■土壌肥料学概論2日目 2009年6月16日
過去ログを見ると、丁度先週の今日入梅していた。
その後は、梅雨とは思えないような、うだる様な暑さが続いている。
ところが、昨日と今日、2日続けての夕立があった。
農大での2時間目の授業が終わり、帰途につく時間に、
雷光と共に、嵐の様な雨。
大粒の雹も降った様子。
やっぱりね。
家に帰り畑を回ると、雨の跳ね返りで、葉っぱの裏には、
土や焼きすくもが、こびり付いていた。
それを丁寧に洗い流すと、畝の下はさっき降った雨と流した水で水溜りが出来るほど。
水捌けはいい畑だが、許容量を超えていたようだ。
それでも、短時間の雨だったようで、山の溜まりは潤っていないだろう。
ところで、↓ この風景は農大の新館の2階からの風景。
先週予想したとおり、麦刈りは終わっていた。
![農大からの風景 2009年6月16日](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/99/24be22820c454ff97f79d32426f5f3e0.jpg)
授業が始まる頃から、ダダダダダ・・・・・っと、大きな音。
何だろう?
また農薬か?
うん?
それにしては、嫌な臭いもしてこない。
休憩の時間に、外を眺めると、広い田圃の半分以上は耕されている。
屋根つきの大きなトラクターで、のんびりと作業が進んでいる様子。
農作業って、傍から見るとこんな地味な時間がとても有意義だったりする?
いや、機械が大きいので、速い速い。
![農大からの風景 2009年6月16日](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/37/3ee01d0590cdcc2fb0115a12ff206f9f.jpg)
こんな事を取材に、わざわざ通っている訳ではないのよ。
て事で、証拠写真に授業風景も撮って!
![授業 2009年6月16日](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/86/1ad2854dbda52a28b10fa1574bc69de6.jpg)
本題に入りマショウ!
土壌肥料学概論
2回目は:有機肥料と堆肥の基礎知識
・よく効く施肥の基礎
・高品質の農作物の為に
・有機物を利用した施肥
◆私が気になったことの纏めだけメモ
有機質肥料の種類を学ぶ。
・有機質肥料の窒素
リン酸加里に比べて窒素の供給が遅れやすく、
過剰に施用してしまう事が多いので注意する。
有機質肥料の肥料成分を学ぶ。
・有機物の分解特性による分類
窒素放出群と窒素取り込み群に分かれていて、
取り込み群に含まれる、わら類・稲の根・製糸かす・未熟堆肥・おがくずなど、
C/N比が多いほど、土壌の窒素を取り込み、かえって窒素不足になる。
種類別初年度の窒素肥効、運用時の窒素肥効の増加の度合いを学ぶ。
種類別・季節別窒素供給量の予測を学ぶ。
有機質肥料の注意事項
・地温、土壌水分により肥効が変化する
・多量施用すると亜硝酸が蓄積し、濃度障害を起こすことがある
・多量施用すると土壌養分バランスが崩れたり、地下水汚染を招く事がある
・アルカリ土壌に多量施用するとアンモニア障害を起こすことがある
・タネバエ、野ねずみの食害のおそれがある
化学肥料と有機質肥料の特徴を学ぶ。
なぜ、堆肥にするのか?
有機物は堆肥化しないと作物に害作用を起こすものが多い
・有機物を分解して、作物が吸収できる形態に変換しておく
・有機物の問題点を解消する
・炭素率(C/N)を下げて、微生物により窒素の取り込みを防止する
・有機物質を分解しておく
・雑草の種子や病原菌を殺しておく
未熟堆肥施用による問題点
・堆積期間が不十分な堆肥(いわゆる未熟堆肥)は作物に障害を引き起こす
・過剰な窒素による生育障害と環境汚染
・窒素飢餓
・生育阻害物質
・異常還元(酸素不足)
・ガス障害
・無機成分の過剰や塩基バランスの悪化
・土壌物理性の悪化
使用目的に合った堆肥の選択
・肥料的効果(肥料成分の供給)
・肥沃度の向上効果(保肥力、緩衝力)
・土壌物理性の改善効果(排水性、通気性、団粒構造形成)
有機物資材の効果
堆肥・きゅう肥・木質混合堆肥・パーク堆肥・籾殻堆肥…等、
有機物種類による肥料的効果、化学性改良、物理性改良効果の度合いを学ぶ。
肥料高騰による経費上昇を品目別に理解する。
肥料的効果の高い肥料とは?
