【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

ひと時の花紀行

2012-03-13 15:55:05 | ハーブと香り雑学







「綺麗? あら、綺麗なんてのは
あれにぴったりする言葉じゃないわ。
美しい、でもいけないし、
どっちも言い足りないわ。
ああ、素晴らしかったわ ―― 素晴らしかったわ。
想像を付け足す事の出来ないものなんて、
これが初めてよ。
ここの所が、すうっとしたわ」
―― と片手を胸に当てて ――
「変にずきりとするようで、
いやな気持ちじゃない痛みなのよ。
そんな痛みを感じた事があって? 小父さん」                
                    【「赤毛のアン」 第1章】


   

   今日も昨日に続き、寒い1日となりました。
  太陽は出ているものの、冬の空の様相です。

   雲の間からカ~ッと顔を覗かせたかと思うと、
  白い雲ならぬ、黒い雲に覆われる・・。
  
   かと思えば、その雲はどこかに行き去り、今度は抜けるような青空。
  今日などは、そんな空を見ているだけで飽きません。










   


   さて、最近の私が吉屋信子の世界に、どっぷり浸っていることは、
  ここに立ち寄って下さった方々には、もうお分かりの事と思います。

   あの世界に入り込みますと、
  ついついセピア色の空間に身を置きたくなる私。
  それは、ともすれば昼でも暗い穴蔵的雰囲気にも。

   でも今日ばかりは、そこから抜け出す事に。
  寒いとは言え、もう3月。

   外に気持ちを向けなければ・・。
  それには “旅” が1番ですものね。

   と言っても電車や飛行機を使って出掛ける事だけが
  “旅” ではありません。
  いつもと少しだけ違うものに出会うのも “旅” でしょう。

   長くても短くても、遠くても近くても・・
  日常からほんの少し離れる・・心を遊ばせるのも “旅”。

   そんな今日は、こんな雑誌を取り出しました。
  憧れのイギリスを旅した時の、
  夢見る時を確実に思い出させてくれる雑誌。

   大袈裟でも何でもなく、薔薇の芳香にクラクラして、
  その場所から立ち去りたくなかった事が、昨日のように思い出されます。

   そして特筆すべきはイギリスのインテリア。
  所狭しと並べられた額や陶器の数々・・。

   憧れたものですが、地震のないイギリスだからこそのものですね。
  それに反し、地震の活動期に入ったと言われている日本。

   我家も例に洩れず、凶器ともなり兼ねません。
  好きで集めた硝子や壺・・。思い出も重なります。
  どうしようかと今、真剣に悩んでいます。


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2 コメント

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懐かしいわ~ (れれたんママ)
2012-03-15 11:27:36
リラさんもロンドンいらしたのですね
薔薇に逢えて良かったですね。
キューガーデンが見たくて行ったのですが、
9月でしたのでもう静かなお庭でした
ちゃんと、調べてゆけばよかったのですが、
夫のスケジュールに合わせたので・・・

でもしっかり、
アビィ ロードは歩きましたよ
お馬鹿3人(+娘)組で
ロンドンの街の大きなハンギングバスケット
の綺麗だったことを思い出します。
そして二階建バス。
ハロッズでお花の雑誌を買ってきました。

リラさんの仰る通り、
インテリアへの拘りはナカナカのものですよね。
古い物を大切にするお国柄でのせいでしょうか?
日本人に何か共通しているような・・・
お花も「英国風」って日本の「いけばな」に、とっても活け方が似ているのですよ。
「野にあるごとく・・・
コンスタンツ・スプライのフレッド・ウィルキンソン校長先生は・・・蝶々の飛び交う空間を大切にして・・・」という表現でご指導なさっていらっしゃいました。

地震国日本に暮らしている私たちには、
リラさんの仰るように<凶器になりかねない>という
厳しい現実が立ちはだかっていますね
でも・・・
思い出を捨てたら
生きていけそうも無いし・・・同じ想いです
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英国の薔薇 (リラ)
2012-03-15 19:55:42
 今晩は~!  れれたんママさん~☆
いつも温かいコメント、有り難う~!

 れれたんママさんは、9月でしたか・・。
私は、その頃ドイツに住んでいた友達と一緒でしたので、1番良い季節の6月です。
主人とはまだ・・。料理が不味いと頭から思い込んでいるのです。(笑)

 9月の英国は、いかがでしたか・・? 
この頃から日照時間もぐっと少なくなり、陰鬱な日が続くそうですけれど。

 でも、お話を伺う限り、そんな事はなかったようですね~! 
まだ初旬だったのかも知れませんね~!

 >お花も「英国風」って日本の「いけばな」に、とっても活け方が似ているのですよ。
「野にあるごとく・・・

 日本と英国って、似ていますよね~!
島国もそうですし、皇室もありますし・・。伝統だって。

 凶器・・本当にそうなんですよ~!  
何とかしなければならないと本気で考えています。
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