コリンと、マシューと、ミドラーも

「飛べ、バージル／プロジェクトＸ」（８７）でマシュー・ブロデリックと。「ツイスター」（９６）でビル・パクストンと。「恋愛小説家」（９７）でジャック・ニコルソンと。「ハート・オブ・ウーマン」（００）でメル・ギブソンと。「Ｄｒ．Ｔと女たち」（００）でリチャード・ギアと。

「スコルピオンの恋まじない」（０１）ウディ・アレンと。相手役の男優にこんなにも恵まれているのは、女優ヘレン・ハント。１９６３年６月１５日ロス生まれ。ＴＶＭの後、「ジェット・ローラー・コースター」（７７）でデビュー。ニコラス・ケイジの「ペギー・スーの結婚」（８６）あたりから注目されました。

「恋愛小説家」でアカデミー賞の主演女優賞受賞。ちょっと強気の女性を演じることが多いハントですが、とうとう監督デビューしました。「いとしい人」（０７）の原作は、エリノア・リプマン著『見つかっちゃった』。ハントは脚本にも加わっています。

小学校教師のエイプリル・エプナー（ハント）は、３９歳。同僚で年下のベン（マシュー・ブロデリック）とは、結婚して１０ヶ月目。出産適齢期ギリギリのエイプリルは、早く赤ちゃんが欲しい…。しかし、大人になりきれていないベンは、怖じ気づき（？）突然、別れを告げ家を出て行ってしまいます。

不幸のどん底～と自分を慰めた時、義母が亡くなります。落ち込むエイプリルに、今度は自分が母！と名乗る人物が…。地元ＴＶ局でトークショー番組を持つ、バーニス（ベット・ミドラー）でした。エイプリルとは正反対の、超～明るいバーニス、“衝撃の告白！”

エイプリルのパパは、スティーブ・マックイーン！？波乱続きのエイプリルが落ち着きを取り戻せるのは、やっぱり仕事。ある時、生徒の父親で小説家のフランク（コリン・ファース）と出会います。フランクは妻に去られ、娘たちと暮らしていました。

次第に心が通じ合うエイプリルとフランク。しかし、更なる問題発生！エイプリルが、ベンの子供を妊娠していたのでした！どうするの、エイプリル！本当にパパはマックイーン？フランクとの関係は？赤ちゃんは？

ハントは、かつてマシューと交際。その後、９９年ハンク・アザリアと結婚し、翌年離婚。この映画でマシューと久々に共演ですね。マシューも好きだけど、私はコリンの大ファン！ベット・ミドラーも好きだし。というわけでこの映画、楽しみで～す。

これぞ、香港映画

エンプレスとは、皇后の意。ちなみに皇帝はエンペラー。エンペラーというと、ベルナルド・ベルトルッチ監督作「ラストエンペラー」（８７）を思い出します。ジョン・ローン演じる清朝最後の皇帝溥儀の人生が描かれ、アカデミー賞の作品、監督はじめ１０部門受賞の名作です。

エンプレスで思い出すのが「西太后」（８４）。監督はリー・ハンシャン、主演はリウ・シャオチン。この２作は舞台がいずれも中国ですが、もちろんローマのシーザー、フランスのナポレオン、ロシアのニコライなど、たくさんいます。今日は皇后の映画です。

「エンプレス 運命の戦い」（０８）。監督は、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」（８７）「テラコッタ・ウォリア／秦俑」（８９）「スウォーズマン／女神伝説の章」（９２）「ワンダーガールズ東方三侠」（９３未）などのチン・シウトン（程小東）。懐かしい～！

最近は、「少林サッカー」（０１）「ＨＥＲＯ」（０２）「ＬＯＶＥＲＳ」（０４）「王妃の紋章」（０６）などのアクション監督としても活躍しています。香港が中国に返還されてから、純粋な香港映画という括りはなくなりましたが、本作は香港映画の香りたっぷり！

シウトンは監督、脚本、武術指導を担当。キャストは１９６３年中国・広東省出身のドニー・イェン（瓢子丹）。１９６６年北京出身のレオン・ライ（黎明）。１９７３年香港出身のケリー・チャン（陳慧琳）。良いですね～。

