だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

もしも、ピアノが弾けたなら…

2007-08-28 21:07:52 | 映画
ようやく秋の気配(?)いえ、まだまだ暑いです。しかし、映画の世界はすでにお正月映画の予告も始まっていますね。その前に“芸術の秋”も、忘れてはいけません。映画、演劇、絵画、音楽…。ところで最近の映画には、“ピアノ”のタイトルの映画がたぁくさ~ん。

日本アニメの「ピアノの森」(07)、韓国映画の「私のちいさなピアニスト」(06)、ドイツ映画の「4分間のピアニスト」(06)。古くは「ピアノ・レッスン」(93/原題はTHE PIANO)が有名だし、作曲家の映画なら「アマデウス」(84)や、カナダの天才ピアニスト「グレン・グールドをめぐる32章」(93)などもあり。これは、未見だけど。

この秋は、スイス映画の「僕のピアノコンチェルト」(06)がお勧めです。予告編で見ただけで、『見たい!』と感動してしまいました。スイス映画って、今まで意識して見たことがないように思うのですが…。でもこの作品は、出演者にブルーノ・ガンツがいます。

ドイツ映画の「アメリカの友人」(77)や「ベルリン・天使の詩」(87)、近作の「ヒトラー~最期の12日間~」(04)などで活躍するガンツは、実は1941年、スイス/チューリッヒ生まれ。監督は、「山の焚火」(85)のフレディ・M・ムーラー。

6歳のヴィトスは、パーティの席でシューマンのピアノ曲を見事に弾き、大人たちを驚かせます。両親は幼稚園より音楽学校へ通わせようと、大張り切り!まわりのみんなは、ヴィトスを“神童”と呼ぶのですが…。そんな彼の心のより所は、ちょっと変わり者のおじいちゃん(ガンツ)。

幼いヴィトスはピアノの腕前と共に、IQもずば抜けていて、12歳になった時には飛び級で高校生に。当然、クラスとはうまく行きません。『普通の人になりたい』と願うヴィトス。果たして、おじいちゃんの忠告とは?

ヴィトスを演じるのは、1992年チューリッヒ生まれのテオ・ゲオルギュー。9歳からピアノを始め、04年にコンサートデビュー。コンテストの優勝歴を持つ、本物の若手ピアニストです。素晴らしい。ぜひ、見ましょう!
コメント (2)
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