



【「半夏生(ハンゲショウ)」】

まだ雨の雫が大粒の真珠のように 金蓮花の葉に乗っていた。 空気は快く爽やかだった。 熊蜂が小川を縁取って咲く白クローバーの上を ブンブン飛び回っていた。 ほっそりした青蜻蛉が水の上に光っていた・・・・・ 悪魔のかがり針だとスーザンは言っていた。 【「炉辺荘のアン」 第37章】 |

短時間とは言え、大きな雨が降った今朝。
しかしながらその後は、嘘のように雲が途切れ、
ぐんぐんと突き抜けるような青空になりました。
不覚にも、その心地良さと言ったら・・。
そんな梅雨の晴れ間は、むしむしと暑く、
地熱が湯気を噴き上げているような不快な時が多いものです。
意外にも今日は、カラッとしていて爽やかです。
何だか得した気分。
とは言え、この度の集中豪雨は各地に被害をもたらしたようです。
又、すぐ次の梅雨前線も来ているようです。まだまだ注意が必要ですね。

【ブルーサルビア】

先端を白く染め始めた
ばかりの半夏生でしたね。
ここに来て、
ニョキニョキと
穂花も立て始めました。
白くなった葉と穂花。
こうなれば・・。
湿潤な土を白く埋める
のももうすぐです。
そしてセージの仲間の
ブルーサルビア。
半夏生とは対照的に
青い小さな花を沢山
付けています。
梅雨の季節だからこその
白と青の清涼な花。
再び咲き始めた
芳香の白薔薇と共に、
欠かす事の出来ない
貴重な季節の花となっています。