【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

近付く春の足音

2015-02-17 17:05:55 | 四季のスケッチ















「春は何もかも新しいわ。
春そのものがいつも真新しいんですものね。
毎年、春は変わっているのよ。
前の年とそっくり同じというのは一つもないわ。
必ず何か特別なものを持っていて、
独特の美しさがあるのよ・・・」                
                     【「アンの愛情」 第9章】







   昨日の何もない空から一転して、
  今朝は鉛色の空で明けました。

   起床時もそうですが、今にも降りそうな空ながら、
  雨は1滴も降っていません。随分、我慢強い空。

   ただ路面は濡れていましたので、(起床時)
  夜のうち降ったのでしょうね。
  それにしても全然、気付きませんでした。







   さて、冒頭の写真は、
  お隣の梅。

   今日初めて咲いて
  いるのに気付きました。

   いいえ、それより先に
  玄関を出た途端に、
  フッといい香りが鼻孔を
  くすぐった気がして。

   寝起きの少々、寝ぼけた
  頭でも、その香りの主を
  探し当てるのに大した
  時間はかかりません。

   そう言えば・・。
  お隣のこの枝垂れ梅、
  毎年撮らせて貰っています。

   今日の アン の言葉では
  ありませんが、毎年違った
  表情を見せてくれます。

   「梅一輪一りんほどの暖かさ」
                      ~服部 嵐雪

   日毎に温もりが増して来る早春の日射しを
  梅の開花と対比させて詠んだものでしょう。

   そうそう、もう一つ違った解釈も。
  厳しい寒さの中で梅が一輪咲き、
  それを見ている者に(ほんの僅かではあるが)
  一輪ほどの暖かさを感じる・・。

   万葉の昔から花と言えば梅を指していたように、
  いずれにしても細やかな感性が満ち溢れていますね。

   花言葉も 「高潔」・「忠実」
  寒さの中にも凛と咲く、
  梅にピッタリの言葉だと思えてなりません。


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