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タマネギ状風化と枕状溶岩 2

2013年06月10日 | 何でも

さて、今回は枕状溶岩の解説ですが、頑張って分かり易い様にまとめてみたいと思います。 まず地質ですが、ガラス成分(珪酸)が少ない玄武岩(粘度が低くサラサラしてる)が多いんですが、安山岩や流紋岩でも出来るそうです。 それが海に流れ出ると(海中で直接流れ出るのもあり)水中で急激に冷え固まりますが、急激に冷ええるとひび割れが発生するし内部はまだドロドロのまま。 溶岩はまだまだ流れ続けようとするので、ひび割れた表面の殻を破るようにして再び流れ出します。 それを繰り返して行くうちに枕状というか俵状見たいのが積み重なって行くので枕状溶岩になります。 ハワイの噴火で溶岩が海に流れ出て、それを海中から撮ってる映像をTVで見た事無いですか?あれですよ。 

だから枕状溶岩があるって事は、そこはかつて海の中(海の側)だったって証拠になります。 まぁ湖でも川でも出来ると思います。 例えば富士五湖の内の、西湖・精進湖・本栖湖。 昔一つの湖、古剗海(こせのうみ)と呼ばれていましたが、富士山からの溶岩流(青木ヶ原溶岩流)によって現在の三湖に分断されました。 当然溶岩流は湖に達すると湖水で急激に冷やされる訳で、本栖湖畔や精進湖畔にも枕状溶岩の露頭が見られるそうです。 内陸でもかつて古剗海の範囲だった岩場を湖の水位と同じ深さ(70メートル以深)までボーリングしてみると、やっぱり枕状溶岩が出て来ます。 石垣島では今の所、2箇所で見られるようです。

どでしょう?、ご理解頂けましたか? オイラ自身が完全に熟知してないので偉そうな事は言えませんが、「あぁ、これがあるからこの岩は溶岩だったんだな、この辺は大昔、水場だったんだな」、くらい思い出して頂ければOKです! そして今回も間違っている所があればご指摘ください!

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