だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

鎖とブルース

2007-07-20 21:36:53 | 映画
05年のアカデミー賞で、歌曲賞を受賞した作品が「ハッスル&フロウ」(05)でした。あまり知られてないかも。映画自体もテアトルタイムズスクエアで、レイトショーでしたから。主演は「クラッシュ」(04)のテレンス・ハワード、監督はこれが初のクレイグ・ブリュワー。

このブリューワー監督の2作目が、「ブラック・スネーク・モーン」(06)です。主演は、「スネーク・フライト」(06)のサミュエル・L・ジャクソン。おいおい、またしても“スネーク”絡みですか?真相は映画で確認することにしましょうね。で、共演はきれ~いに痩せた、クリスティナ・リッチ。そして、ジャスティン・ティンバーレイク。

ファンには、たまらないキャスティングですね~。誰のファンかは別として。さて内容ですが、かつてはブルース奏者だったラザラス(ジャクソン)。今は、真面目に農業しています。ところが突然、妻から理由ありの離婚。初老のラザラスには衝撃でした。

さらに追い討ちをかける出来事が…。ラザラスは、道で半裸の女性レイ(リッチ)を拾うことに。幼い頃の性的虐待のせいで、今やすっかりSEX依存症となってしまったレイ。恋人ロニー(ティンバーレイク)が入隊のため、1人淋しくパーティでドラッグに溺れ暴力を受け、車から捨てられ…。無惨。

家に連れ帰り介抱するんだけど、気がつくと逃げ出そうとするレイ。ラザラスは仕方なく、太目の鎖(!)で彼女をつなぎ、体と心を直そうとするのでした。さあ~、この日から2人の“闘い”が始まるのです!

イメージ的には、ちょっと危ない映画のように感じますが、実はこれは“愛”の映画。年齢も人種も性格も信念も、まったく違う男女2人の物語。「ハッスル&フロウ」ではラッパーを生きざまを描き、ヒップ・ホップでしたが、この映画はグッと大人のブルース。俳優たちの熱演を、今からワクワクしています♪
コメント
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