だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

天使のウーピー、待ってました!

2011-10-15 21:57:02 | 映画
ウーピー・ゴールドバーグを初めて見たのは、「カラーパープル」(85)。アリス・ウォーカーの原作をスティーヴン・スピルバーグが製作・監督し、アカデミー賞の作品賞、主演女優賞はじめ9部門ノミネート。

1個も取れなかったけど。ウーピーは、ゴールデン・グローブの女優賞(ドラマ)を受賞。やせっぽちの黒人女性で、素敵な名前と共にすぐに覚えました。1955年11月13日NY生まれ。(49年説あり)

その後の活躍はご存じの通り。ジェリー・ザッカー監督「ゴースト/ニューヨークの幻」(90)で、見事助演女優賞受賞!「天使にラブ・ソングを…」(92)と「コリーナ、コリーナ」(94)は、お気に入り。

もともとTV「スター・トレック」のウフーラに憧れて女優を目指したそうで、TV「新スター・トレック」(87~94)でのガイナン役も、STファンのウーピーだから。それに女性初のアカデミー賞の司会も。

そんなウーピーも、07年女優引退宣言。もっとも「トイ・ストーリー3」(10)の声の出演や、TVのゲスト出演などはやっているようですが…。久々に出演作が公開です。「私だけのハッピー・エンディング」(11)。

長編初の女性監督ニコール・カッセル作品。広告代理店で働く、マーリー・コーベット(ケイト・ハドソン)は30歳。仕事は順調だし、大好きな仲間と夜は楽しく過ごし、恋だって気ままに楽しんでいます。

ある日、健康診断に出かけたマーリーの人生は大きく変わってしまうことに…。医師のジュリアン・ゴールドスタィン(ガエル・ガルシア・ベルナル)から、余命半年のがんを宣告されてしまったのです。

何もなかったように振る舞う、マーリー。母親のヴァレリー(キャシー・ベイツ)は悲しみに暮れ、オロオロするばかり。父親のジャック(トリート・ウィリアムズ)は、どう接して良いかもわからない…。

友達はハレモノに触れるかのよう…。終いにイライラ八つ当たりするマーリー。やがてマーリーはジュリアン医師に、安らぎを感じ始め、心を開いていきます。それは恋に変化していくのですが…。

ウーピーは、ファンタジックで重要な掲示を与える天使役を演じます。ガエルが医師役で、しかもハリウッドのロマンチック映画に出演するなんて。豪華で意外なキャスティングに期待は高まります。見ようっと。
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ターセム・シン、神々の監督

2011-10-14 20:29:40 | 映画
マイブログでも紹介しましたが、ターセム監督の「落下の王国」(06)は大のお気に入り。当然、その年のベスト1です。ターセム監督は、1961年5月26日インド出身。24歳でアメリカに渡ります。

MTVやTV-CMの演出などで活躍後、ジェニファー・ロペス主演の「ザ・セル」(00)で監督デビュー。ヴィンス・ヴォーンとヴィンセント・ドノフリオという曲者俳優が共演のこの作品も、大好き。

監督の大ファンとなり、待ち続けたのが「落下の王国」。とにかく素晴らしい映像とイマジネーションで、見る者を圧倒します。未見の方は、ぜひぜひ!そして、ようやく3作目が公開になります。

前作も6年の時間を要しましたが、今回も5年も待ちました。「インモータルズ ‐神々の戦い‐」(11)です。“IMMORTAL”は、不滅の、永久の、不死の…の意味があります。ギリシャ神話の物語。

人類誕生の遥か昔。光と闇の神の戦争が起き、その結果、光の神が勝利し闇の神は奈落の底へ…。時は過ぎ、古代ギリシャではオリンポスの主神ゼウス(ルーク・エヴァンス)が君臨していました。

世界を作った全能の神は、人類の平和と繁栄を願いじっと見守っていました。しかし、闇の力を手に入れギリシャを滅ぼし、世界を支配しようと企むハイペリオン(ミッキー・ローク)が現われます。

彼は光の神が作った武器の1つ“エピロスの弓”を探し求め、軍隊を結集。進軍します。ハイペリオンを止めるべく、ゼウスが選んだのは自ら鍛え上げた人間テセウス(ヘンリー・カヴィル)でした。