中国戦国時代。趙国との戦いで燕国の王が討たれ、死に際に側近の将軍、雪虎(ドニー・イェン)を後任にすると告げます。さらに伝家の宝刀“飛燕剣”を、王女である燕飛児(ケリー・チャン)に託します。

将軍、雪虎は王位継承者を飛児としますが、王の甥で野心家の胡覇将軍(グオ・シャオドン)は、彼女の暗殺を企み刺客を差し向けます。飛児を助けたのが、山奥で隠遁生活を送る元軍人の段蘭泉(レオン・ライ)でした。やがて２人の間に、芽生える淡い恋心…。

物語の元となるのは、中国で古くから語られている“江山美人”。黄梅調の古典劇（詩を７文字１節とし、歌うように台詞を語るある種ミュージカルのような）として知られているそうな。本作は監督の解釈が加えられ、武侠映画へと姿を変えています。

香港映画らしい、恋とアクションの武侠映画が楽しめそう。ところでドニー・イェンって、ルー・ダイアモンド・フィリップスに似てない？

案内人に導かれ…

２０５６年。死に至る奇病が流行し、世界は人類滅亡の危機に瀕していました。人々はパニック状態に陥り、絶望と混沌が渦巻いていました。１７歳のシャイロ・ウォレス（アレクサ・ヴェガ）は、生れながらの難病を患い、父ネイサン（アンソニー・スチュワート・ヘッド）から、家を出ることを禁じられていました。

バイオ企業“ジーン社”は、医療会社として奇病の治療に当たっていました。外出を固く禁じられていたシャイロは、次第に外の世界を見てみたいと思うようになっていました。そんなある時、ジーン社の社長ロッティ・ラルゴ（ポール・ソルヴィノ）からの電話を受けます。

『死んだお母さんのことを教えてあげるよ』…その言葉に導かれるように、家の外へ出て行くシャイロ。果たして、シャイロの見た世界とは？そして母の死に隠された秘密とは？映画「ＲＥＰＯ！ レポ」（０８）は、めくるめく映像のゴシック・ファンタジー・ロック・オペラです！

そう！あの「ロッキー・ホラー・ショー」（７５）以来のファン、感涙の作品。「ロッキー・ホラー」を愛する私は、もうわくわく。監督・製作総指揮は「ソウ２～４」（０５～０７）シリーズのダーレン・リン・バウズマン。音楽プロデューサーを日本のＹＯＳＨＩＫＩが、務めているのも話題です。

そして共演者も豪華。シャイロの案内人を務めるのは、脚本、音楽を担当（ダーレン・スミスと共同）しているテランス・ズダニッチ。その怪しいムードにク～ラクラ。もしかしてとんでもない人に出会ってしまうのかも！？

他に映画初出演のサラ・ブライトマンが、人気オペラ歌手ラインド・マグ役で出演。ラルゴ家の長女で整形手術中毒の歌手アンバーをパリス・ヒルトンが演じています。亡き母マーニ役は、サラ・パワー。アレクサ・ヴェガは、「スパイキッズ１～３」（０１～０３）シリーズのカルメン・コルテスです。

ところでタイトルの「レポ」とは、（代金未払いのため）回収された車のこと。この映画の中で、ジーン社は治療費返済遅延の患者から代わりに臓器を回収していたのです。おおっ、ゴシック・ホラー！！

で、思いだしたのがアレッスク・コックス監督、エミリオ・エステヴェス主演の「レポマン」（８４）。ローン未払いの客の車を取り立てるのですが、実はその車には宇宙人の死体が…。というＳＦ仕立ての怪作。レポマンは、ハリー・ディーン・スタントン。お勧め～。

訪問者、おことわりっ！

予告編を見た時、思わず「スクリーム」（９６）を思い出してしまいました。単に画面に現れた“訪問者”が変な頭巾を被っていて、見た目、あのマスクのように見えたから…。「スクリーム」は、「エルム街の悪夢」（８４）でフレディ・クルーガーを生み出した、ウェス・クレイヴンのヒット作。

ドリュー・バリモア、ネーヴ・キャンベル、コートニー・コックス、ローズ・マッゴーワン、スキート・ウールリッチ、デヴィッド・アークエット、リーヴ・シュレイバーと、若手の人気者が出演していて大いに楽しめました。続編「スクリーム２」（９７）も。

