だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

B級映画のタラちゃん

2007-08-30 21:21:55 | 映画
日本にも2本立ての映画館ってありますが、もちろんアメリカが本場。かつて、ティム・カリー主演のカルト映画「ロッキー・ホラー・ショー」(75)の冒頭で、“サイエンス・フィクション/2本立て”の歌詞の中に♪ダブル・フューチャー♪というのがあって、「英語で言うとステキ!」って感動したものです。

その2本立て映画館のことを“グラインドハウス”というそうです。ふむ、そうなんだ。映画おたくの代表者、クエンティン・タランティーノが60年代や70年代に流行った、その“グラインドハウス”を現代に蘇えらせるために作ったのが、「デス・プルーフ in グラインドハウス」(07)!

スペシャルゲスト監督として参加した「シン・シティ」(05)以来の作品!監督/製作/脚本/撮影/出演まで、こなしています。ホント、おたく。映画の方は、2本立て映画館のB級映画を目指していますから、内容は想像通り。

主人公は、元スタントマンのマイク(カート・ラッセル)。実は彼、連続殺人鬼!ドクロマークをつけた愛車シボレーを“デス・プルーフ(耐死仕様)”に改造し、女性をつけまわした挙句、愛車で殺人を繰り返していたのです!そしてスタントマン・マイクに立ち向かうのが、スタントウーマン・ゾーイ(ゾーイ・ベル)。

当然、B級映画を目指していますから、おバカな会話やHな会話が楽しめるし、ネタバレのハラハラドキドキも山盛り。それからゾーイ・ベルは、「キル・ビル」(03)でユマ・サーマンのスタントウーマンだった人。初主役です。DJのジャングル・ジュリア役で、シドニー・ポワチエの娘、シドニー・ターミア・ポワチエが出演。

この作品、ホントは「プラネット・テラー」(次回紹介予定)と2本立て。さらに本国アメリカでは、映画と映画の間の(存在しない)予告編4本まで上映!なんと!アメリカ以外の国の上映は、単発1本ずつの上映。しかし、しかし、日本は“U.S.A.バージョン”として本国と同じ上映形式を取りました!ぎゃ~。

こちらはすでに上映が終了しましたので、DVDでの発売を待つのみ。それにしても、タラちゃんってつくづく“おたく”。今では超A級の監督さんですが、ますます、いろいろやって欲しいで~す♪
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