという新しい土地の水が合っていたのは幸運の極みだったと思う。

エキゾチックな鉢植えの花で終わることなく、新しい土壌に深く根を伸ばして、雑草のように根を広げ、野放図に葉を広げ、花を咲かせて、春の日を謳歌しているワタシはさしずめ「侵略的外来種」といったところかな。海を越えて飛んで来た極楽とんぼのカナダ暮らしも45年目に入るわけで、記念すべき50年がもうすぐ目の前。50年といえば「半世紀」。はて、半世紀と50年とではどっちが華々しく聞こえるかなあ。

   
   44年前、異国へ飛び立つ娘の後姿を見ていた父・・・


ロックで育った世代にはそよ風は生ぬるいかも

2019年05月12日 | 日々の風の吹くまま
5月11日(土曜日)。☀☀☀。暑いなあ。正午前にはもう24度。暑すぎるのでウォーキングは日が暮れて涼しくなってからにして、まずは掃除。(でも、日没はもう9時近いんだけどなあ。)ほこりを払って、箒で家中から掃き集めたごみを掃除機で吸い取って、最後にモップをかけたら、こめかみの汗が頬をつつぅ~っと伝って来て、せっかくぴかぴかにした床にぽっとん。ああ、やだぁ。

ごみとリサイクル品を処理したら土曜日の掃除は終わりで、もうランチのしたくを始める時間。暑いし、汗をかいた後でめんどうだから、焼いた野菜とおしるし程度のチーズを載せたフラットブレッドをトースターオーブンで焼いて、ワタシは定番のにんじん100%のジュース、カレシは砂糖無添加のフルーツジュース。カレシが「体重が1キロ減ったから、今晩はマティニを作るぞ」。ばんざぁい。やっぱりねえ、いつの間にか晩ごはん時の習慣になったカレシの(世界一の)マティニがないと、何か今ひとつご飯したくに気合が入らないのよね。でも、たった3日のダイエットで1キロだけ減ったからって元の習慣に戻ってもいいのかなあ。「朝のトーストは抜きだし、間食はしてないし、夜のクッキーも半分だから大丈夫」。へえ、そんなもんかなあ。また増えても知らないよぉ。

午後、スマホの「そよ風」局のプレイリストのアプリで気に入らない女性歌手にDislikeの投票しまくっていたら、おもしろいことに気がついた。それぞれにLikeの投票数が表示されるんだけど、ダントツに数が多いのは70年代のロックで、「そよ風局」が押して来る女性歌手はほとんど1票か2票。大手の音楽配信会社がローカル局を買って、いきなり選曲の年代を下げたけど、ベビーブーム世代が中心だった聴取者がまだプリセットしたままの局を聞いているという感じで、若い世代の聴取者を開拓できないでいるんじゃないかという印象だな。未だにFMラジオを聴いているのはシニア層くらいのもので、ストリーミングに慣れた若い世代はラジオなんか聞いてないんじゃないかと思うけど、ちゃんと市場調査ってものをしたんかいなと聞きたくなるな。

とにかく繰り返し聞かされるキィキィ声にはうんざりしちゃったので、ちょっと他の局のプレイリストをググってみたら、Rock 101というFM局のリストに聞きなれた曲がたくさんあったので、リビングでかけっ放しのラジオの選局を変えたら、そよ風が襲来する前に戻ったような気分。ジャズがメインのカレシは「大して変わらないと思うけどなあ」と言うけど、プレイリストを見た限りではもちもち声のアデルや空気漏れタイヤみたいなサラ・マクラクランはなかったから、当面はRock 101で行く!と宣言。でも、カレシが(リクエストがどんどん長くなる)ワタシだけのCDをたっくさん焼いてくれたら、1日中そっちをかけてるかも・・・。


なぜかハードロックのリズムが生理的にぴったり

2019年05月11日 | 日々の風の吹くまま
5月10日(金曜日)。☀☀☀。今日も暑い。予報では最高気温26度で、まるで真夏。今年は「長く暑い夏」になるという話があるけど、意味深な表現であることは横においといても、ほんとに思いやられる感じ。

