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二科展の100年

2015-07-09 12:59:52 | 展覧会
上野の東京都美術館で、この夏開催される展覧会は“二科100年展”というサブタイトルが付いています。ところで“二科”とは?日本の美術家団体の1つ“二科会のことですね。

二科展のことは詳しくは知りませんが、1914年10月1日に上野竹之台陳列館にて第1回展を開催したそうです。その展覧会は、「伝説の洋画家たち」。公式サイトの解説によれば…

二科会100年の歴史で発表した画家たちには、岸田劉生、佐伯祐三、小出楢重、関根正二、古賀春江、藤田嗣治、松本竣介、岡本太郎、東郷青児、安井曾太郎などの名前が並びます。

海外からも、フランスの画家アンリ・マティスやキュビスムの画家アンドレ・ロート、ロシアの彫刻家、画家オシップ・ザッキンなどの作品も展示されます。

展覧会の構成は、二科展の100年の歩みを1)草創期 2)揺籃期 3)発展そして解散 4)再興期…の4期に分けられています。主な作品は、有島生馬『鬼』(1914年/第1回展),

山下新太郎『端午』(1915年/第2回展)、岸田劉生『静物(湯呑と茶碗と林檎三つ)』と『初夏の小路』(1917年/第4回展)、石井柏亭『団扇をもてる女』(1920年/第7回展)

国枝金三『栴檀の木の家』(1924年/第8回展)、小出楢重『帽子をかぶった自画像』(1924年/第11回展)、坂本繁二『帽子をもてる女』(1923年/第12回展)

東郷青児『ピエロ』(1926年/第15回展)、佐伯祐三『新聞屋』(1927年/第15回展)、東郷青児『超現実派の散歩』(1929年/第16回展)、古賀春江『素朴な月夜』(1929年/第16回展)

坂本繁二郎『放牧三馬』(1932年/第19回展)、藤田嗣治『メキシコに於けるマドレーヌ』(1934年/第21回展)、安井曾太郎『玉蟲先生像』(1934年/第21回展)

岡本太郎『重工業』(1949年/第34回展)などなど。ちなみに佐伯祐三(1898年4月28日~1928年8月16日)の『新聞屋』は、個人蔵。パリに死した佐伯祐三。ぜひ。
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