だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

25周年記念公演

2005-08-12 20:58:05 | 演劇
私の大好きな役者さんに、加藤健一さんがいます。加藤さんは役者でありながら、「加藤健一事務所」という劇団を主催しています。しかも上演する作品を自分で選び、自分でプロデュースする、まさに芝居好きの加藤さんの生き方そのものの、劇団を運営しています。

1980年ひとり芝居「審判」上演のために、加藤健一事務所を設立、91年江古田スタジオを開設。また俳優教室を作って、若い役者を育てています。加藤さんの活動をご存知の方は、役者として、演出家として、プロデューサーとして、講師としての、その素晴らしい人間像をご承知のはず!

私は1983年の「ちいさき神の作りし子ら」から、加藤さんの舞台を見ています。もちろん、大ファンです。本多劇場での公演は、毎回欠かさず(たまに再演は抜けますが…)見ているほどです。で、再演でも、必ず見ているのが「審判」です。

その「審判」が、またやってきます。この作品は、舞台中央に小さな机がひとつ。前に立つのは、白いシャツを着た主人公アンドレイ・ヴァホフ大尉。彼はこれから第2次大戦下の、ある修道院で起こった出来事を語ろうとしています。ドイツ軍の捕虜となったロシア人将校たちが、経験した60日間。いったい何が起き、なにを裁こうとしているのか?

この作品は重く暗い内容で、毎回見終わった時の気分はかなり“HEAVY” でも、見たくなるのです。それはこの作品が加藤さんの原点だから。そして毎回演じる加藤さんが、違うから。約2時間半の舞台を休憩なしで務める加藤さんは、セリフの覚え、そしてダイエット(←この作品のために)と、見応え十分。

もしまだ未見でしたら、ぜひ一度は見て欲しいですね~。一度見るとまた再演を待ちかねてしまうのです。はい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイムトラベルのタブー

2005-08-11 21:43:23 | 映画
そろそろ、夏の映画も見終わった感がある私。○○休みの時期の映画館は、いつもより長く上映期間を設定しているため、私のような(?)映画ファンは新作の上映が待ち遠しい…。それに秋は“芸術の秋”ですから、重厚な作品がたくさん来るんですよね~♪楽しみ。

この映画も秋公開。つまり公開日が、まだ決まっていなんです。劇場はライズX。あっ、私まだここ行ったことがなかった。上のシネマライズは好みの劇場で、坂の下にできたのは知っていましたが、未入場。どんなかな?

で、その映画とは「プライマー」 プライマーprimerとは、同種分子の複製時、基となる分子のこと。または入門のこと。うむ、むずかしそう~。まっ、むずかしいことは置いといて、この映画で描かれるのは“タイムトラベル” 楽しそう~?いえいえ、楽しい映画ではありません。

アーロンとエイブの2人はガレージで、超伝導を利用した重力軽減装置の実験を繰り返しています。そして、80cm×50cm×50cmのその箱が、偶然タイムマシンに変身してしまうのです。

自分たちの発見が、自分たちの未来を変える!株価を操作して大金を得る。誰もが一度は夢みることを、やってしまった2人。でも、次に待ち受けていたのは、タイムトラベルの“タブー” つまり自分の分身に出逢ってしまうこと…だったのです!

そう言えば、自分の分身のことを英語では「ダブル」、ドイツ語では「ドッペルゲンガー」って言いますね。自分の分身を見ると、必ずどちらかが死ぬ運命なんでしたよね?ドリュー・バリモアの「ドッペルゲンガー」(93)や、役所広司の「ドッペルゲンガー」(04)なんていうのもありました。

2004年のサンダンス映画祭で、審査員大賞などを受賞したこの映画の監督は、主演、脚本、編集、音楽も担当しているシェーン・カルース。楽しみです。ライズXも。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モルグで人助け。

2005-08-10 21:13:17 | DVD
DVD発売のチラシや雑誌で見た時、これは見たい!と思ったのが、「トゥルー・コーリング」でした。2003年10月アメリカのFOXチャンネルで、放送が始まった、大人気の異色のミステリー・ドラマです。

なんたって主人公のトゥルー・デイビーズが、勤めている所がモルグ!死体安置所なんですもの。これが異色と言わずしてなんと言う!です。トゥルーは、過去に目の前で母を殺され、救えなかったと言うトラウマを抱えています。

やがて医者を志望し、医学部への編入を目指し研修生として配置されたのが、モルグだったのです。しかも深夜勤務。ところがここで自分に隠された能力に目覚め、物語は毎回、ハラハラドキドキ、楽しめるというわけです。

その能力とは、死者から「助けて!」と言われるとその日の朝からもう一度、1日をやり直すことができるという、時間逆行能力。モルグに運ばれた人の運命を変えるために、トゥルーは走るのです。彼女だけが知っている細かい出来事や、人物、出来事の流れ、それらをうまく変えていくそのバイタリティは、人を救いたい!という一心から。

オリジナルのメンバーは、トゥルーの弟、ギャンブラーのハリソン、問題ありの姉、メレディス、モルグの上司デイビス(←彼はトゥルーの能力の理解者)、事件現場カメラマンのルーク(←恋人候補?)

