■土壌肥料学概論1日目 2009年6月9日
中国地方も、本日入梅したもよう。
刻々と移ろう季節。
農大横の田圃の麦も、先週と比べると、青いところがなくなっている。
![農大 2009年6月9日](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/78/f81bb1465c0f11f728c38dd8344fd47a.jpg)
来週は、きっと刈られているのだろうな?
さて、今日は午後からの授業。
【 土壌肥料学概論 】 という、何だか難しい授業。
◆1回目 土作りの基礎
肥料の基礎知識
○岡山県の地質図を見ながら、土の種類別に性質と土壌改良法を学ぶ
○土壌の特徴を知り、畑土壌・果樹園土壌別の土作り方法を学ぶ
○土壌を軟らかくする事により、細根を増やす
○土壌改良に利用される資材
・物理性の改善
・排水性:通気性=パーライト・パーク堆肥
・保水性:ピートモス・パーライト・パーク堆肥
・硬さ:ピートモス・パーライト・パーク堆肥
・化学性の改善
・酸性pH:石灰質資材
・保肥力:ピートモス・堆肥類・ゼオライト
・養分量・塩基バランス:ピートモス・パーク堆肥
○排水を良くする 根腐れが起こらない
排水の改善方法等学ぶ
○pHの改良 石灰肥料の施用
○酸性化の原因
・石灰・苦土・加里が不足している
・生理的酸性肥料による酸性物質
・粘土から溶け出たアルミニウムイオン
酸性・アルカリ性の肥料の特徴と肥料名を学ぶ
適正pHへの矯正方法を学ぶ
○石灰質資材の種類を表により学ぶ
・気になったこと
【 セルカ 】
アルカリ分46%
土壌中の反応は遅効 利点はカキ殻原料で微量元素の補給が出来るが
遅効の為pH矯正の適量が分かりにくい為過剰施用になりやすい
忘れた頃に効き過ぎる事もある 毎年やる必要はない
○肥沃度を高める 堆肥等有機物の施用
つづく・・・・・・・