旧ブログの新ブログへの新しいカテゴリーへの移動がほぼ終わって、新ブログ開設以降の記事を新ブログに統合する作業。当初は2本立てで行くつもりが旧ブログはあっさりご無沙汰になって、最後は2年近く放置していたから呆れる。何年もだらだら書いていた心理的な「引っかかり」への関心が薄れたようで、ある意味で精神的な成長と言えるかもしれないし、最近の記事が他愛のない日常のエピソードばかりなのも、年金受給が始まったことで残された人生の方に目が向いて、結果的に過去から遠ざかりつつあるのかもしれない。ほぼ1週間かかったけど、自分の心境の変化を客観的に辿ることができたのは何よりの収穫。旧ブログにはさよなら記事を書いてから閉めることにして、いつも手短に書こうと心がけているはずの新ブログは文字数制限を少し緩めることにしよう。ほんのちょっとだけ・・・。

金曜日のカレシは午前中と夜にグループレッスンがあって大忙し。ワタシは邪魔にならないようにレッスンの間だけはデスクで低めに流しているラジオを消すか、ヘッドフォンをつけた別のラジオに切り替えるかするんだけど、「リラックス」専門に衣替えしてからは女性歌手の曲が増えてうんざり。そこでカレシが「キミのGreatest HitsのCDを作ってやるから好きな曲のリストを作れよ」。とうことで長いリストから、The EaglesとTrooperのベストヒットのCDと、他に好きな曲を集めた「Greatest Hits」のCD2枚。自分のジャズのコレクションを大量にCD化したので正規化はお手のもの。うれしくなって、リストをもうひとつ作って、別にGlass TigerとChilliwackのヒットCDもお願い。(注:Trooper、Glass Tiger、Chilliwackはいずれもカナダの人気ロックバンド)

よく見たら、70年代から80年代のロックがほとんどで、衣替えする前の「60~80年代のヒット」専門局だったときに突然それまでほとんど無縁だったハードロックに目覚めたワタシ。ロックのリズムがワタシが持っている生理的なリズム感とぴったり合うから不思議。もしも男の子に生まれていたら、バンドをやる!と言っていたかもしれないな。高校生のときに親にねだってギターを買ってもらったけど、ほんとはドラマーになりたかったんじゃないかと思う。いい年になっても未だにロックのリズムがワタシの性に一番合うのは確かで、パーティなどで機会があればカレシを放り出してでも踊りに興じてしまうくらい。すずめ百まで何とかと言うし・・・。


マンションの春は清掃ラッシュ

2019年05月10日 | 日々の風の吹くまま
5月9日(木曜日)。☀☀☀。あっつぅ~い。ニューウェストで25度くらいまで行ったんじゃないかな。今日は乾燥機の排気ダクトの清掃があるので、9時半ごろにウォーキングに行ったけど、半袖の薄いTシャツ1枚でも汗びっしょり。、週明けには平年並みの温度に戻るらしいけど、今かr羽夏のウォーキングが思いやられるなあ。

マンションではバルコニーに洗濯物を干せないのが普通なので、室内に洗濯機とセットで乾燥機が備わっている。我が家にも玄関脇の洗濯室兼クローゼットに大きなドラム式の洗濯機の上に乾燥機を重ねてある。乾燥機には衣類から出る綿ぼこりをキャッチするフィルターがあって、回すたびに外して掃除すればダクトが詰まることはないんだけど、正しい使い方を知らない住人が多いようで、年に1度サービス会社を雇って各戸の乾燥機のダクトを内と外から掃除。で、内側からの清掃は実際に部屋に入らなければならないので、管理会社からメールで予告が来るし、2時間刻みの予定表がいたるところに張り出される。それでも指定の時間に不在の部屋がけっこうあるのが管理会社の頭痛の種・・・。

