だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

カメオにぞっこん。

2008-08-08 20:43:39 | 展覧会
箱根 彫刻の森美術館に、行かれたことはありますか?東京に住んでいると、ほとんどのことが身近でできてしまうので、わざわざ遠出しなくても…って思ってしまうことが多いです。実はまだ行ったことがありません。

でもこの展覧会はぜひ見たいな~と思い、友人たちと出かけることになりました。この秋、開催の「宝石彫刻の2000年 カメオ展」です。カメオ!若い頃には全く興味のなかったカメオですが、最近その素晴らしさにぞっこんなんです。

そもそも“カメオ”とは、メノウや大理石、貝殻などに浮き彫りの彫刻を施した装飾品のこと。主にブローチやペンダントヘッドを思い浮かべますね。でもその範囲は広く、指輪を印象代わりに使用したり、儀式用の頚章、調度品などもあります。また、浮き彫りと逆の沈め彫りを施したものを“インタリオ”と言います。

でも通常は総称として、“カメオ”と言うんだそうです。今回の展覧会は、サブタイトルが“アレキサンダー大王からナポレオン3世まで”と言い、5つのセクションで構成されています。

1:君主・英傑の肖像 2:ギリシア・ローマ神話 3:聖書の世界 4:神から人間・日常へ 5:カメオのある装飾・調度品 となっています。ポスターの写真でもわかるようにその精密で美しい姿には、うっとり。

一口にカメオと言っても種類は多く、シェルカメオ(貝)、ストーンカメオ(石)、メタルカメオ(金属)、アクリルカメオ(アクリル樹脂)、ラバーカメオ(溶岩)があります。また、カメオの人物像をダイヤモンドやルビーなどで装飾した物を“カメオ・アビレ”と呼ぶそうです。

とにかく、今アンティークのカメオを買おうと思ったら、6桁、7桁は当たり前。5桁のは小さいです。ああ~、絶対買えない。そんなわけで、この秋、素晴らしいカメオの展覧会を堪能して来ます。

おまけ:映画でクレジットされていない有名人や俳優が、チラッと出演することを“カメオ出演”と呼びますが、遠目でもはっきり判別できる“カメオ”から来ているんですね。
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