だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

FKDの最新作

2008-03-29 22:05:41 | 映画
フィリップ・K・ディックのSF小説が大好きで、よく読んだものです。作品には作家の人生を反映したものがあるのが常ですが、ディックは双子として生まれ(妹は40日後に死去)、作家を志します。『高い城の男』でヒューゴ賞を受けたものの生活は苦しく、そのためSF小説を書き始めることなったそうです。

その頃から薬物(アンフェタミン)を常用し、神秘体験をしたり、キリスト教に傾倒したり…。でも作品はヒューゴ賞&ネビュラ賞受賞と、SF評論家やファンの間で高い評価を得ていました。1982年、53歳で脳卒中のため死去。もっともっと書いて欲しかったです。映画化された作品には…
  『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 → 「ブレードランナー」(82)
  『追憶売ります』 → 「トータルリコール」(90)
  『変種第二号』 → 「スクリーマーズ」(96)
  『少数報告』 → 「マイノリティ・リポート」(02)
  『報酬』 → 「ペイチェック 消された記憶」(03)
  『暗闇のスキャナー』 → 「スキャナー・ダークリー」(06)など。

そして『ゴールデン・マン』を映画した、「NEXT ネクスト」(07)が公開されます。監督は、「狼たちの街」(96)や「007/ダイ・アナザー・デイ」(02)のリー・タマホリ。脚本は「トータルリコール」の脚本、「マイノリティ・リポート」の製作総指揮ゲイリー・ゴールドマン他。

ラスベガスのみすぼらしいクラブで、マジックショーをしているクリス・ジョンソン(ニコラス・ケイジ)。彼は予知能力を持っているのですが、そのことは秘密。彼の能力は2分先の未来が見えるというもの。しかも、見えるのは自分にかかわることだけ。

その頃、LAにテロリストが潜入!彼らは核爆弾をどこかに仕掛けたのです。そこでクリスの予知能力に目をつけた、FBIのカリー・フェリス(ジュリアン・ムーア)は、クリスに捜査を依頼。巻き込まれるのを嫌い、一旦は断るのですが…。恋人のリズ(ジェシカ・ビール)がテロリストに捕らわれてしまいます。

果たして、クリスは核爆弾テロを食い止めることができるのか?リズを救うことはできるのか?共演者は、「Uボート 最後の決断」(04)のトーマス・クレッチマン、TV「刑事コロンボ」のピーター・フォーク。今年、81歳のフォークさん。大ファンです。お元気そうでなによりです。見に行きますよ!
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