作業そのものは、廊下に置いた機械からホースを引っ張って来て乾燥機の中を掃除するだけなので、10分もかからずに終わって、検知器のようなもので通気を確認しておしまい。後は来週ロープを使っての外側からの清掃があって、(我が家の場合はオフィスの外にある)排気口のスクリーンにたまった綿ぼこりを取ってくれる。去年初めて外側から掃除したときは、清掃会社の人が「少なくとも2年分」と言うまるで雑巾みたいに分厚く固まった綿ぼこリが上階の排気口からどさっと落ちて来てびっくりしたけど、どうやら前に住んでいた人(というか住み込みのアジア人のナニー)はフィルターのチェックさえしなかったらしい。ダクトに綿ぼこりがたまり過ぎると火災につながる危険が出て来るわけで、ちょっと無責任だと思うけど、いろんな人がいるから・・・。

乾燥機のダクトの清掃が終わったら、次は21日から(アクセスできない)窓の清掃。いつ我が家の側に来るかは不明だけど、清掃が終わったらワタシも(アクセスできる)窓を掃除しなくちゃ。角部屋で外に広いルーフデッキがある我が家はアクセス可能な窓ガラスが内と外を合わせて大小100枚+バルコニーとデッキの手すりの内側20枚。去年は内も外もサボっちゃったからタイヘンだぁ・・・。

体重増加はストレスによる間食のせい?

2019年05月09日 | 日々の風の吹くまま
5月8日(水曜日)。☁☀☀。暑い。まあ、5月は低温になったり真夏のような暑さになったりすることが多いので、驚くにはあたらないけど。朝起きるなり、カレシが「体重が増え過ぎた。減量しないと」とひと騒ぎ。何でも目標体重を3キロもオーバーしているんだそうで、「トーストはやめ。クッキーもやめ。マティニもやめに。とにかく減らさなきゃ」と、ずいぶんカリカリと焦った感じで、ほんとに朝ごはんはトースト抜き・・・。

ワタシは1年以上ずっとほぼ同じ体重で推移していて、ときたま減ることはあっても増えることはほとんどないから、カレシの増量の原因はカレシにあるとしか思えない。では、何が原因かというと、やっぱり「間食」。寝しなのココアに添えるクッキーを晩ごはんの後でも何枚も食べたり、ナッツをつまんだり、冷蔵庫を開けては買い置きのピクルスを食べたりと、このところひんぱんにもぐもぐ。ワタシは「自発的」には間食しないし、それでも食事の間に腹ペコになることはないから、そんなに空腹になるのは(私より体の大きい)カレシの食事の量が足りないのかと思って聞いてみたけど、そうではないらしい。つい間食するのは「口さびしい」という心理なのかもしれないな。もしかしたら遺産整理やその他でかなりのストレスになって、口の中に食べ物を入れることで気持を落ち着かせていたのかもしれない。

人間は持続的なストレスがかかると基礎代謝率が低下するんだそうで、ワタシは食べる量が増えなくても体重が増えることが多いから、カレシのように間食が増えたら体重増加はてきめんじゃないかな。でも、その遺産整理がすっかり終わったんだから、好きなように「ダイエット」をすれば元の体重に戻るんじゃないかな。

ワタシもカレシに付き合ってしばらくマティニはお預けにすることにしたけど、寝酒のレミまでお預けってわけじゃないから、ま、いいか。カレシも寝しなのココアはやめる気はないようで、一緒に食べているクッキーの数を減らすだけにするつもりらしい。「体重が元に戻ったらチョコレートチップクッキーを食べるから」とカレシ。あれ、いつものクッキーの倍のカロリーだよ。体重が戻ったからって、あれをパクパク食べたらまた太ったぁと騒いでダイエットしなければならなくなるじゃないの。増えたり減ったり、そういうのを「ヨーヨーダイエット」というの。Yo-yoには「バカ」という意味もあるし・・・。


