【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

暮らしに纏うレース

2013-03-05 17:32:27 | 私の手作り夢時間

【ジョシー・パイが1等を取った? レース編み】





地平を覆う薄墨色の雲の隙間から、
丁度第二の鉄塔の辺りに、洋紅色の、
夕日のようなメランコリックな
日の出が瞥見べっけんされたのである。
雲の 御簾みす【注】 越しのその太陽は、
上下を隠されて、
あたかも光る唇のような形をしていた。
洋紅の口紅を刷いた薄い皮肉な
唇の冷笑が、暫く雲間に浮かんだ。
唇は益々薄く、益々仄かになり、
あるかなきかの冷笑を残して消えた。 
      【三島由紀夫作 「天人五衰」~『豊饒の海』 Ⅳ】
【注:宮殿や神殿などに下げる目の細かいすだれ】



   朝方はまだまだ寒いけれど、
  季節の移ろいを感じるようになった昨今。

   起き抜けは、つい最近までまだまだ暗かったのに、
  今ではほんのり明るくなっています。昨日より今日、今日より明日。
  一歩ずつ春に近付いている事を実感しています。

   ただ今朝の太陽。
  顔は出していますのに、肉眼で見ても大丈夫なほど。
  それは、まるで夕日のような色をしています。そう言えば・・・。

   「明日は黄砂はありませんが、PM2.5が飛来します」
  ~とは昨日の気象予報士の言葉。

   先程のニュースでは、
  とうとう 「飛散三兄弟」 ~なんて言葉も飛び出しました。
  どうやら 「花粉」、「PM2.5」、「黄砂」 の三つだそうです。

   今日の例文は “夕日のような太陽” という事で
  取り上げたのですが、少々、無理があったかも知れません。

   何と言っても海上の澄んだ空気の中での描写ですから。
  PM2.5の影響? なんて騒いでいる空とはかなり違いますね。





   さて、レース漬けの私。
  今日はランプのシェードに注目。

   いつもは 【花のドイリー】
  上から掛けています。

   それはそれで大層
  気に入っているのですが、
  今日は趣向を変えて。

   シェードの裾に
  レースを付けてみました。

   これですと折角描いた薔薇が
  レースで隠れる事もありません。

   ジョシー・パイ
  1等を取ったレースって、
  こんな感じだったのかしら・・?
  ~なんて楽しんでもいます。

   そうそう、先日の細いレースも
  額に貼り付けました。
  レース尽くしの中で又々、次のレースを編み始めています。