だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

88分の意味

2008-03-04 21:09:08 | 映画
名優アル・パチーノ、3年ぶりの主演作。ということは「トゥー・フォー・ザ・マネー」(05)以来なわけですね。「オーシャンズ13」(07)では、敵役のホテル王ウィリー・バンク。小気味いい役でした。パチーノならではの品もあって。しかし、やっぱり主役を演じてこそ名優の名に相応しい…。

それが、「88ミニッツ」(07)です。シアトルで、FBI異常犯罪分析医として働くジャック・グラム(パチーノ)。1997年、女性をロープで吊るして、切り刻むという連続猟奇殺人事件が発生。容疑者として逮捕されたのは、ジョン・フォースター(ニール・マクドノー)という男。裁判でのグラムの証言により、死刑判決が下されます。

そして9年後、フォースターの死刑執行の日。今ではシアトルの大学で教鞭を取っていたグラムに、若い女性ばかりを狙った連続猟奇殺人事件の発生を伝える連絡が入ります。しかもその手口は、9年前のジョン・フォースターのものと酷似。(コピーキャット?)さらには、被害者の女性はグラムの教え子だったのです!

そして1本の電話が、グラムにかかってきます。『お前に残された時間は88分だ』。いったい誰から?何のために?限られた時間の中で捜査を進める内、浮かび上がってきたのは、グラムのまわりの4人の女性。大学で助手を務める、キム・カミングス(アリシア・ウィット)。信頼する秘書のシェリー・バーンズ(エイミー・ブレネマン)。

大学での受講生、ローレン・ダグラス(リーリー・ソビエスキー)。グラムと関係を持つ、学部長のキャロル・リン・ジョンソン(デボラ・カーラ・アンガー)。豪華な女優陣の他にも、ウィリアム・フォーサイスも共演。監督は、「フライド・グリーン・トマト」(91)「8月のメモワール」(95)「アンカーウーマン」(96)のジョン・アヴネット。

ピリピリした演技をすると最高のパチーノ。個性的な女性陣が魅力だし、犯人探しも楽しそう~。そういえば、シアトルを舞台にしたFBI異常犯罪分析医というと、TV「ミレニアム」のフランク・ブラック(ランス・ヘンリクセン)を思い出します。というか番組もランスも大ファン!DVD、見ようっと!
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