だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

Xmas、NYの恋

2015-12-11 20:15:50 | 映画
テキサス州出身の作家パトリシア・ハイスミスは、幼い頃に養女となり、NYで暮らしました。学生時代から短編小説を書き始め、長編1作目が1950年の『見知らぬ乗客』。

アルフレッド・ヒッチコック監督が映画化し、大ヒット。他に映画化された作品には、ルネ・クレマン監督「太陽がいっぱい」(60)、ヴィム・ヴェンダース監督「アメリカの友人」(77)、

アンソニー・ミンゲラ監督「リプリー」(99)などのトム・リプリーシリーズ。「ガラスの独房」(77)「ふくろうの叫び」(87)「ギリシャに消えた嘘」(14)も、ハイスミスの原作。

『見知らぬ乗客』発表前、百貨店で働いていたハイスミスは、店内で見かけた1人の女性にヒントを得て書いた作品がありました。それが、クレア・モーガン名義で発表した…

『The Price of Salt』(1952年刊行)でした。1990年、ようやくハイスミス作品と公になり、題名も『Carol』と改題。「アイム・ノット・ゼア」(07)以来、久々のトッド・ヘインズ監督が…

その「キャロル」(15)を映画化しました。1952年のNY。マンハッタンの高級百貨店フランケンバーグのおもちゃ売り場で、アルバイトとして働くテレーズ・ベリベット(ルーニー・マーラ)。

写真家になることを夢みているテレーズには、なかなか結婚に踏み切れないリチャード(ジェイク・レイシー)という恋人がいました。そんなある日、6歳の娘リンディの…

クリスマスプレゼントを探しに1人の美しい女性が現れます。エレガントで魅力的なキャロル・エアード(ケイト・ブランシェット)でした。謎めいたムードの彼女に魅了されるテレーズ。

伝票からキャロルの住所を知ったテレーズが、クリスマスカードを送ったことで2人は会っては話をするように。キャロルは、夫のハージ(カイル・チャンドラー)と離婚訴訟中。

クリスマス休暇に小旅行に誘われたテレーズは、初めて本物の恋をしていると実感するのです。果たして?マーラは第68回カンヌ国際映画祭女優賞受賞。サラ・ポールソン共演。
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