にわかミリオネアになった2人

2019年05月08日 | 日々の風の吹くまま
5月7日(火曜日)。☀☀☀。朝から夏っ。今日は11時にメープルリッジの銀行でジムと落ち合うので、ウォーキングは午後にして、カレシは土曜日に買ったトマトの苗をルーフデッキのプランターに植え替え。「スペースがあるから、まだあの黄色いトマトの苗があったら買おうかな」。うん、買い物に出たついでにまだあるか見てみるね。

出かけたのは10時過ぎ。あちこちで道路工事のためにのろのろ運転で、やっと高速に出たら大型トラックだらけ。みんな仕事日だからあたりまえだけど。銀行の支店はママが住んでいたホームの近くで、「1時間」の駐車スポットに車を止めたら、ジムが先に来て待っていた。デジタル時代の今どきはカウンターでの順番を待っているのはほぼみんな「高齢者」。カレシが並んで待っている間、ワタシはジムとおしゃべり。何かと一緒に手続きを進めてくれたおかげでカレシは心配したようなストレスにならずに済んだとお礼を言ったら、「パニックになりやすいのはオレも同じで、父親譲りなんだよ」。そうなんだ・・・。

窓口の順番が来て、カレシはまずトロントのデイヴィッドへの送金手続き。同じ銀行だから、デイヴィッドの口座への振り込みは即行。残りは2枚の銀行手形にして発行。カレシは銀行が違うし、同じ銀行に口座があるジムも別の銀行に入れるつもりだったので、事前に問い合わせたら、(スーツケースに現ナマを詰め込む以外で)一番手っ取り早くて安いのは銀行手形で引き出す方法という返事だった。発行手数料はそれぞれ現金で払って、これで遺産処理のために作った口座の残高はゼロ。郊外の小さな支店から1億円以上の預金が「消える」というのに、窓口係は終始ニコニコ。

ジムの行きつけのパブで一緒にランチをして、カレシが「今日はオレが持つよ。リッチな気分だからさ」と勘定をして、真夏のような青空の下を一路我が家へ。すぐに道路向かいの銀行のカウンターに行って手形の入金。コンピュータの画面を見ていた係の人が「使い道のご予定は?」と、それとなく定期や投資を勧めて来るもので、カレシは「おいおい楽しいことに使うつもりさ」。道路を渡りながら、「ミリオネアになるなんて想像したこともなかったなあ」とカレシ。まあ、遺産の部分は棚ぼただけど、預金や個人年金の資金は2人で44年かけて築いたんだから、互いに背中をポンしていいと思うよ。日曜日はその2人の44年が始まった記念日・・・。


自分史を読むのは意義が深い

2019年05月07日 | 日々の風の吹くまま
5月6日(月曜日)。☀☀☀。何か夏が急ぎ足で来るような予報。朝のウォーキングも七分袖のTシャツだけで十分。クィーンズパーク地区は今ライラックとツツジが真っ盛り。

カレシは明日メープルリッジのロイヤル銀行でママの遺産分配の手続きをすると、テーブルに書類をずらっとと並べて、数字を弾き出す作業。「投資信託を解約したから、相当なキャピタルゲインがあったはずなのに、書類がない」と、ジムに電話したり、会計士のアンドレアに電話したり。所得の申告漏れと言うことになれば、後で共同名義にしていて自動的に「相続」したジムにどかっと追徴が来かねない。そのときは兄弟で等分に出し合って収めればいいだろうということになったけど、カレシとしては「遺言執行人の責任」を果たしていないと感じて落ち着かないらしい。結局は、キャピタルゲインの税処理は済んでいたんだけど、会計事務所からもらった確定申告書が両面印刷だったのに気づかずに見落としていただけとわかって1件落着。

ワタシは旧ブログの記事を新ブログに統合する作業。きのう1本ずつ元の投稿日時でアップロードし始めたけど、2006年から何千本にもなっているから気の遠くなる話だと気づいて、年度ごとのカテゴリーに1ヵ月分ずつまとめてアップロードすることに。でも、記事1本3万文字の制限があって、2007年分になると「文字数超過」が頻発して、ひと月分を二分してアップロードするはめに。まだるっこしさにくらくらしているうちい、1年分ずつ保存したファイルがあるのを思い出して、別名ファイルにしてから一括置換で編集できるところはえいっとひとまとめに片付けて、半月分ずつコピペでアップロードしたら、やっと作業がスピードアップ。初めに思いつけば御の字だったのに。