で、その映画とは「ストレンジャーズ 戦慄の訪問者」（０８）。監督・脚本は、ブライアン・ベルティーノ。１９７７年１０月１７日テキサス州クラウリー出身。脚本の執筆から始め、０４年本作を映画化されていない脚本家に与える助成金制度に出品。準々決勝に残り、ユニバーサル映画が購入。

０６年、映画化を依頼され、監督デビューを果たしたというわけです。期待の監督ですね。しかもこの映画、実際に起こった事件を描いています。そしてこの事件の真相は、未だ完全には解明されていないそうな…。

２００５年２月１１日、クラークロード１８０１番地のホイト宅。クリスティン・マッケイ（リヴ・タイラー）とジェームズ・ホイト（スコット・スピードマン）は、友人の結婚式から帰宅します。結婚式の余韻と、シャンパン、バラの花、キャンドル、２人だけのステキな夜を過ごすはずでした。

時刻は明け方の４時。突然、ドアをノックする音が…。『タマラはいますか？』髪の長い少女が暗闇の中に立っていました。これが、これから起こる恐怖のはじまりだったのです。一番安心できて、一番安全なはずの自宅に訪れる恐怖とは？

仮面を被ったストレンジャーズの１人“ドール・フェイス”を演じるのは、スーパーモデルのジェマ・ウォード。スコット・スピードマンは、「アンダーワールド」（０３）「アンダーワールド：エボリューション」（０６）で、ライカン（狼男）マイケル・コーヴィンを演じてます。

この作品、全米で４週連続トップ１０入りしすでに続編が決定してます。「ファニー・ゲームＵ．Ｓ．Ａ．」（０７）もだけど、変な訪問者、おことわりっ！

忘れえぬトレチャコフ美術館

パーヴェル・ミハーイロヴィチ・トレチヤコーフ。日本語表記だとトレチャコフ。ロシア人（１８３２年１２月２７日～１８９８年１２月１６日）のトレチャコフは、実業家で美術蒐集家。ロシア美術の保護者として有名。モスクワにトレチャコフスキー大通りという名前が残っています。うむ。

私がロシアに旅した（１９９８年９月）のは、トレチャコフ美術館へ行きたかったから。きっかけは、１９９３年４月～６月に東京都美術館で開催された「ロシア近代絵画の至宝 トレチャコフ美術館展」を見たことでした。中でも、イリヤ・レーピンの絵画には釘付けでした。

イリヤ・エフィモヴィチ・レーピンは、１８４４年８月５日ハリコフ県チュグエフ生まれ。（１９３０年９月２９日没）１８７０年“移動美術展覧会組合”を結成し、のちに移動派となりました。ダイナミックでかつ精密な物語を秘めた作品には、ひと目惚れでした。

以来、レーピンは私の大好きな画家の１人。（彼の作品の一部はこちらのサイトで見ていただけます）レーピンの作品の多くが収蔵されているトレチャコフ美術館は、憧れの美術館。渋谷のザ・ミュージアムで開催される「国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア」は、必見です！

ポスターを飾るのは、イワン・クラムスコイ≪忘れえぬ女（ひと）≫（１８８３）。他にニコライ・ゲー≪文豪トルストイの肖像≫（１８８１）。ヴィクトル・ボリソフ＝ムサートフ≪５月の花≫（１８９４）。ワシーリーポレーノフ≪モスクワの中庭≫（１８７７）。ニコライ・カサトキン≪恋のライバル≫（１８９０）

そしてレーピンの≪ピアニスト、ゾフィー・メンターの肖像≫（１８８７）、≪レーピン夫人と子供たち「あぜ道にて」≫（１８７９）。絵画の１点１点からヒシと感じられる、ロシアという地。映画や小説などからも感じることはできますが、やはり絵画は素晴らしいです。

