年末に文化財課と調査員数人で於茂登岳に登って来ました。今回は調査と言う事と仲間内の少人数なので時間を気にする事がないのと、せっかくガイドのオイラと昆虫の専門家・W先生がいるので色々と見ながら説明しながら登って来ました。その時の様子を単純に時系列で載せて行こうと思います。では、出発!
Y君の向こうに見える穴は戦時中の壕です。於茂登山道には沢山の戦争遺跡が残っていて、こんな自然いっぱいの石垣島ですが、「やはりこの島にも確実に戦争があったんだ」と言う事を実感します。
登り始めて十数分で丸太橋に着きます。丸太橋が怖い人はほんのチョット左(下側)に沢を無理せず渡れるルートがあるのでそちらをお勧めします。
オオバルリミノキ(アカネ科)です。他にも多種のルリミノキが生えていて冬の山中を彩ってくれてます。実が生ってるかと思えば同じ枝に花も咲いてたりして適当、さすが八重山です(笑)。
シマアケボノソウの開花はこの蕾からすると、まだまだのようで例年より遅れてますねぇ。
以上で第一弾です。
同じタイミングで登って行った観光客のグループがオイラ達がまだ半分も行ってない位で下りて来ました。日本の端、亜熱帯・石垣島まで来てるのに、戦跡はともかく素晴らしい自然もろくに見ず勿体ないなぁと思いながら挨拶をかわしました。
ただ最近こんな話を耳にしました。
「ガイドを頼んだんだけど、ドンドン先を歩いて行って最後まで何の説明もなく終わり」とか、「ただお喋りをしながら登って下りて来た」などです。しかも結構多いらしいです。高いお金を出して頼んでいるのに、これじゃぁただ同じ日に登ただけの人ですね。「ガイドをしてないのにお金はシッカリ取られた!」と言ってました。こう言う事があるともう石垣島に来てくれないかも知れません。誰かに話す時も「石垣島はあんまり良くなかったよ」と言われてしまうでしょう。残念な事です。
#於茂登岳登山 #戦争遺跡 #自然観察
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