丸1日かかったけど2008年分まで済んだので、4、5日もあれば完了しそうな見通し。それにしても、自分史を読んで、自分の心の軌跡をたどると言うのはなかなか意義が深い。2007年には50代最後の年!と意気込んで徹夜仕事をしていたり、2008年になってもまだ気持の揺らぎや不安にたびたび悩まされていたり、そういう時期があったのを今はもう忘れてしまっているのに気づいたり。あの突如襲って来た怒涛の嵐からの20年は長かったようでもあり、短かったようでもあり。還暦、古希と経て来た「今の自分」にYou’ve come a long way(よくがんばったね)と自分の背中をぽんっ!


未来と十年ひと昔と

2019年05月06日 | 日々の風の吹くまま
5月5日(日曜日)。☀☀☀。今日はArts Clubの朝のイベントがあるので、8時前に起きて、カレシはレクルーム外のバスルームで、ワタシは寝室のバスルームで、同時にシャワー。寝室が2つ以上あるマンションには、ひとつかふたつバスルームの他に主寝室に「エンスイート」という専用のバスルームがあることが多い。、忙しい共働きカップルの朝のけんか防止なのか、エンスイートにはシンクが2つあって、我が家も左がカレシ、右がワタシ・・・。

今日のイベントはLegacy Circle(遺言書にArts Clubへの遺贈を含めている後援者のサークル)のメンバーの集まり。サークルができた当初は数人だったのが3年経った今では50人くらい。私たちはどちらが後になっても遺産はそっくりArts Clubに残すという、それぞれの名前を変えただけでまったく同文の遺言書を作ってあって、ワタシとしては未来の演劇人を神さまがワタシに授けてくれなかった子供として考えたんだけど、カレシは「めんどくさいから、キミのと同じ文面でいいよ」。まあ、2人とも遺産を残すためにわざわざ節約する気はないからどれだけ残るかは見当もつかないけど、2人の年齢と現在の家計の状況からすると、ちょっとした奨学金基金を作れるくらいは残るんじゃないかとは思うな。

集まったのは20人ちょっとで、三々五々吹き抜けロビーに設えられたおしゃれなテーブルでコーヒーとクロワッサンやスコーンの朝ごはん。ティーカップは衣装部から借りたんだそうで、どれも骨董店で見つけたようなすてきなもの。未来の劇作家を養成するLEAPプログラムの3レベルを通過して来て、プロへの一歩手前のプログラムでデビュー作になる脚本を書いている若い2人がサークルのメンバーに感謝の辞。堅苦しい挨拶が終わった後で、私たちのテーブルに回って来た2人とそれぞれ劇作から役者の演技、はてはギリシャ悲劇まで話をすることができて楽しかった。でも、孫世代に近い2人を前にして、ふとこのまま趣味の域を出ない「永遠なる劇作家志望」のままでもいいかなあなんて・・・。

おとといダウンロードした旧ブログ12年分のバックアップファイルはどう見ても大き過ぎてインポートは無理なので、新しいカテゴリーに投稿する形で新ブログに組み込んで行くことにした。それにしても、まあ昔はやたらと肘を張ったような記事を書いていたもんだと呆れるけど、それもワタシという人間の精神史のひとコマ。十年ひと昔とはよく言ったもので・・・。


コンピュータ時代は記憶が一瞬で消滅する危うい時代

2019年05月05日 | 日々の風の吹くまま
5月4日(土曜日)。☁☁☀。またもう週末。それぞれ担当の掃除をしてからウォーキング。今日は高校の敷地で園芸協会の苗木セールがある日で、6番ストリートを市の境界である10番アベニューまで行って、左折、左折で8番ストリートに回ると高校はすぐ。並んだテーブルの鉢植えや苗をふむふむと見て「たいしたもんはないな」とカレシ。そのまま6番アベニュー経由で我が家の前の道路に来たら、向かいの雑貨屋の前に色とりどりのと野菜の苗がずらり。すっかり顔なじみになった店のおばちゃんが水をやりながら「スペースが足りないの。何か買って行ってよ」。ということで、念のために持っていた20ドル札でカレシが早生のトマトの苗を2本。この店は競売で花や野菜の苗を仕入れているそうで、どれも生きがいいし、とにかく安い!

午後、カレシはきのうの夜に突然外付けハードディスクから消えて一時真っ青になった大事なフォルダのバックアップ。キィキィ声の大増殖にうんざりしたワタシのために、ワタシだけの「Best Hits」CDを焼いてくれていたところ、急に何年もニューヨークのネットラジオの放送を録音して保存してあったフォルダがなくなってしまったとか。でも、ワタシが寝しなのココアを作っているときに「あったぁ」。ワタシがファイルが壊れてアクセスできないのかもと言ったもので、ダメ元で修理をかけたらフォルダがそっくり復活したというから、何だったんだろう。ディスクが古くなったせいかもしれないと、今日は2時間もかけて何ギガもある大事なフォルダをラップトップにバックアップ。それにしても昨今は何もかもが一瞬にして消滅する危ない時代という感じ。

ワタシの仕事はきのうバックアップを取った旧ブログのファイルを新ブログに統合する準備。放置状態の旧ブログを閉じたいが過去の記事を失いたくないと事務局に聞いてみたら、10連休だというのに丁寧な返事があって、おまけに有料のバックアップ機能を無料で使わせてくれたから感激。12年分の記事なので、1時間以上かかってバックアップしてダウンロードしたテキストファイルは何と5千ページ以上!

ファイルのサイズが13.7MBもあって、大きすぎてインポートできないので、編集して12MB以下にしようというわけだけど、1日で2007年の3月までがやっと。読んでいる暇はないけど、まさにワタシの「自分史」がある感じで、gooよ、ありがとう。でも、あと何日かかるかなあ。


2人暮らしからリタイアする気なんかないのに

2019年05月04日 | 日々の風の吹くまま
5月3日(金曜日)。☁☁。よく眠った気分だけど、何だかヘンな夢を見ていたような。どこかに行ってて、なぜかカレシを置いて帰るとテーブルにあった筆記具?をまとめたところで目が覚めた。横を見たらカレシは高いびき。昔カレシに置き去りにされて探し回る夢ばかり見ていた時期があったけど、あれはもうふた昔も前の話。でも、筋書きが逆転した夢なんてちょっと気になるな。カレシとの暮らしからリタイアする気なんか毛頭ないんだけど・・・。

そのカレシは昼前に(ヨーロッパ組の)グループレッスンのあるので、早々とウォーキング。今日は6番ストリートを下って行って、7番ストリートを上って来るルートで、ウォーキングを始めた頃よりも時間が短縮されて30分を切る勢い。ロイヤルアベニューからはそれほどの上り坂ではないけど、それでも3番アベニューを渡るまではまだ坂道を上っているという感覚はある。息を切らさずに上って来れるようになったのを実感できたのが去年の今ごろだったように思うから、ほぼ毎日まじめにウォーキングをしている効果はてきめんというところかな。老後の暮らしを楽しむためには、何よりも体力の維持が不可欠・・・。

ワタシの今日のお遊びは絵を描き始める準備。画材屋のロゴの入った絵の具だらけの古エプロンをして、カンバスに青で下塗りして、乾くのを待っている間あれこれとイメージを思い浮かべていて、なぜかきのう作業台の下に入れるつもりで窓際に立てかけてあった棚板に目が行ったのが運の尽きで、みごとに脱線。本棚のはしご状の枠に棚板を架け渡すには長さが少し足りないので、金具のコレクションの入ったバケツと工具の入ったバスケットを持って来て、段ボール箱いっぱいのねじのコレクションから適当なのを探して来て、板の両端を延長する作業。こういう手元にあるものでちょっとした「工夫」を思いつくのはきっと父親似なんだと思う。裁縫はからっきしダメだけど、工作は大好きだし、けっこう得意だし・・・。