で、DVDを買うまでもなく、うれしいことにテレビ東京で、放送が始まりました!昼日中なので、ビデオにとって毎晩、楽しみに見ています。感謝してます、テレビ東京さん!シリーズ全部やってくださいね~!お願いしま~す。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芝居も映画も!

2005-08-07 20:31:17 | 演劇
最近の猛暑で、すっかり冷房病になってしまいました。夜寝る時、冷房は絶対にかけない私。しかし電車や職場、劇場などは当然冷房が入っていて、疲れのたまった体にじわじわ来たようです。だるい~、つらい~、具合悪い~。微熱が続いています。みなさんは大丈夫ですか?

もうすぐ、夏休み。まずは体調を直さなくてはいけませんが、暑くてたまらない部屋にいるより、劇場がいいな!これって矛盾ですよね?!

今日は芝居の話。かの有名な「ドレッサー」です。ロナルド・ハーウッド作で、今回の演出は鈴木勝秀さん。もう何度も上演されているこの作品は、芝居の醍醐味を味わうことのできる、優れた戯曲です。いわゆるバックステージ物。舞台は、役者の素顔を見ることができる楽屋部屋。

1942年のロンドン。名優と言われた座長もすでに老齢。今夜は227回目の「リア王」を演じる晩。しかし座長は精神状態が最悪(錯乱とボケ)。急に泣き出したり、虚脱状態や弱気の繰り返し。開演時間は刻々と近づいて来て…。

座長夫人は公演中止を決めるのですが、長年、座長の衣装係(ドレッサー)を努めてきたノーマンは、座長の気持ちを奮い立たせて、どうにか開演に間に合わせるのでした…。しかし!

この芝居の面白さは、まるで実話のようなリアルさ。普段、舞台上の華やかな世界を見て、感動や喜びを感じている観客が、決して知ることのない舞台裏の出来事。華やかさとは裏腹な、本当の物語。実は人間の怖い物語なのです。

今回は、パルコ劇場での上演。主役の座長役は平幹二郎さん、ノーマン役は西村雅彦さん、座長夫人は松田美由紀さん、他に久世星佳さんも出てます。良いですね~!私はサンシャイン劇場で、1988年に三國連太郎さん、加藤健一さん、渡辺えり子さん、後藤加代さんで。89年には三国連太郎さん、柄本明さん、三田和代さんで、連続して見ました。

ドレッサー」は映画にもなっています。アルバート・フィニーの座長はもちろん、ノーマン役のトム・コートネイの名演は特筆物です。1983年のオスカー主演男優賞に2人揃って、ノミネートされました。映画もお勧めです!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お買い物するなら…

2005-08-05 21:53:05 | 映画
アルフィー」に、ゾッコンまいっている私。ジュード・ロウって、ステキ♪今までの役どころと違う点は、ものすごくキュートだということ!1971年生まれだから、もう34歳だというのにとってもかわいい!いやいや、今が一番いい年なのかも~。当分、目が放せません!

ジュード・ロウを知ったのは、「ショッピング」(94) ここで共演したサディ・フロストと97年9月に結婚(でも、2003年10月に離婚) ポール・アンダーソン初監督作品で、近未来のロンドンを舞台にした青春物でした。97年の「オスカー・ワイルド」では、スティーブン・フライ扮するオスカー・ワイルドを惑わす美青年を演じてました♪(オーリーもちょこっと出てます)

「ガタカ」(97)「真夜中のサバナ」(97)「クロコダイルの涙」(98)「イグジステンズ」(99)「リプリー」(99)「スターリングラード」(00)「A.I.」(00)「コールドマウンテン」(03)「クローサー」(04)などなど、欠かさず見ています。

中でも「A.I.」のジゴロ役、「スカイキャプテン/ワールド・オブ・トゥモロー」のパイロット役なんかも、大好き。でも、やっぱり「アルフィー」だわ~!全編、観客に語りかける手法の映画は、ものすごくおしゃれ。リメイクとはいえ、やはりジュード・ロウの魅力があってこその「アルフィー」です。お勧め。

で、人気スターは作品が目白押し♪うれしい♪次に公開の映画は「ハッカビーズ」です。ハッカビーズは、なんでも揃うスーパーマーケット。バリバリのやり手社員のブラッドが、ジュードの役。キャンペーンモデルのドーン役は、ナオミ・ワッツ。

事業拡張のための新築計画に、異議を唱える活動家が出現。その上、怪しげな探偵夫婦まで加わり、さらには意味不明なフランス女性、火を消すことができない消防士まで現れ…。いったいブラッドの計画は?出世は?ドーンとの仲は?ハッカビーズの将来は?----不安がいっぱい!

