前回の続きとして間にバンナ岳の壕が入るんですが、ちゃんと撮れてないので屋良部半島にある「電信屋(でんしんやー)」を紹介します。電信屋とは明治時代に造られた、日本から台湾への軍事用の通信線を繋いでいた中継地の建物の事です。
戦時中、通信施設を破壊すれば当然情報が断たれる訳で、連合軍からは攻撃の対象とされていたため、建物の壁などには弾痕が沢山残っています。同じ敷地内には井戸↓も何か所かあり、建物の中には炊事場やトイレもあるので、ここだけで生活していけます。
今では劣化が激しい為に建物に近寄る事も出来なくなりましたが、以前は建物の中まで入る事が出来ました。10年以上前、当時オイラは建物の中に絶対に入らないようにしていたんですが、友達が石垣に遊びに来た時に案内したら建物の中に入って行ってしまい、オイラも吊られて入ってしまったらその後数年体調が悪い状態が続き苦労しました。こんな話をしたら「危ない奴」と思われるんでしょうが事実なので仕方ありません。人によって違うんでしょうが、建物に近づけないようになって良かったと思います。