だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

少女にご用心!

2006-07-16 21:52:40 | 映画
「赤ずきん」の作者は、フランスの詩人シャルル・ペロー(1628~1703)。1697年に発表されたその物語は、もともとは“教訓話”。スウェーデン民話「黒い森の乙女」などにも、似たようなお話があるんだとか。ふ~ん。

しかし、民話とオリジナルには違いがあるそうです。女の子に赤い帽子を被せたこともそう。赤ずきんが騙されておばあさんの血と肉を、ワインと干し肉だと言われ食べる場面や、赤ずきんが1枚1枚洋服を脱いで、暖炉に放り込む場面など。うむ、強烈!

書き換えた理由は、当時のサロンに集まる女性のための物語だったからとか。結末も、赤ずきんが狼に食べられてしまうところまで。で、私たちが知っている結末はというと、赤ずきんが狼のお腹から生きたまま救出されるという、かなりショッキングなもの。これはかのグリム兄弟が、さらに書き換えを繰り返していった結果です。

赤ずきんの物語は、映画化もされています。もちろん、子供用やアニメなどが中心で、大人向けはどうしてもホラー系が多くなっています。フランス映画「赤ずきんの森」(00)もホラーでした。

ハードキャンディ」も!でも、これは怖いです。14歳の少女ヘイリー(エレン・ペイジ)は、出会い系サイトで知り合った32歳のジェフ(パトリック・ウィルソン)と、カフェで会うことに。ジェフは、売れっ子のファション・フォトグラファー。

自宅に誘い込んだジェフは、いつもの手でキュートなヘイリーの写真を取り捲り。ところが、ヘイリーはとんでもない少女だったのです!中身は映画で、恐怖に震えていただくとして、赤ずきんちゃんは、オオカミを手玉に取る“サイコ”だったのです。キャ~。

エレン・ペイジは、「X-MEN ファイナル ディシジョン」が控えている1987年生まれの19歳。パトリック・ウィルソンは、「オペラ座の怪人」(04)のラウル役で一躍メジャーになりました。監督は、本作がデビューのデイヴィッド・スレイド。

たった4人しか出てこないこの映画。実質、2人の恐怖のやり取りを最後まで見れるかな…。
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