わずかな仲間を率いて、ハイペリオンの強大な軍隊に雄々しく立ち向かっていくテセウス。彼を助けるため奇跡を起こすのは、戦いの神:ゼウスの息子アレス、海の神:ゼウスの弟ポセイドン(ケラン・ラッツ)

知恵の女神:ゼウスの娘アテナ(イザベル・ルーカス)らオリンポスの神々。他に未来を見る力を持つ巫女パイドラ(フリーダ・ピント)、テセウスと共に行動する盗賊スタブロス(スティーヴン・ドーフ)

封印された闇の神の復活。果たして?「300」(07)の製作陣によって製作され、まるで大聖堂の天井画の様な壮大な戦いが、スクリーンに展開します。映像の魔術師ターセム・シン。その芸術を堪能しましょ!
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年に1度のお仕事しましょ。

2011-10-12 21:23:03 | 映画
ニムロッド・アーントル監督「アーマード 武装地帯」(09)のマット・ディロン。ジャスティン・リン監督「ワイルド・スピード MEGA MAX」(11)のポール・ウォーカー。ケネス・ブラナー監督「マイティ・ソー」(11)のイドリス・エルバ。

オリヴァー・ストーン監督「ワールド・トレード・センター」(06)のジェイ・ヘルナンデス。ガブリエレ・ムッチーノ監督「7つの贈り物」(08)のマイケル・イーリー。リドリー・スコット監督「アメリカン・ギャングスター」(07)のティップ・ハリス。

シルヴァン・ホワイト監督「ストンプ・ザ・ヤード」(06)のクリス・ブラウン。ブラッド・アンダーソン監督「リセット」(10)のヘイデン・クリステンセン。この8人の男たちが、挑むクライムアクション!

それが、ジョン・ラッセンホップ監督の「テイカーズ」(10)です。“テイカーズ”とは、強奪者のこと。綿密で詳細な計画を立て、年に1度の大仕事をこなします。メンバーは、ジョン・ラーウェイ(ウォーカー)

A・J(クリステンセン)、ジェイク(イーリー)とジェス・アッテカ(ブラウン)兄弟、ゴードン・ジェニングス(エルバ)の5人。銀行強盗で奪った大金で、豪華な車や美女に囲まれた豪勢な暮らしをしています。

ある日、彼らの前に元メンバーのゴースト(ティップ“T.I”ハリス)が現われ、大金強奪計画を持ち込みます。でも準備期間が5日間しかなく、彼らのルールに反したその計画は不可能に近かったのです。

しかし、大金に釣られたメンバーたち。真っ昼間、人通りの多いロス市内で爆薬を使う大胆な計画を立てます。一方、刑事のジャック・ウェルズ(ディロン)は、1つ1つ絡み合った証拠を解いていきます。

さらには、テイカーズに敵対するライバルのギャングも現われて…。果たして、メンバー5人はうまく大金を手にして逃げ果せるのでしょうか?ジャックの相棒エディ役で、ジェイ・ヘルナンデスが共演。

映画界、TV界、音楽界の男たちが共演した本作。映画界はともかく、TV出身はイドリス・エルバ。音楽界からはティップ“T.I”ハリスとクリス・ブラウン。あいにく、音楽会の方は詳しくないです。

マット・ディロンとポール・ウォーカー、そしてヘイデン・クリステンセン!この3人だけでもすごい!と思っちゃいますが、公開時週末3日間の興収No.1を記録。これは期待してしまいます。ヘイデン・ファンだもん!
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アラン・レネ監督、89歳の最新作

2011-10-10 21:03:36 | 映画
つい先日、岩波ホールの「やがて来る者へ」(09)をご紹介したばかりですが、またまた岩波ホールの上映作品を。クリスチャン・ガイイの同名小説を映画化した「風にそよぐ草」(09)です。

監督は、アラン・レネ。1922年6月3日フランス、ブルターニュ地方ヴァンヌ生まれ。レネ監督のデビュー作は、アートムービー「ヴァン・ゴッホ」(48未)、「ゴーギャン」(50未)「ゲルニカ」(50未)。

「夜と霧」(55)「ヒロシマモナムール(二十四時間の情事)」(59)「去年マリエンバートで」(60)「ミュリエル」(63)「薔薇のスタビスキー」(73)「プロビデンス」(77)「アメリカの伯父さん」(80)

「メロ」(86)「お家に帰りたい」(89)「恋するシャンソン」(87)…と続きます。監督の名前は有名ですが、未見。ファンの方、ごめんなさい。しかし、89歳で現役!とは素晴らしいですね。

監督とは「メロ」「スモーキング/ノースモーキング」(95未)「恋するシャンソン」「巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト)」(03)「六つの心」(06未)で組んでいる、サビーヌ・アゼマ主演の本作。

ある日、歯科医のマルグリット(サビーヌ・アゼマ)は街で引ったくリに遭い、バッグを取られてしまいます。警察に届け出るのですが、バッグの中にあった財布は駐車場の片隅に捨てられていたのです。

拾ったのは、初老の紳士ジョルジュ(アンドレ・デュソリ)。彼は財布の中にあったマルグリットの小型飛行機操縦免許の写真を見て、突然何かを感じてしまいます。『会いたい』…財布を警察に届けるジョルジュ。

財布が戻って来たマルグリットは、ジョルジュにお礼の電話をかけます。妻と子供たちと食卓を囲んでいるその時、電話を取ったジョルジュ。こうして、見も知らない2人の関係がはじまるのでした…。

“不器用な紳士、気まぐれな淑女、空からふってきた最後の恋”という、映画のキャッチコピーがこの映画のすべてを語っています。他に警官役で「さすらいの女神たち」(10)のマチュー・アマルリックも出演。

繰り返しますが、89歳のアラン・レネ監督の本作。2009年のカンヌ国際映画祭のパルム・ドールにノミネート。でも審査員特別賞と特別功労章を見事受章。名匠・巨匠と呼ばれた監督の最新作。いかが?
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キアヌの『桜の園』が、見れます。

2011-10-09 22:01:33 | 映画
ニューヨーク州バッファロー。“バッファロー”と言うと牛の仲間で、“アメリカパイソン”を思い浮かべます。野牛のことですね。デヴィッド・マメットが自身の戯曲を脚本にし、映画化した「アメリカン・バッファロー」(96)。

古い5セント硬貨“アメリカン・バッファロー”をめぐり、たった3人の登場人物が人間の欲を描き出します。古物商のデニス・フランツ、使い走りの少年ショーン・ネルソン、そしてチンピラ、ダスティン・ホフマン。

演劇好きにはたまらない、ホフマンのパワフルなしゃべりが堪能できます。マイケル・コレント監督作。もう1本、バッファロー出身のヴィンセント・ギャロが、初監督・脚本・音楽・出演した「バッファロー'66」(98)。

こちらは地名。5年の刑期を終え出所したギャロが、両親についたウソのため通りすがりのクリスティナ・リッチを誘拐。故郷へ帰るというお話。バッファローは、ニューヨーク州第2の都市。工業都市です。

マルコム・ヴェンヴィル監督、2作目になる「フェイク・クライム」(10)もバッファローが舞台。バッファローにあるハイウェイ料金所の深夜シフトとして働く、ヘンリー・トーン(キアヌ・リーヴス)。

ある日、高校時代の悪友に誘われたヘンリーは、銀行強盗の仲間にされてしまいます。そして1人だけ逮捕され、懲役3年の刑に。刑務所で詐欺犯のマックス(ジェームズ・カーン)と出会います。

1年後、仮釈放されたヘンリーは妻の不倫を知り家を出ます。雪の降る中、銀行前でぼんやり立つヘンリーは車にはねられてしまいます。運転していたのは、舞台女優ジュリー・イワノフ(ヴェラ・ファーミガ)。

やがて彼女が『桜の園』の主人公を演じる劇場と、あの銀行の間に古いトンネルがあることを知ります。そこである計画を思い付きます。すでに逮捕された銀行強盗を、実際にやってしまおうというもの。

なんと劇団員になって、トンネルを掘る!釈放されたマックスを巻き込む、ヘンリー。果たして?他にピーター・ストーメアも出演。劇中劇とは言え、キアヌの『桜の園』が見れるなんて夢のよう~。

『桜の園』(1903)は、ロシアのアントン・チェーホフの作品。1964年9月2日生まれのキアヌも47歳。年1本の映画出演は淋しい…。次は「47RONIN」(12)。見ますとも。
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フランスにもあった、ハイジャック事件

2011-10-07 20:47:30 | 映画
早いもので今年も10月。後2か月ちょいで新年です。1年の早さ、1ヵ月の早さ、1日の早さを実感。そういえば、今年は2001年9月11日に発生した“同時多発テロ事件”から10年目でした。

10年って早い…と思いつつ、特集番組を見ていました。しかしこのテロ事件に先立つこと1994年12月、フランスでハイジャック事件がありました。知らなかった…。事件を元にした映画がやって来ます。

ジュリアン・ルクレルク監督のフランス映画、「フランス特殊部隊 GIGN(ジェイジェン) ~エールフランス8969便ハイジャック事件~」(10)です。長いタイトルだなぁ~。GIGNについては、後ほど。

1994年12月24日、アルジェリアのアルジェ発フランス、パリのオルリー空港へと向うエールフランス8969便。乗員乗客227名の機内に、大統領警護警察を名乗る男たち4人が乗り込んで来ます。

彼らの正体は、武装イスラム集団GIA。ヤヒア・アブダラ(エマン・サイディ)ら犯人たちは、大量の銃火器とダイナマイトを機内に持ち込み、機長にイスラム救国戦線FISの指導者釈放を要求します。

2時間後、旅客機を取り囲むアルジェリア軍特殊部隊を撤収させ離陸するよう要求。しかし受け入れられず、機体を爆破させると警告。苛立つ犯人たちは、乗客3名を射殺し滑走路に投げ捨てます。

この事態にフランスとアルジェリア政府が主導権を争うことに。やがて、8969便はマルセイユに移動。ここで、ドニ・ファヴィエ将軍(グレゴリー・デランジェール)率いる特殊部隊が登場します!

フランス特殊部隊GIGN(フランス国家憲兵隊治安介入部隊)が突入。リーダー、ティエリー(ヴァンサン・エルバズ)は、あくまでも人質救出という任務に挑むのでした。果たして、結果は?

映画は、GIGN隊員、テロリストのリーダー、フランス外務省の若き女性職員キャロル(メラニー・ベルニエ)の3人をメインに実際のニュース映像も交えて描いていきます。ところで、GIGNとは?

1973年創設、世界の特殊部隊の中でもトップクラスの能力を持つ隊員による少数精鋭部隊。世界には様々な特殊部隊があり、米国NAVY SEALSやグリンベレー、英国SASなども。レイトショーなのが残念!
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ジェイクとアン、再共演

2011-10-05 22:00:15 | 映画
ミッション:8ミニッツ」(11)で活躍が期待される、ジェイク・ギレンホール。「ドニー・ダーコ」(01)の大ファンで、今もそのイメージのまま。しかし、ジェイクはもう中堅の俳優なんです。

「ドニー・ダーコ」で、インディペンデント・スピリット賞の主演男優賞にノミネート。「ブロークバック・マウンテン」(05)で、アカデミー賞と放送映画批評家協会賞の助演男優賞にノミネート。

英国アカデミー賞(BAFTA)では、見事助演男優賞を受賞。そしてゴールデン・グローブ賞の男優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされたのが、最新作「ラブ&ドラッグ」(10)なんです。

ジェイミー・レイディの原作を監督したのは、エドワード・ズウィック。「グローリー」(89)「戦火の勇気」(96)「ラストサムライ」(03)「ブラッド・ダイヤモンド」(06)「ディファイアンス」(08)の監督ですね。

完璧な魅力と巧みな話術で世の中を渡る、ジェイミー・ランドル(ギレンホール)。狙った女性は必ず落とすプレイボーイの彼も、実は医学部中退の落ちこぼれ。そんなジェイミーの新しい仕事は…

世界最大の製薬会社、ファイザー製薬のセールスマン。配属されたピッツバーグで病院相手に営業を開始しますが、ライバルのトレイ(ガブリエル・マクト)に阻まれて、成績は上がりません。

ある日、ジェイミーは若くて美しいマギー・マードック(アン・ハサウェイ)と出会います。マギーに誘われて、即ベッドイン。付き合ううち、次第にマギーに本気になっていくジェイミー。

その頃、新薬バイアグラが開発され、ジェイミーは薬を売りさばき、セールスマンとして大成功を収めます。しかしマギーはパーキンソン病患者で、容体が次第に悪化してしまいます。果たして、2人は?

ジェイクとアンは、「ブロークバック・マウンテン」で夫婦役を演じています。他に上司のブルース役に、オリヴァー・プラット。ナイト博士役にハンク・アザリアも出演。大人のジェイクに見惚れそう~。

ところで、TV「CSI:マイアミ3」(04~ )から出演しているライアン・ウルフ役のジョナサン・トーゴ。1977年生まれなのでジェイクより3歳年上。ちょっと似てるなぁ~。だから気になる?
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「もしドラ」ではありません。

2011-10-04 21:43:27 | 映画
野球映画、大好き!ケヴィン・コスナー主演「フィールド・オブ・ドリームス」(89)と「さよならゲーム」(88)は、お気に入り。そもそもコスナー・ファンだし。「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」(99)もあり。

他にもウォルター・マッソー主演「がんばれ!ベアーズ」(76)、ロバート・レッドフォード主演「ナチュラル」(84)、チャーリー・シーン主演「エイトメン・アウト」(88未)と「メジャーリーグ」(89)

ジョン・グッドマン主演「夢を生きた男/ザ・ベーブ」(91)、トム・ハンクス主演「プリティ・リーグ」(92)、ダニー・グローヴァー主演「エンジェルス」(94)、トミー・リー・ジョーンズ主演「タイ・カップ」(95)

キアヌ・リーヴス主演「陽だまりのグラウンド」(01)、デニス・クエイド主演「オールド・ルーキー」(02)…内容は様々だけどダメなチームが奮起して、勝利を収めるストーリーは大~好き!スカッとします。

カンヌ国際映画祭のパルム・ドールを受賞した、テレンス・マリック監督作「ツリー・オブ・ライフ」(11)に主演したブラッド・ピット。彼の最新作は、「マネーボール」(11)です。原作は、マイケル・ルイス。

彼の作品には、ジョン・リー・ハンコック監督、サンドラ・ブロック(アカデミー賞主演女優賞受賞)主演「しあわせの隠れ場所」(09)があります。この作品も実話でしたが、「マネーボール」も実話。

メジャーリーグのオークランド・アスレチックスを、常勝軍団に変えたゼネラルマネージャーの物語。メジャー経験のあるプロ野球選手から球団のフロントに転身した、風変わりな男ビリー・ビーン(ピット)。

彼はチームの試合を見ない、腹が立つと人や物に当たり散らす、しかもチームは弱いし貧乏で優秀な選手は高くて雇えない。このまま低迷を続けのか。そんなある日、ピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)と出会います。

イェール大学経済学部を卒業したピーターは、データ重視の運営論を提案。ビリーは、後に“マネーボール理論”と呼ばれるその理論を実践していきます。“低予算でいかに強いチームを作り上げるか”

他にフィリップ・シーモア・ホフマン、ロビン・ライト共演。監督は「カポーティ」(05)のベネット・ミラー。脚本は「ソーシャル・ネットワーク」(10)のアーロン・ソーキンとスティーヴン・ザイリアン。必見!
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マルザボットの虐殺とは?

2011-10-03 21:03:58 | 映画
千代田区神田神保町にある岩波ホールは、定員220名の映画館。総支配人は高野悦子氏。支配人は岩波律子氏。ミニシアターの草分け的な存在です。映画ファンは、ご存知ですね。

定員入替制、会員制度(エキプ・ド・シネマの会)もあり。また告知した上映期間を途中でやめないことから、安心して観賞予定が立てられます。第1回上映作品は、「大樹のうた」(74)でした。

主な上映作品には、「大いなる幻影」(76)「惑星ソラリス」(77)「家族の肖像」(78)「木靴の樹」「旅芸人の記録」(79)「ルードヴィヒ」(80)「山猫」(81)「ファニーとアレクサンデル」(85)

「八月の鯨」(88)「宋家の三姉妹」(98)「山の郵便配達」(01)「クレアモントホテル」(05)「カティンの森」(09)「サラエボ、希望の街角」(10)「おじいさんと草原の小学校」(10)「木洩れ日の家で」(11)

上質な作品を上映していますね。かつて「ルードヴィヒ」を見に行きました。あの頃はミニシアターなんてすごく上級なイメージでした。岩波ホールは、今もそのイメージを持ち続けています。ちょっと遠い…。

最新上映作は、「やがて来たる者へ」(09)です。原案・脚本・編集・製作・監督は、ジョルジョ・ディリッティ。第二次世界大戦中のイタリアで起こった、歴史的事件“マルザボットの虐殺”とは?

1943年12月、イタリア北部の都市ボローニャに程近い小さな村。7月に連合軍が南イタリアに上陸して以来、ナチスドイツとパルチザンの攻防が激化。街から離れた山間の村にも、戦争の影が…。

農家の両親や親戚と暮らしている8歳のマルティーナは、自分の腕の中で生まれたばかりの弟を亡くし、ショックで口を利かなくなっていました。やがて母のレナ(マヤ・サンサ)が再び妊娠します。

新しい子の誕生を待ち望むようになる、マルティーナ。しかし戦況は悪化し、地元の若者たちは密かにパルチザンとして抵抗を続けます。1944年9月29日、パルチザン掃討目的で行なわれた住民虐殺事件。

8日間で771人の犠牲者。内パルチザン約50名、その他は子供、女性、老人でした。マルティーナを歴史の目撃者とした本作。監督は、1959年ボローニャ生まれ。想いが込められた作品になんですね!ぜひ。
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庭に集まる人々

2011-10-02 17:33:04 | 映画
映画監督マイク・リー。1943年2月20日、イングランドのサルフォード出身の68歳。監督デビューは「ブリーク・モーメンツ」(71未)。「ネイキッド」(93)で、カンヌ国際映画祭の監督賞受賞。

脚本も担当するリー監督ですが、実際には脚本を使用せず、現場で俳優たちにほぼ即興で演じさせ、キャラクターやセリフを皆で作り上げるんです。この話を知ったのは、「秘密と嘘」(96)を見た時。

リハーサルを徹底して行い、俳優たちがその場で役を演じる…。すごいなぁ~と感心したものです。この作品ではカンヌ国際映画祭の女優賞(ブレンダ・ブレシン)、国際批評家連盟賞(マイク・リー)

そして作品賞にあたる、パルムドールを受賞。未見の方は、ぜひ一度。「キャリア・ガールズ」(97)「人生は、時々晴れ」(02)の後、「ヴェラ・ドレイク」(04)ではヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞。

また、主演のイメルダ・スタウントンが女優賞を受賞。常連には、ブレンダ・ブレシン、イメルダ・スタウントン、ティモシー・スポール、ジム・ブロードベント、ピーター・ワイト、サリー・ホーキンスなど。

わかりますね~。気心の知れた仲間、マイク・リー組とでもいう感じですね。作品の少ない(やっと11本目、未公開含む)リー監督の最新作がようやく公開されます。「家族の庭」(10)です。

トム(ジム・ブロードベント)とジェリー(ルース・シーン)は、人生の秋を迎えた初老の夫婦。2人は仕事を持ち、誰もが羨む幸福な人生を送っていました。休日には野菜作りと、美味しい料理とワインを楽しむ2人。

息子のジョー(オリヴァー・モルトマン)は、親思いの弁護士。しかし、彼らの周りには孤独な人も…。ジェリーの同僚メアリー(レスリー・マンヴィル)は、自分と幸福なジェリーを比べては落ち込んでいました。

そんな登場人物の心模様を丁寧に描いていきます。他に「ヴェラ・ドレイク」のピーター・ワイト。「キャリア・ガールズ」のリンダ・ステッドマン。イメルダ・スタウントンもジェリーの患者役で出演。

スタウントンは「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(07)などの、ドローレス・アンブリッジ役。憎らしいくらいうまい!ケネス・ブラナー監督「ピーターズ・フレンズ」(92)以来のファンです。見ましょう。
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