まさにその当時の写真なんですから。３８名の画家の作品が、７５点来日。１９世紀半ばからロシア革命までのロシアを描いた作品たち。今からわくわくしています！

ＹＡヴァンパイア

ヴァンパイアものが大好き。古くはテレンス・フィッシャー監督、クリストファー・リー主演の「吸血鬼ドラキュラ」（５７）、ヴァン・ヘルシング役はピーター・カッシングでしたね。ジョン・バダム監督、フランク・ランジェラの「ドラキュラ」（７９）、コッポラ監督、ゲイリー・オールドマンの「ドラキュラ」（９２）も大好き！

異色の作品として、ニール・ジョーダン監督、トム・クルーズ、ブラピの「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」（９４）もありましたね。私的には、キャスリン・ビグロー監督の「ニア・ダーク／月夜の出来事」（８７）とか、ロバート・ロドリゲス監督、ジョージ・クルーニー主演の「フロム・ダスク・ティル・ドーン」（９６）とかも好き。

そう考えるとバトラーさんの「ドラキュリア」（００）とか、ウェズリー・スナイプスの「ブレイド」（９８）シリーズとかもあり。いずれにしてもホラー色が濃いですね。

「トワイライト～初恋～」（０９）は違います。監督は、「サーティーン　あの頃欲しかった愛のこと」（０３）「マリア」（０６）のキャサリン・ハードウィック。ステファニー・メイヤーの原作を映画化。スタッフを見るだけでも女性の力が感じられますね。そう！この映画は、ロマンチックな青春ものでもあるんです。

主役を演じるロバート・パティンソンは、１９８６年５月１３日ロンドン生まれ。「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」（０５）で三大魔法学校対抗試合にホグワーツ魔法学校代表として出場した、セドリック・ディゴリー役。覚えてます？私？？

母親の再婚で、太陽輝くアリゾナからワシントン州のフォークスに引っ越してきた、ベラ・スワン（クリステン・スチュワート）。雨が多く、霧に包まれた町フォークス。フェニックス高校に転入したベラは、色白で美少年のエドワード・カレン（ロバート・パティンソン）と出会います。

医師カレンの養子エドワード。カレン家の人たちは、実はヴァンパイア。しかしエドワードの家族は、普通のヴァンパイアとは違う生活をしていました。映画は、ベラとエドワードの危険で激しい恋を描いています。ＹＡ（ヤングアダルト）小説のベストセラーで、ＮＹタイムズ紙で３０週以上第１位を記録。

ベラを演じるスチュワートは、「パニック・ルーム」（０２）「イントゥ・ザ・ワイルド」（０７）「ジャンパー」（０８）に出演。覚えてます？

銀行の秘密

最近、気になる俳優さん。というかファンなんですが…。まずは、「３００」「Ｐ.Ｓ. アイラヴユー」（０７）「幸せの１ページ」「ロックンローラ」（０８）のジェラルド・バトラーさん。「トランスポーター」（０２）「バンク・ジョブ」「デスレース」（０８）のジェイソン・ステイサム。

「ラストキング・オブ・スコットランド」（０６）「つぐない」（０７）「ウォンテッド」（０８）のジェームズ・マカヴォイさん。「トゥモロー・ワールド」「インサイド・マン」（０６）「シューテム・アップ」（０７）のクライヴ・オーウェン。

もちろん他にもた～くさんいますが、とりあえず…。驚いたことに４人ともイギリス人。そういえばアメリカ人俳優とは、雰囲気が違いますね。ドラマにもアクションにも、きらりと光る個性と演技力を見せるこの４人には、大注目。最近はアメリカ映画でも大活躍です！

そのクライヴ・オーウェンの最新作が、「ザ・バンク 堕ちた巨像」（０９）です。タイトル通り、世界中から莫大な資金の集まる銀行を舞台にしています。

インターポールの捜査官ルイ・サリンジャー（オーウェン）は、２年前からある違法行為の極秘情報を入手。それは国際メガバンクのＩＢＢＣのものでした。彼は、マンハッタン支店の取り調べをしていた、ＮＹ検事局のエリノア・ホイットマン（ナオミ・ワッツ）と共にＩＢＢＣを追及することに。

ドイツのベルリン。内部告発しようとしていた銀行の幹部アンドレ・クレマンが、不審な事故死を遂げます。さらに、ドイツ国内でのＩＢＢＣへの捜査が禁止されてしまいます。いったい何が？なぜ、クレマンは殺されてしまったのか？

舞台はベルリンの他、フランスのリヨン、ルクセンブルグ、イタリアのミラノ、アメリカのＮＹ、トルコのイスタンブールへ。世界中の富裕層からＩＢＢＣに集まる資金は、いったいどこへ流れて行くのか？次々に消されてしまう、証人や証拠。強大な銀行に１人挑むサリンジャーは、法さえも破ろうとしています。

１００年に一度といわれる世界的な金融危機。今、その真っ只中にいます。銀行という私たちになくてはならない、そしてこんなにも身近にありながら、その実態のつかめない国際的な金融システム。これは見ておく必要がありそうです。

監督は、「パフューム ある人殺しの物語」（０６）のトム・ティクヴァ。見ます。

謎だらけのウォッチメン

アラン・ムーア原作、デイヴ・ギボンズ画のアメリカン・コミック、略してアメコミ、『ウォッチメン』。ご存知の方は、かなりなマニア。同じアメコミでも『スーパーマン』 『スパイダーマン』 『Ｘーメン』 『バットマン』 『パニッシャー』『デアデビル』 『アイアンマン』 『ハルク』 『ヘルボーイ』などとは、ちと違います。

『ウォッチメン』は、１９８６年から８７年の間にＤＣコミックから月刊誌として１２冊発行。後に『シンシティ』や『３００』のようなグラフィック・ノベルとして、１冊にまとめられました。うむ。

かく言う私は、このアメコミのことは知りませんでした。ではどんな物語なのか…。知りたいなら、映画を見ましょう！「３００」（０７）の監督、ザック・スナイダーの最新作「ウォッチメン」（０９）。予告編でも謎がいっぱい！

ジョン・Ｆ・ケネディ暗殺事件、ベトナム戦争、キューバ危機、アポロ１１号月面着陸など、世界の歴史的事件の裏には、＜監視者：ウォッチメン＞と呼ばれるヒーローたちがいました。しかし１９７７年、政府からその活動を禁止され、ウォッチメンたちはバラバラに…。

ニクソン大統領が政権を握っていた１９８５年１０月。ある夜、ＮＹの高層マンションから落下した男、彼の名はエドワード・ブレイク（ジェフリー・ディーン・モーガン）。かつてウォッチメンだった男で、死体のそばには、血の付いたスマイルバッジが。それは彼のトレードマークだったのです。

なぜ彼は殺されたのか？事件現場に現れたのは、ロールシャッハ（ジャッキー・アール・ヘイリー）と呼ばれる謎の男。顔の黒と白の模様が変化する“顔のない男”は、独自に捜査を始めます。かつてのウォッチメンたちを調べて行くうちに、次々に殺されて行くヒーローたち。

なぜ、ウォッチメンたちは狙われ殺されるのか？果たして、歴史的事件に関わってきたウォッチメンとは？う～む、これだけではさっぱりわかりません！早くこのもやもやをすっきりさせた～い！

映画化不可能といわれてきたこの作品の共演者は、パトリック・ウィルソン、ビリー・クラダップ、マリン・アッカーマン、マシュー・グード、カーラ・グギーノ。ジェフリー・ディーン・モーガンは、ＴＶ「スパナチュ」のウィンチェスター兄弟のパパ。早く見たい！！

犬好き、必見！

恋人だったケイト・ハドソンと破局し、手首を切った（０８年８/２６）と言われていたオーウェン・ウィルソン。彼、モテるんです。すぐにジェニファー・アニストンとの噂も。ちなみにアニストンは、００年７月にブラピと結婚、０５年１月離婚。

ウェス・アンダーソン監督とのコラボも多くあり、弟ルーク・ウィルソンやベン・スティラー、ジャッキー・チェンなどと共演作も多く、意外と人脈も豊富。スティラー監督の「ナイト ミュージアム」（０６）にもノークレジットで出演してました。続編「ナイト ミュージアム２」（０９）にも出てます、はい。

そのオーウェン・ウィルソンとジェニファー・アニストンが、共演してしまいました。「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」（０８）。ジョン・グローガンのベストセラー小説をデヴィッド・フランケルが監督。バンデラスの「マイアミ・ラプソディー」（８４）や「プラダを着た悪魔」（０６）の監督ですね。

ジョン（オーウェン）とジェニー（アニストン）は、ミシガンで雪の舞う日に結婚。ともに新聞のコラムニストとして働くジャーナリストの２人は、暖かくて眩しい日差しいっぱいのマイアミに新居を買い、新婚生活をスタートさせることに。

そして子供を持つための予行演習のつもりで、犬を飼うことを決意！そして、ジェニーの誕生日プレゼントとしてやって来たのが、クリーム色のラブラドール・レトリバー。名前はマーリー。

やんちゃで元気いっぱいで、見るからに可愛い子犬のマーリー。ところがマーリーは、どうしようもないほどおバカな犬だったんです！他の犬や飼い主に飛びかかり、顔中をヨダレまみれにし、雷にパニクり、家具を噛みちぎり、なんでもかんでも食べたがる…。ぎゃは～。

しかたなく犬の訓練学校に入れても、トレーナーからはサジを投げられお払い箱。そして１０ヶ月後、ついにジョンとジョニーに赤ちゃんが！こうして年月は流れ、子供たちは３人になり、新たな地フィラデルフィアへ引っ越しも。

人間と飼い犬の物語は、いろいろな映画で描かれて来ました。ほとんどの映画の犬たちは、賢い！しかし、おバカであればあるほどかわいい！？ラブラドールは、クリントン元大統領やプーチン元大統領も飼っていた犬種。マーリーは特別なのかも…？

猫好きの私も見たいで～す。

あなたは、ＹＥＳと言える？

「ボクの彼女は地球人」（８８）で、エイリアン。「エース・ベンチュラ」（９４）で、ペット探偵。「バットマン フォーエヴァー」（９５）で、リドラー。「ケーブル・ガイ」（９６）で、ケーブル・ガイ。「ライアー ライアー」（９７）で、一流弁護士。「マン・オン・ザ・ムーン」（９９）で、実在のコメディアン、アンディ・カウフマン。

「グリンチ」（００）で、グリンチ。「エターナル・サンシャイン」（０４）で、恋するジョエル・バリッシュ。「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」（０４）で、オラフ伯爵。「ナンバー２３」（０７）で、動物管理局のウォルター・スパロウ。

そう！ジム・キャリー。最近はメキメキ演技派してますね。「ライヤー ライヤー」あたりからでしょうか。主人公の弁護士フレッチャーの得意技は“嘘”。ところが息子のマックスが神様にお願い！『パパが嘘をつきませんように』。以後、フレッチャーは嘘がつけなくなり…。

そして今度のキャリーは、“ＹＥＳ”。最新作の「イエスマン “ＹＥＳ”は人生のパスワード」（０８）は、人生を前向きに生きる方法を教えてくれます。うふふ。

３年前、妻と離婚したカール・アレン（ジム・キャリー）の仕事は、銀行の貸付係。毎日送られてくるローンの申込書に“却下”のスタンプを押し続けます。彼の人生は、いつも、何事も“ＮＯ”の日々。電話が鳴っても相手のナンバーを見るだけで、決して出ない…。友人の誘いには、理由を付けてお断り。

話しかけそうな隣人には、お愛想笑いで肩透かし。チラシを配る青年には、目もくれず通り過ぎ…。すべてがうまく行かないカールは、親友のピーター（ブラッドレイ・クーパー）の婚約パーティもすっぽかし、友情さえも失くしそうになる始末。

これではいけないと、旧友ニック（ジョン・マイケル・ヒギンズ）の勧める自己啓発セミナーに参加します。会場にはカリスマ主催者のテレンス・バンドリー（テレンス・スタンプ）がいて、参加者に呼びかけます。『ＹＥＳ』と言いなさいと。どんなことがあろうと、ＹＥＳと言わないと悪い結果を招くと。

さぁ～、カールの“ＹＥＳ”の日々がはじまります。もし、あなたが“ＹＥＳ”しか言えないとしたら？面白いけど、怖いかも。そんなシチュエーションは、ジム・キャリーにぴったり！監督は、「チアーズ！」（００）「恋は邪魔者」（０８）のペイトン・リード。

なんだか思い当たる節のある、私は笑えないかも…。あはは。