監督は「スリー・キングス」(99)のデヴィッド・O・ラッセル。共演は、ジェイソン・シュワルツマン、ダスティン・ホフマン、リリー・トムリン、イザベル・ユペール、マーク・ウォールバーグの豪華面々。早く見たい!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジュラシック・ワールド

2005-08-04 21:40:47 | 展覧会
恐竜好きの私は、この展覧会のことをつい先日まで知らずにいて、ちょっと悔しい思いをしています。えぇ~、知らなかったぁ~、状態です。それは「ジュラ紀 大恐竜展」 横浜のみなとみらい/パシフィコ横浜で、開催中。8月28日までなんです。あらら。

ついこの間(梅雨の6月)、上野の恐竜博2005に行って来ましたが、今回の展覧会は”ジュラ紀”の恐竜に焦点を当てています。そのせいか、恐竜の名前もヤンチュアノサウルスとか、オメイサウルス、マメンチサウルス、ギガントスピノサウルス、ファヤンゴサウルスなどなど、聞いたことないぞ!

でも、説明をよく見ていくとありました!ステゴサウルス、イグアノドン、ラプトル。これって、完璧、映画「ジュラシック・パーク」の世界ですよね。大好きなT-REXは?と見れば、たぶんヤンチュアノサウルスなんでしょう。たぶん。詳しい説明文がなくて…。

で、今回の展覧会のメインは、それらの恐竜たちの骨格!見事なまでの生体骨格が、生きていた恐竜たちの姿を、私たちの前に見せてくれています。恐竜はご存知のように骨は見つかるものの、実際の皮膚の色はわかっていません。研究の過程、結果によって想像するのみです。

サイトで見る、ファヤンゴサウルスなんてピンク!!きれい~。でも、こんなにきれいだと目立ってしまって、肉食獣に狙われそう。ファヤンゴサウルスは、草食恐竜だもの。しかし恐竜と言うと、つい心が揺らぐ私。

夏休みで混むだろうな~と思いつつ、やっぱり見たい。時間と暑さにめげずに、横浜まで出かけようかな?貴方は?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チャッキー・ファミリー・ムービー

2005-08-03 22:06:50 | 映画
映画は大ヒットすると、シリーズ化されることが良くあります。そしてシリーズ化される本数で一番多いのが、3本。(もともと3部作とかでなく) 「ゴッドファーザー」「マトリックス」「スクリーム」「インファナル・アフェア」などなど。この場合「LOTR」「SW」は別格とします。

もちろん3本で終わるはずがないのが、柳の下のナントカで、いったい何本作るの~というのもありますね。「ST」とか「007」とか。まだある?そんな映画の多くに「ホラー映画」があります。フレディやジェイソン(対決もしちゃいました)、エイリアンやプレデター(こちらも対決もしちゃいました)とか。

で、もうすぐ公開のこれも5作目!オリジナルは1988年の「チャイルド・プレイ」 連続殺人犯のブラッド・ドゥリーフが、刑事に撃たれ死ぬ寸前にデパートのおもちゃ売り場で、人気のグッドガイ人形に乗り移ります。6歳の息子のために人形を買ったキャサリン・ヒックスは、チャッキーと名付けられた人形に電池が入っていない事に気付くのです。ゾッとしました。

チャッキーは肉体を求めて、人間を殺そうとします。可愛いはずの人形が人間を襲う!ドン・マンシーニの脚本はスバ抜けていて、面白かったですね~。当然シリーズ化。「チャイルド・プレイ2」(90)「チャイルド・プレイ3」(91)「チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁」(98)が、作られました。

そしてチャッキーと結ばれたティファニー(いきさつは映画を見てね)に、子供が生まれたのです!「チャイルド・プレイ チャッキーの種」がそれ。生まれた子供は2人の争いの種?いったいチャッキー・ファミリーに何が起こるのか?考えるのが怖い~!

声の出演も豪華です。チャッキーとティファニーは変わらずブラッド・ドゥリーフと、ジェニファー・ティリー(←大好き) チャッキー2世はビリー・ボイド!(ピピンだぁ!)なんだか楽しみになってきました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする