リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

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助かった?!

2011年07月08日 | 山が好き!

石垣島は雨が降らずに暑い日が続いています。 仕事も一段落したのでそろそろ今年も沢の調査に行って見よう!、と思い早起き出来たので早速お出かけ。 天気予報は晴れ時々曇りですが山の方を見ると嫌な雲が・・・。 さっきもチョコッと小雨が降ったんですが天気予報と他の方角はサンサンと晴れてます。 気を付けながらヤバそうだったら直ぐに沢から上がって高い所に移動しよう、と考えながら向かいました。 

山に近付くに連れ雲の広がりはありませんが、オイラが登ろうとしてる沢の上方には黒い雲が・・・。 山に入っても木々が濡れてます。 ですがほんの一部以外は雲が切れてるので、気にしつつもそのまま続行。 沢をずっと上がって行くと時間がかかるので、以前行ったポイントまではなるべく山道を利用して上がって行きました。 そこまで辿り着くまでに怪しかったら冷静に諦めなきゃな、と考えながら。 

ところが事態は全然違う方向に・・・。


                   以前使用した画像です 

途中でヒメスズメバチが一匹いましたが、ワキを素早くすり抜けそのまま進んで行きました。 「ブ~ン、ブ~ン」 時々背後から嫌な羽音がしますがそのまま進んで行くと聞こえなくなったので歩を進めます。 だけどまた「ブ~ン、ブ~ン」 「怒りのカチカチ音はしなかったので大丈夫だろう、やられるとしてもシャツの腕の部分が黒いから、ここを刺してくるだろう」、と思った矢先、「ズキンッ!」。 

帽子から出てる襟足をやられました! 背後からとは卑怯な!!!

警戒してたせいか、刺されると同時に頭を下げながら毒を絞り出しつつ、元来た道を下って行きました。 沢に出ようかとも思いましたが大群で襲って来てる気配は無いし、一刻も早くそこから移動しないとヤバイと思い、そのまま山道を行きます。 しばらく行くと山道と沢が交差する所まで来たのでもう大丈夫かな、と思いザックから山用の小型FA・キット(救急箱)からポイズン・リムーバをだし、あらためて吸引です。 ただ髪の毛があるのであまり吸い付いてくれないのが困りました。


(一番基本のファーストエイド・キット。 内容は、左上から携帯電話用単四仕様予備電
源、ポイズン・リムーバ、消毒薬、マグライトと予備電池、痒み止め、ステロイドの痒み止
め、ホイッスル、ライター、カットバン、これに状況によって足したり引いたりします。 ライ
トがLEDでないのは、まだ単四仕様のライトを持ってないからです。 大事なのはデジカ
メもライトもラジオも予備電池もなるべく同じ電池、単四とか単三とかで統一する事です。
オイラの場合、救急用は単四、デジカメと普段使うLEDライト、ラジオは単三です) 

その後も毒を絞り出しながら車まで落ち着いて戻り、自宅へ帰りました。 帰ってからもまたリムーバで吸引。 扇風機で体を冷やしながら3時間は様子を見ます。 最初の内はチョッピリ息苦しさを感じていましたが、それは多分オイラがヘタレだから精神的なものかもしれません(笑)。 痛みはたまにズキズキするくらいで大した事がなく、とにかくおとなしくして、撮りためて置いた映画でも見て過ごしました。

3時間以上たった今は取り合えず首を動かした時意外は何ともありません。が、意識するとやはりズキン、ズキン、と痛いんだなって事が分ります。 

タイトルの「助かった?!」は、あまりたいした事もなく良かったねって事で付けたんじゃありません。 山に登る人、沢歩きをする人は始めの時点で既に気付いたかも知れませんね。 そう、オイラが一番気にしてた鉄砲水にやられなくて良かった、と言う意味で付けたんです。 帰ってからしばらくしたら雨がザーザー振り。 その後もちょくちょく降ってます。 

これだったんだ・・・。


(上から、車等に置いとく用の救急箱、本格的フィールドに持って
入る時用、常時携帯用。 これは普段から持ち歩いてます)

山の神様がハッチに、「軽くチクッとやって、バカヤスを帰しなさい」と、指示を出したんでしょう。 だから刺された後もたいして痛くないんでしょう。 山を甘く見るな~!と言う、お叱りですね。 山の神様ありがとう! じっさい鉄砲水があったかどうかは確認してませんが、オイラはそう思う事にしてます。

さてこの話し、大袈裟だと思うか、そうそうと思うか、ヤスって頭おかしい!って思うかは皆さんの自由ですが、ここでの教訓は自然に対して怪しいと思ったら素直に止めて置く、救急セットは持ち歩く、危険生物を見たらもうチョッと観察して相手の出方を見る、じゃないでしょうか。 特に、やめておくかどうか迷ったのにフィールドに行った時は、たいてい大なり小なり痛い目にあってます。 でもそのお蔭?で、オイラまだ生きてます。

現実的に考えたらオイラが登って行った先にスズメバチの巣があって、「おいおい、俺ん家に近づくんじゃないよ、そっちに行くな!」、って事で刺しただけかも知れませんし、あまり痛くないのは別の蜂だったのかも知れません。 だけど山の天気に不安を持っていたオイラを帰ろうという気にしてくれたのも事実です(その後数日間、熱低の為、雨は月曜日くらいまで続く)。 

これから夏本番! 皆さんも気を付けて下さいね! 


☆夜にシャワーを浴びた後に血行が良くなって毒が回ったのか、たまたまか、少し息苦しくなったけど、今現在、体調に問題ないです。 

追記

翌日からさらに腫れ上がり、黄色い汁が出るようになりました。 体の中の戦士達が毒と戦った亡骸でしょう(笑)。 月曜日の今は殆んど腫れも治まりました。 また、蜂に刺されて少し経った位から、その日までに蚊やダニに刺されまだ治りきってない部分があっちこっち痒くなりました。 蜂と関係ないかと思っていたんですが、あらためて調べて見ると酷い人は症状の中に全身のアレルギー反応で痒くなるというのもあったので、オイラも軽く反応したのかも知れません。 そう言うと前にキイロアシナガバチに刺された時も、痛みが無くなってからしばらく痒みが残ってました。 皮膚は硬くなり何ヶ月も治りませんでしたが、今見ると何時の間にか普通の皮膚に戻ってました。 今回刺された場所も、実は昨日位からチョッと痒いんです。

コメント
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