アヤメ、カキツバタ、ハナショウブ、漢字だと菖蒲(アヤメ)、燕子花・杜若(カキツバタ)、菖蒲(ショウブ)、花菖蒲(ハナショウブ)、そしてゴッホの絵でお馴染みのアイリス。こちらはオランダ・アイリス。
花びらの様子がだいぶ違うのですが、判別がつきにくい?ポーランドの映画監督、アンジェイ・ワイダは今年86歳。「地下水道」(56)「灰とダイヤモンド」(57)「婚礼」(73)「大理石の男」(77)
「鉄の男」(81)「ダントン」(82)「悪霊」(87)「コルチャック先生」(90)「カティンの森」(07)などなど、多くの作品を監督して来ました。まさにポーランドを代表する巨匠です。
そのアンジェイ・ワイダ監督の最新作が、「菖蒲」(09)なんです。冒頭の花の話は、このタイトルを聞いてのこと。果たして、このタイトルの意味は?ポーランド映画にしてはユニークですね。
そして映画の解説でみつけた、本作に秘められた深い意味。原作は「尼僧ヨアンナ」(61)と「ヴィルコの娘たち」(79)で、ワイダ監督が映画化した、ヤロスワフ・イヴァシュキェヴィチ。
第2次世界大戦時の1944年、ワルシャワ蜂起の際に2人の息子を亡くし、互いに距離ができてしまった町の医師(ヤン・エングレルト)と妻のマルタ(クリスティナ・ヤンダ)。
妻を診察した夫は、妻が重篤な病状であるのに告白できずにいました。やがて春が終わり、夏が訪れるある日…マルタは川辺のカフェで、美しい青年(パヴェル・シャイダ)を見かけます。
若く輝くような青年との交流で、マルタは今は失ってしまったものを思い出し、心がざわめくを感じるのでした…。この作品のマルタを演じるクリスティナ・ヤンダは、「大理石の男」や「鉄の男」に出演。
本作の撮影半ばで、アンジェイ・ワイダ監督の盟友であった撮影監督エドヴァルト・クウォシンスキが病死。彼はクリスティナ・ヤンダの夫でもありました。そのため、本作は3つの世界に改変されました、
それは原作の本来の物語、夫が亡くなる最期の日までを語るヤンダ自身のモノローグ、ワイダ監督の演出風景。この3つの世界が交差し、1つの物語を構成。ワイダファンは、必見ですね。
花びらの様子がだいぶ違うのですが、判別がつきにくい?ポーランドの映画監督、アンジェイ・ワイダは今年86歳。「地下水道」(56)「灰とダイヤモンド」(57)「婚礼」(73)「大理石の男」(77)
「鉄の男」(81)「ダントン」(82)「悪霊」(87)「コルチャック先生」(90)「カティンの森」(07)などなど、多くの作品を監督して来ました。まさにポーランドを代表する巨匠です。
そのアンジェイ・ワイダ監督の最新作が、「菖蒲」(09)なんです。冒頭の花の話は、このタイトルを聞いてのこと。果たして、このタイトルの意味は?ポーランド映画にしてはユニークですね。
そして映画の解説でみつけた、本作に秘められた深い意味。原作は「尼僧ヨアンナ」(61)と「ヴィルコの娘たち」(79)で、ワイダ監督が映画化した、ヤロスワフ・イヴァシュキェヴィチ。
第2次世界大戦時の1944年、ワルシャワ蜂起の際に2人の息子を亡くし、互いに距離ができてしまった町の医師(ヤン・エングレルト)と妻のマルタ(クリスティナ・ヤンダ)。
妻を診察した夫は、妻が重篤な病状であるのに告白できずにいました。やがて春が終わり、夏が訪れるある日…マルタは川辺のカフェで、美しい青年(パヴェル・シャイダ)を見かけます。
若く輝くような青年との交流で、マルタは今は失ってしまったものを思い出し、心がざわめくを感じるのでした…。この作品のマルタを演じるクリスティナ・ヤンダは、「大理石の男」や「鉄の男」に出演。
本作の撮影半ばで、アンジェイ・ワイダ監督の盟友であった撮影監督エドヴァルト・クウォシンスキが病死。彼はクリスティナ・ヤンダの夫でもありました。そのため、本作は3つの世界に改変されました、
それは原作の本来の物語、夫が亡くなる最期の日までを語るヤンダ自身のモノローグ、ワイダ監督の演出風景。この3つの世界が交差し、1つの物語を構成。ワイダファンは、必見ですね。