作業台の下にすでに入れてある棚には絵筆を拭くためのぼれ切れを詰め込んだバスケットが2つ。ついでだからときちんと整理して2つとも棚に戻して、その下に入れた新しい棚にはエプロンやジャンパースカートを改造したスモックと一緒に筆洗い用に集めてあったヨーグルトの空き容器を置いたら、ワタシの「プチアトリエ」は機能性がさらに向上した感じ。やれやれくたびれた・・・。


仕事をやめたら遊びしかやることがないの

2019年05月03日 | 日々の風の吹くまま
5月1日(水曜日)。☁☀。もう5月になっちゃった。1年の3分の1が過ぎたってことで、ほんとに年を取るほどに時の足が速くなるからうかうかしていられないなあ。リタイアしたんだからのんびり行こうなんて悠長にかまえていたら、逃げて行く時間を全力疾走で追っかけなきゃならなくなってしまいかねない。なんだかんだ言っても、70代はいやでも「残された時間」を考えるライフステージに入っているんだってことは否定できないもの。ワタシにどれだけの時間が残っているかは神さましか知らないことだから、今を目いっぱい楽しんで幸せな時間にしないとね。

☆☆遊び中☆☆

5月2日(木曜日)。☁☀☁。起床は8時半。きのうはちょっと遊び過ぎたかな。まあ、仕事をしてないんだから、毎日やることと言ったら遊びしかないって気もするけど。(最低限の家事はやるけど、今のところは「仕事」というよりも「遊び」に近い感じかな。)ミニチュア作りはひとつ完成したところでひと休みということにして、今度はお絵かき。再利用のためにジェッソを塗った2枚のカンバスにごく軽く紙やすりをかけて、きれいに拭いて、今度は買ったばかりの新しいジェッソを塗って仕上げ。再生カンバスとしてはまずまずのでき。

夜はArts ClubのGoldcorpシリーズのシーズン最後のオープニングがあるので、早めに出かけてまずはオリンピックヴィレッジのおしゃれなパブTap & Barrelで腹ごしらえ。州内で生産されるクラフトビールのタップがずらりと並んでいるのは壮観。2人ともホップの利いたビールが好みなので、違う醸造所のものを選んで互いに味比べ。ここで私たちがいつも注文するするのがハワイ発祥のポケ丼。最近やたらとはやっている感じで、あちこちの(特に)パブのメニューに載っている。ワタシが作るようなあっさりしたものではないけど、この店ではスシご飯をロメインレタスに代えてくれるのがうれしい。偶然スシご飯の用意ができていなかったときに入って、ご飯抜きでいいよと言ったらじゃあと底にレタスを敷いてくれて、食べてみたら口当たりがパリパリとさわやかで大いに気に入ったのが始まり。

オープニングした芝居『Great Leap』は若い中国系アメリカ人が書いた作品で、バスケットボールによる交流が縦糸なら、毛沢東時代の文化大革命真っただ中の親善試合で生まれたアメリカの大学チームの監督と中国人の通訳との友情が横糸。それから18年を経て、2人はまた米中親善試合で再会する。折りしも1989年。若者たちによる民主化運動が天安門事件に発展する不穏なとき。シングルマザーの母親が大切に持っていたかっての交流試合の1枚の写真から、大学のコーチに自己推薦して押しかけでチームに入ったのはサンフランシスコの中華街で育った17歳の(チビの)少年マンフォード。北京に着くなり中国語がわからないまま勝手な行動をとって、天安門広場に迷い込んで中国チームの監督に「出場させるな」。でも、長身ばかりを集めた中国チームの攻勢にアメリカチームがピンチに陥ったとき・・・。

