父と子のボクシング映画

ボクシングをテーマにした映画の代表作は、誰がなんと言っても「ロッキー」（７６）でしょう！シルヴェスター・スタローンがたった３日間で書いた脚本を、ジョン・Ｇ・アヴィルドセン監督が映画化。

ビル・コンティのテーマ曲が今も浮かびます。マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演「レイジング・ブル」（８０）。ジム・シェリダン監督、ダニエル・デイ＝ルイス主演「ボクサー」（９７）

マイケル・マン監督、ウィル・スミス主演「ＡＬＩ アリ」（０１）。クリント・イーストウッド監督、主演「ミリオンダラー・ベイビー」（０４）。ロン・ハワード監督、ラッセル・クロウ主演「シンデレラマン」（０５）。

デヴィッド・Ｏ・ラッセル監督、マーク・ウォールバーグ主演「ザ・ファイター」（１０）なんかが、思い出されます。もっとあるかも。もう１本、アンジーのパパ、ジョン・ヴォイト主演の「チャンプ」（７９）も。

この作品はフランコ・ゼフィレッリ監督作品で、かつてチャンピオンだった父を“チャンプ”と呼ぶ息子リッキー・シュローダーと、再びリングに上る父の話。当時、涙なくして見れない大ヒット作でした。

こうしてみるとボクシング映画好きかも。本当は人を殴るなんて大嫌いなんですが…。時代は移り、同じボクシング映画もこんなに変わりました。それが「リアルスティール」（１１）です。

２０２０年、リングの上で闘うのは人間ではなく高性能の格闘技ロボットたち。才能あるボクサーだったチャーリー・ケントン（ヒュー・ジャックマン）は、チャンピオンになる夢を奪われてしまいます。

どうにかロボット格闘技のプロモーターとして暮らしていますが、ロボットはすぐにスクラップ状態に。どん底の人生にまたひとつ、災難が…。母親を亡くし、初めて会う１１歳の息子がやって来たのです。

ある日、チャーリーとマックス（ダコタ・ゴヨ）はゴミ捨て場で旧式ロボット“ＡＴＯＭ”を発見。これが奇跡の人生のはじまりでした。共演は「メッセージ そして、愛が残る」（０８）のエヴァンジェリン・リリー。

「アジャストメント」（１１）のアンソニー・マッキーも。←注目してます。監督は、大ヒット作「ナイト ミュージアム」（０６）のショーン・レヴィ。ヒューは格闘技大好き人間らしいですよ。見ましょ。