


アンは自分の部屋に飾るのに 花瓶に一杯の 6月 の百合と、 書斎のギルバートの机に置くのに スーザンの芍薬を切っていた・・・・・ (中略) 特別暑かった6月の日中が過ぎて、 空気は生き返ったようになり、 港は銀とも金とも分からない色になっていた。 【「炉辺荘のアン」 第5章】 |

昨日の雨は上がりましたが、今日は梅雨らしい鈍色の空になっています。
とは言え、カメラのファインダーから覗く光は、思いがけず明るくて。
1年中で一番、日の長い6月ですから当然ですけれど。
雨、鈍色の空、鬱然とした湿った空気・・。
そんなものが、6月は、つい暗いというイメージになってしまうのでしょう。
ところで、つい先日、先端を白くしたばかりの半夏生(ハンゲショウ)が、
いよいよ全体を白く染め始めたようです。
紅葉ならぬ白葉。
何とも言えぬ仄けさに、この季節ならではの慎ましやかさを感じます。
そして夏の風物詩、朝顔も咲き始めました。
朝顔は、それこそ毎年植えますが、大好きな青系に拘っています。



朝顔、縁側、行水、石鹸、浴衣・・とくれば、そう昭和の夏。
湯上りに仄かに漂う石鹸の香りって粋ですね。
写真は、今ハマっている個人輸入形式でのお取り寄せ。
「ヌビアンヘリテージ ローシアバター」 ソープです。
日本で買うよりかなりお安くて、お得感大。
「フランキンセンス & ミルラ」 の香り。
この香りは、好みが分かれる所でしょうが、私は平気です。
何個か買って、ランジェリーケースの中にも。癒される香りです。