今しきりに脚光を浴びる異文化(この場合中国文化)を強調する作品かと案じていたけど、文化革命や天安門事件は背景に過ぎなくて、文化革命の時代に体制に従うことを選んだ男が18年後に(中国系)アメリカ人の少年の出現によって過去に直面することを強いられ、天安門を臨むアパートからひとり丸腰で戦車の列と対峙する男の姿を見て、最後の「勇気ある選択」をするという、突き詰めると文化を超越したドラマ。ミレニアル民主派が多様性の名で押し付ける異文化や宗教の「維持」を通り過ぎてどんどん掘り下げていけば、そこには変わることのない普遍的な「人間」のドラマがあって、それこそがワタシが書きたいと思って来たテーマだということを改めて確信させてくれた作品だった。

ということで、遊び過ぎの勢いをかって、今日はイメージが浮かんで来た絵の下準備として、作業台のカバーに使っている片面がプラスチックコーティングのフリーザーペーパーでステンシルシートを作る作業。円を書くのに道具箱からコンパスを出したら、さっそく穂先の針で指先を突いてイテッ。一瞬だけ芸術は血のにじむ努力があってこそ、なぁんてひとりで気取ってひとり笑い。紙が厚いのでちょっと苦労しながら切り抜いたステンシル7枚。さて、どんな「作品」ができるかな。
   


遊んで暮らすってのもけっこう大変

2019年05月01日 | 日々の風の吹くまま
4月30日(火曜日)。☀☀☀。気温が上がって、まるで初夏の感じ。ま、あしたからはもう5月だもんね。

で、今日4月の末日は個人所得税の確定申告の期限。正確には真夜中が期限なので、昔はぎりぎりになって申告書を郵送する人たちのために真夜中まで開けている郵便局がけっこうあった。真夜中までの消印があればいいということで、テレビ局が申告書の封筒を手に駆けつけて来る人にマイクを向けてぎりぎりになった理由を聞いていたけど、人それぞれでおもしろかった。電子申告ができるようになった今はどうなんだろう。私たちは会計事務所に電子申告してもらって、10日後には銀行の口座に2人の還付金が振り込まれていて、歳入局の仕事の早さにびっくり仰天。昔は小切手で送られて来たもんだけど。

今日は工具類のインベントリ。洗濯室にはワタシ愛用の赤いツールボックスと工具や金具類を入れた2個のバケツがあって、いつの間にかいろんなものがごちゃごちゃ。え、こんなの持ってたのかいうようなものが出て来たりして、けっこうおもしろい。ま、引越し以来使っていないから、これからも使いそうにないだろうと、金づちなどと一緒にボックスのトレイの下に入れて、ねじ回しなどの使いそうなものは蓋を開けるだけで取り出せるようにトレイに。でも、寝室のクローゼットの棚には女性の手でも楽に使える小型の金づちやねじ回し、水準器などを入れた小さなバスケットがあって、何かあるとすぐに持ち出せるので、男手サイズのはもう使うことはないかな。

工具を整理したら、今度はプチアトリエで画材のインベントリ。ワタシが使う絵の具はアクリルで、色の種類はまあ揃っているし、絵筆やパテナイフ、未使用のカンバスもたっぷり。使いかけで何年も放置してあった2枚のカンバスは、緑色のは何を描くつもりだったのか覚えていないけど、オレンジと茶色に塗り分けたのは、夕暮れを描くつもりで色を塗り重ねているうちに「とっぷりと日が暮れてしまった」もの。とりあえず少し古くなったジェッソを水で緩めて上塗りして2枚とも再生利用。

絵を描くのはほんとに久しぶりだけど、脚本書きと合わせて、自分の心の中にある感情やイメージを今度こそは思いっきり解放したいもんだな。どんな展開になるかは没頭してみないとわからないけど。ま、今日は晩ごはんのテーブルに着くまでほぼ立ちっぱなしで、くたびれた。遊んで暮らすのもけっこぅタイヘンそう。