だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

世紀末ベルギーの絵画

2005-04-13 21:41:50 | 展覧会
春は絵画展がよく開催されています。皆さんは何を基準に絵画展に行かれますか?なになに派という、括りですか?それともどこどこ美術館展という、場所ですか?やっぱり画家でしょうか?教科書や美術書などで見た、有名な作品を自分の目で見る喜び♪最高ですね。

ちょっと変った展覧会を見つけました。というか、単に私が知らなかったのかもしれませんが、Bunkamuraザ・ミュージアムの「ベルギー象徴派展」というものです。ベルギーは私が行ってみたい国のひとつ。なんとなく神秘的なイメージがある国です。

今回の展覧会も、19世紀末ベルギーの画家たちの作品が集められています。当時の流行は正統派のものとは、相反する反対側にある題材を描いています。キリストや聖書×悪魔や聖書外伝、社交界の華やかさ×オカルトの儀式、アポロやヴィーナス×デイオニソスやヒュプノスといった感じです。そのせいか、絵を見た印象はかなり幻想的。不思議なめまいを誘われるかも知れません。

画家たちの作風は、目を閉じた時の闇の奥を描くことで、題材を直接的な象(かたち)でなく、暗示的で間接的な徴(しるし)で表そうとしたのです。まさに「象徴派」ですね!深い!これは見に行かねば…。
コメント
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