・肥料成分の高い肥料
・原料 動物質 > 植物質
・畜種 鶏糞 > 豚ぷん > 牛糞
・副資材 なし > 稲わら・籾殻 > 木質系副資材
畜種・副資材別効果の違いを学ぶ。
つづく・・・
いつ纏められるだろう?(汗)
過去ログを見ると、丁度先週の今日入梅していた。
その後は、梅雨とは思えないような、うだる様な暑さが続いている。
ところが、昨日と今日、2日続けての夕立があった。
農大での2時間目の授業が終わり、帰途につく時間に、
雷光と共に、嵐の様な雨。
大粒の雹も降った様子。
やっぱりね。
家に帰り畑を回ると、雨の跳ね返りで、葉っぱの裏には、
土や焼きすくもが、こびり付いていた。
それを丁寧に洗い流すと、畝の下はさっき降った雨と流した水で水溜りが出来るほど。
水捌けはいい畑だが、許容量を超えていたようだ。
それでも、短時間の雨だったようで、山の溜まりは潤っていないだろう。
ところで、↓ この風景は農大の新館の2階からの風景。
先週予想したとおり、麦刈りは終わっていた。
![農大からの風景 2009年6月16日](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/99/24be22820c454ff97f79d32426f5f3e0.jpg)
授業が始まる頃から、ダダダダダ・・・・・っと、大きな音。
何だろう?
また農薬か?
うん?
それにしては、嫌な臭いもしてこない。
休憩の時間に、外を眺めると、広い田圃の半分以上は耕されている。
屋根つきの大きなトラクターで、のんびりと作業が進んでいる様子。
農作業って、傍から見るとこんな地味な時間がとても有意義だったりする?
いや、機械が大きいので、速い速い。
![農大からの風景 2009年6月16日](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/37/3ee01d0590cdcc2fb0115a12ff206f9f.jpg)
こんな事を取材に、わざわざ通っている訳ではないのよ。
て事で、証拠写真に授業風景も撮って!
![授業 2009年6月16日](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/86/1ad2854dbda52a28b10fa1574bc69de6.jpg)
本題に入りマショウ!
土壌肥料学概論
2回目は:有機肥料と堆肥の基礎知識
・よく効く施肥の基礎
・高品質の農作物の為に
・有機物を利用した施肥
◆私が気になったことの纏めだけメモ
有機質肥料の種類を学ぶ。
・有機質肥料の窒素
リン酸加里に比べて窒素の供給が遅れやすく、
過剰に施用してしまう事が多いので注意する。
有機質肥料の肥料成分を学ぶ。
・有機物の分解特性による分類
窒素放出群と窒素取り込み群に分かれていて、
取り込み群に含まれる、わら類・稲の根・製糸かす・未熟堆肥・おがくずなど、
C/N比が多いほど、土壌の窒素を取り込み、かえって窒素不足になる。
種類別初年度の窒素肥効、運用時の窒素肥効の増加の度合いを学ぶ。
種類別・季節別窒素供給量の予測を学ぶ。
有機質肥料の注意事項
・地温、土壌水分により肥効が変化する
・多量施用すると亜硝酸が蓄積し、濃度障害を起こすことがある
・多量施用すると土壌養分バランスが崩れたり、地下水汚染を招く事がある
・アルカリ土壌に多量施用するとアンモニア障害を起こすことがある
・タネバエ、野ねずみの食害のおそれがある
化学肥料と有機質肥料の特徴を学ぶ。
なぜ、堆肥にするのか?
有機物は堆肥化しないと作物に害作用を起こすものが多い
・有機物を分解して、作物が吸収できる形態に変換しておく
・有機物の問題点を解消する
・炭素率(C/N)を下げて、微生物により窒素の取り込みを防止する
・有機物質を分解しておく
・雑草の種子や病原菌を殺しておく
未熟堆肥施用による問題点
・堆積期間が不十分な堆肥(いわゆる未熟堆肥)は作物に障害を引き起こす
・過剰な窒素による生育障害と環境汚染
・窒素飢餓
・生育阻害物質
・異常還元(酸素不足)
・ガス障害
・無機成分の過剰や塩基バランスの悪化
・土壌物理性の悪化
使用目的に合った堆肥の選択
・肥料的効果(肥料成分の供給)
・肥沃度の向上効果(保肥力、緩衝力)
・土壌物理性の改善効果(排水性、通気性、団粒構造形成)
有機物資材の効果
堆肥・きゅう肥・木質混合堆肥・パーク堆肥・籾殻堆肥…等、
有機物種類による肥料的効果、化学性改良、物理性改良効果の度合いを学ぶ。
肥料高騰による経費上昇を品目別に理解する。
肥料的効果の高い肥料とは?
・肥料成分の高い肥料
・原料 動物質 > 植物質
・畜種 鶏糞 > 豚ぷん > 牛糞
・副資材 なし > 稲わら・籾殻 > 木質系副資材
畜種・副資材別効果の違いを学ぶ。
つづく・・・
いつ纏められるだろう?(汗)