「あの水仙に気がお付きになって? あんな見事に咲き揃った水仙は 炉辺荘では今まで一度もありませんでしたわ」 「私はあまり水仙は好きではありませんね。 これみよがしの花ではありませんか」 こう言うと、メアリー・マライアおばさんは 肩かけを肩の周りにかきあわせ、 背中を保護するため家の中へ入って行った。 【「炉辺荘のアン」 第14章】 |
一応晴れの天気ではあるのですが、
今日も、昨日同様の時雨空になっています。
昨日以上に太陽が出たり入ったりが頻繁です。
それに時折、パラッとした雨も加わって。変な天気です。
さて、先日は蕾だった
水仙が見事に開花。
(右は年末に一足先に
咲いた白水仙。
芳醇な芳香を
漂わせています)
『アンの世界』 では
春の花の水仙も
我が国では冬の花ですね。
「雪中花」 という
別名がある位ですから。
とは言え、近付く
春の足音を身近に
感じる花です。
兎にも角にも
園芸品種も多く、
花の時期も異なるため、
日本でも春まで
楽しめますものね。
咲き揃った黄色の水仙。(冒頭の写真)
残念ながら、白よりもあまり芳香はありません。
花言葉も、白の 「自惚(うぬぼ)れ」
に対して、「もう一度愛して下さい」。
見た目は変わりませんが、
同じ水仙でも控え目な花なのですね。
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