

写真のような久し振りの青空となりました。
子供達へのこの夏、最後のプレゼントですね。
その代わり、少しだけ夏に逆戻りの感が、
ありますが、ここの所、ぐずついた天気で、
夏を忘れていましたので、
丁度いいのかも知れません。
ところで冒頭の写真は、昨日の薔薇です。
季節が季節ですから昨日の蕾が、たった1日で、こんなに開きました。
微笑んだと言うより、笑った・・と言った方が、いいのかも知れません。
本当に、薔薇には一喜一憂させられる私です。でも、とても愉しい一憂なのですが・・。

記ました、ベニシアさんの如く、
薔薇にしっかり声掛けして、
切り取らせて貰いました。
薔薇を切り取る時の心の逡巡は、
何度回数を重ねても、未だ変わらずです。
「・・・・・花をむやみに切って来ちゃ
いけなかったんだからね」
「あたしも、ちょっとそんな気がしたの。
摘んだりして美しい命を縮めちゃいけないって思った事は
思ったんだけど ―― あたしだって、
もし林檎の花だったら、摘まれるのは嫌ですものね。・・・」
【「赤毛のアン」 第8章】
これは、言うまでもなく、マリラ と、アン の会話です。
花のためには切り取るのが、いいのだとは分かっていても、このアンのように、
もし自分が、薔薇だと考えたら・・。やはり躊躇(ちゅうちょ)してしまいますね。

と言っても、ドライフラワー。
今年は、なぜか紫陽花が不調で、
このタイプのものは、たった1輪だけ咲いた、
私にとっては大切な大切な紫陽花です。
早速、手持ちの壺に挿しました。
土物の結構大きな壺です。
ただ、頂き物で、
どこの焼物かは全く分かりません。
焦げ茶色と渋いグリーンの色合が、
見ていて飽きません。
良く似ていますが、
いつもの信楽焼ではないと思うのですが・・。