たった1本の揺らぐ蝋燭の光を 頼りに書き出した。 火は暗い部屋に青白いオアシスを描いた。 (中略) ついに蝋燭が溶けた脂の 小さな池の中でパチパチ撥ね、 シューといって消えてしまった時、 ようやくエミリーは現実に立ち返り、 吐息と共に身震いした。 時計を見ると2時だった。 【「エミリーはのぼる」 第1章】 |
こちらは久し振りの雨となりました。
いつ降り出したのかさえ分からない、しっとりとした静かな雨。
これでカラッカラに乾いていた空気も少しは潤いを増すでしょう。
今日は一日中、雨のようです。明日は晴れるそうですけれど。
ところで早いもので後、
一週間でクリスマスですね。
この季節、巷では赤や緑、
それこそ、色とりどりの
色彩に満ち溢れています。
でも今年の私は、
和の持つ魅力に、どっぷり。
一応、最低限のリースや
手作りのツリーなどは
飾っていますが、
至って控え目です。
今日のように薄暗い雨の
日は、土物のランプで
寛いでいます。
今日のランプは蝋燭では
なく、10wの電球を。
(アロマランプは違います)
蝋燭も大好きなのですが、ランプの場合、
蝋燭ではもう一つ火力が弱い事と長時間は使えません。
それにやはり火の元が心配ですから。
とは言っても蝋燭の魅力は限りなくありますし、
そこは臨機応変で。
そうそう、これら土物のランプ。
今日は雨ですから昼間でも結構、輝いていますが、
晴れの日などは夜の帳(とばり)が下りると共に、
徐々に・・ほんのり空気に色が付くような気がして好きなのです。
それに部屋全体が煌々(こうこう)と照らされているより、
どれだけロマンティックでしょう。
~なんて。
大地が受け止めた恵みを宿す土ですものね。
壺にしろ器にしろ、癒されるのは当然かも知れません。
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