リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

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ジャコウアゲハ(八重山亜種)の幼虫

2013年11月13日 | 生き物

水無川を歩いてたら何故か岩の上にジャコウアゲハ(アゲハチョウ科、八重山亜種)の幼虫が歩いてました。 回りを見ても食草は無く、いったい何処から歩いてきたんでしょうね。 そのまま行くとますます岩場に深入りするので落ちてた枝で移動してあげようとしたら、気に入らなかったのか臭角(臭い匂いがする角みたいなもの)を出しました。 良く見るアゲハの臭角に比べたらちっちゃくて、必死で怒ってるんでしょうが、笑えます。

「そんな事しなくったって、何もしやしないよ!」、って感じですが、まだお子様なので聞いてくれないでしょう。 ただお子様だと思って侮ってはいけません。 この子達の主食は石垣島だと「リュウキュウウマノスズクサなど」ですが、この植物には「アリストロキア酸」というアルカロイド系の毒を含み、その毒成分を体に蓄積していくので食べたら中毒を起こします。 もちろん食べる人はいないと思いますが、もし食べるとどうなるかというと、腎機能障害や発ガン物質も含まれるという恐ろしい結果が待ってますよ。

こんな成分が最近流行のハーブや健康食品にも混じっていて、知らず知らずのうちに飲み続け、体に蓄積し、やがて原因も分からず腎不全や癌になる人がいるそうです。 何でもそうですが、口にするものはそれなりに調べてからにした方が良さそうですね。 ちなみに何故ジャコウアゲハがこの毒にやられないか?、と言うのはまだ詳しく分かっていません。 もうチョッと調べて何かヒントが見つかったらお知らせします。 

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