だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

クルーニーは、進化する

2008-03-11 21:43:33 | 映画
ジョン・フランケンハイマー監督、1968年の作品「フィクサー」。あらすじをほとんど忘れてしまったので、調べてみたらすごく面白そう~。これはレンタルDVDしなくっちゃ!帝政末期のロシア、ウクライナの首都キエフ。ある工場で起きた少年殺人事件と、時代の背景にあるユダヤ人排斥運動とを描いた社会派サスペンスドラマ。

バーナード・マラマッドのピューリツァー賞受賞(67)の原作をダルトン・トランボが脚本、音楽をモーリス・ジャールが担当。アラン・ベイツ、ダーク・ボガード、エリザベス・ハートマン主演。もう一度、再確認のために見なくては。

同じタイトルの「フィクサー」(07)は、「ボーン・アイデンティティー」(02)を始めとするジェイソン・ボーン・シリーズの脚本で名を売った、トニー・ギルロイの初監督作品。脚本作品には、「黙秘」(95)「ディアボロス/悪魔の扉」(97)「プルーフ・オブ・ライフ」(00)もあります。これは期待です!

主人公は、マイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニー)。NYの大手法律事務所ケナー・バック&レディーンに働く彼の仕事は、弁護士でなく、“もみ消し屋=フィクサー”。表沙汰にできない事故や事件の処理…パートナーが起こしたひき逃げ事故、愛人と妻の争いに巻き込まれた重役…そんな時に呼び出されるのが、彼でした。

しかし、クレイトンの私生活も問題だらけで、従兄弟の8万ドルもの借金を肩代わり。一方、事務所の同僚アーサー・イーデンス(トム・ウィルキンソン)は、製薬会社U・ノース社に対する3000億円の薬害集団訴訟を担当。ところが弁護すべきアーサーは、ある“秘密”を知ることに。それはこの件を敗訴にしてしまう事実だったのです。

そして、もみ消しを頼まれたクレイトン。ところが、事実の暴露を決めたアーサーの突然の死。さらにはU・ノース社の敏腕女性弁護士カレン・クラウダー(ティルダ・スウィントン)の登場。やがて、クレイトンも命を狙われて…。誰が?なぜ?その真実とは?

今年の80回アカデミー賞でも、主要部門最多7部門ノミネート。弁護士役のティルダ・スウィントンが、助演女優賞を見事受賞!共演は、シドニー・ポラック(製作も)、マイケル・オキーフ。製作総指揮は、スティーヴン・ソダーバーグ、クルーニー、アンソニー・ミンゲラ他。音楽は、ジェームズ・ニュートン・ハワード。ますます渋く魅力的な、クルーニーにぞっこん!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする