この作品のチラシを見た時、すご~く深刻なドキュメンタリーかドラマかなと思いました。でもよくよく見たら、第71回ヴェネチア国際映画祭グランプリ、金獅子賞受賞とあります。
それがスウェーデンのヨーテボリ出身ロイ・アンダーソン監督作品「さよなら、人類」(14)です。きっとファンの方はよくご存じだと思いますが、残念ながら知りませんでした。
フィルモグラフィーには、「ベニスに死す」(71)のタジオ役ビョルン・アンドレセン出演「スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー」(70)、「散歩する惑星」(00)、「愛おしき隣人」(07)が…
あります。未見です。作品はすべて脚本も担当。さらに本作は、「散歩する惑星」と「愛おしき隣人」と“リビングトリロジー”の最終章となる不条理コメディーなんですと。うむ。
確かに予告編を見ると、風変わりでシュールなブラックコメディです。面白グッズを売り歩く冴えないセールスマン、サム(ニルス・ウェストロブロム)とヨナタン(ホルガー・アンダーソン)。
2人が出会う様々な人々。ワインの栓を開けようとして、心臓発作を起こし死んでしまう男。そんな夫の異変に気付かない妻。臨終の床で、天国まで持っていくと宝石の入ったバッグを…
手放さない老女。船酔いするため、理容師に転職するフェリーの船長。現代のバーに立ち寄るスウェーデン国王率いる、18世紀の騎馬軍など…不思議な物語たち。
サムとヨナタンが目撃するのは、人類の現在、人類の過去、人類の未来。時代が移り変わっても、人間の本質はそれほど変わらないというエピソードは、全部で39シーン。
固定キャメラを使用し、1シーン、1カットで撮影。すごい。その上、すべて巨大スタジオにセットを組み、マットペイントを多用し、膨大な数のエキストラが登場します。馬もね。
構想15年、撮影期間4年の歳月をかけて創り上げた、CGを使わない、アナログ映画。上映時間は1時間40分。第27回東京国際映画祭では、原題の『実存を省みる枝の上の鳩』で上映。
それがスウェーデンのヨーテボリ出身ロイ・アンダーソン監督作品「さよなら、人類」(14)です。きっとファンの方はよくご存じだと思いますが、残念ながら知りませんでした。
フィルモグラフィーには、「ベニスに死す」(71)のタジオ役ビョルン・アンドレセン出演「スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー」(70)、「散歩する惑星」(00)、「愛おしき隣人」(07)が…
あります。未見です。作品はすべて脚本も担当。さらに本作は、「散歩する惑星」と「愛おしき隣人」と“リビングトリロジー”の最終章となる不条理コメディーなんですと。うむ。
確かに予告編を見ると、風変わりでシュールなブラックコメディです。面白グッズを売り歩く冴えないセールスマン、サム(ニルス・ウェストロブロム)とヨナタン(ホルガー・アンダーソン)。
2人が出会う様々な人々。ワインの栓を開けようとして、心臓発作を起こし死んでしまう男。そんな夫の異変に気付かない妻。臨終の床で、天国まで持っていくと宝石の入ったバッグを…
手放さない老女。船酔いするため、理容師に転職するフェリーの船長。現代のバーに立ち寄るスウェーデン国王率いる、18世紀の騎馬軍など…不思議な物語たち。
サムとヨナタンが目撃するのは、人類の現在、人類の過去、人類の未来。時代が移り変わっても、人間の本質はそれほど変わらないというエピソードは、全部で39シーン。
固定キャメラを使用し、1シーン、1カットで撮影。すごい。その上、すべて巨大スタジオにセットを組み、マットペイントを多用し、膨大な数のエキストラが登場します。馬もね。
構想15年、撮影期間4年の歳月をかけて創り上げた、CGを使わない、アナログ映画。上映時間は1時間40分。第27回東京国際映画祭では、原題の『実存を省みる枝の上の鳩』で上映。