だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

イタリア、トスカーナの夏

2015-07-26 14:04:51 | 映画
今日は、ちょっとお勉強。世界三大映画祭とは、カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭の3つ。1番有名なのは、カンヌ国際映画祭ですね。

フランスのカンヌで1946年から開催され、コンペティション部門、ある視点部門など、いくつものセクションに分かれています。メインのコンペティション部門の最高賞が、“パルムドール”。

“パルムドール”にはややこしい歴史があり、1939年~54年まで最高賞を“グランプリ”と呼んでいたそうです。しかし1955年、ジャン・コクトーがデザインした“黄金のシュロ”の…

トロフィーにちなみ、“パルムドール”を正式名称とし、“グランプリ”とも呼んでいたそうです。しかし、10年後の1965年に“グランプリ”に戻します。ねっ、ややこしいでしょ?

さらに、1975年に再度“パルム・ドール”とします。そしてその“グランプリ”は、1990年から審査員特別賞をそう呼ぶようになります。ちなみに2014年の“パルムドール”は、「雪の轍」。

2015年は ジャック・オーディアール 監督『Dheepan』。審査員特別グランプリの方は、2013年ジョエル&イーサン・コーエン「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(13)でした。

そして2014年が、アリーチェ・ロルヴァケル監督「夏をゆく人々」(14)です。イタリア、トスカーナの人里離れた土地で養蜂園を営む一家、ドイツ人の父ヴォルフガング(サム・ルーウィック)

母アンジェリカ(アルバ・ロルヴァケル)、4人姉妹のジェルソミーナ(マリア・アレクサンドラ・ルング)、マリネッラ、ルーナ、カテリーナ。そして家族に身を寄せる、ココ(ザビーネ・ティモテオ)。

ある夏の終わりのこと。村でTV番組『ふしぎの国』の撮影が行われることになり、司会ミリ・カテナ(モニカ・ベルッチ)がやって来ます。そんなある日、少年更生プラン”の一環で…

ドイツ人少年が一家に預けられることに…。緩やかだった一家だけの森の生活が、少しづつ変化していきます。上映館は、神保町の岩波ホール。作品にふさわしい単館劇場ですね。
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