西の空には鯖の縞を思わせる 雲が浮かんでいた ―――― 真紅と琥珀色でその間から アップルグリーンの空が現れていた。 向こうの方には夕日に煌く海が光り、 黄褐色の海岸からは 絶えず様々な水の声が聞こえて来た。 長い間楽しみ、愛して来た丘や野や森が 美しい田園の静寂の中に アンをぐるっと取り巻いていた。 【「アンの夢の家」 第3章】 |
【午前6時の空】
こんな秋らしい空で明けた今朝。夏の空とは明らかに違います。
一つは、鱗雲(うろこぐも)。
鰯雲(いわしぐも)とか鯖雲とも言われていますが、
元は漁に関係が深いようですね。
今朝のような鰯雲と言えば、どうしてもあの ジム船長 を思います。
この雲が、はるばると遠くまで広がっている光景は、
言葉にならないほど雄大です。生憎、写真は朝ですが夕空は格別ですね。
さて、今年も秋薔薇のシーズンになって来ました。
秋薔薇は、他の季節に比べて香りもより強く、
美しさが際立つ気がします。まさに成熟した薔薇、女王の貫録です。
今、続々と花芽を付けていますが、先陣を切ったのは、薔薇色の薔薇。
やはり、こんな薔薇に接すると、ワクワク感は否めません。
一方、その対極にあるのが小さな小さな野の花。
水引草や蓼草、ローズマリーも薄紫の花を付けました。
今年は庭にも大量に。ドライにします。
これらの花にも惹かれます。
【ローズマリー】
【水引草】