



「クレオパトラは、ローマの英雄 アンドリウスが来た時、 香り高い薔薇の花びらを床に敷き詰めて、 迎えたと言うわ。アンドリウスは感激して、 自分が死んだら、薔薇で覆って欲しいと、 クレオパトラに言ったのは有名な話よ。 古代ローマ人にとって、薔薇は、 贅沢と繁栄と愛のシンボルだったの」 【山村美沙作 「薔薇のアリバイ」】 |

予報通り、崩れた空。
しかしながら、たいした雨ではありません。
相変わらず降ったりやんだり。
最近の雨はこんな雨が多いです。
尤も、土砂降りの雨よりはいいですけれど。

「気難しい薔薇」
は、未だに蕾のまま。
その前に・・
真紅の薔薇が開花。
少々、花びらが
傷んでいますが。
それにしても、
何とほっそりして
優雅な姿なのでしょう。
とりわけ
ペチュニアなどの
背丈の低い花を
見慣れた目には
新鮮です。
ところで本を処分
する前に、せめて
読んでから・・
と、コツコツ励んで
いる事は先日も記しました。
積んどく状態だった未読本のつもりが、
中には読んでいても、すっかり忘れているものも。
とは言え、既読本も視点が変われば、
新たな発見がありますね。
ストーリーも然(さ)る事ながら、再読は、
こういう楽しみもある事に気付かされます。
今は、山村美沙の短編集を読んでいるのですが、
その中の一つ、「薔薇のアリバイ」 から。
山村美沙に、こんな薔薇を題材にした、
ミステリーがあったなんて。
今日の傷んだ薔薇も、傷んでいるからこそ?
ミステリアスな薔薇に見えない事もありません。
薔薇は、ミステリーにも殊の外、合いますね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます