『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

「能登」復興支援コンサート

2024-04-21 07:00:03 | ギター

きのうの
「能登震災」復興支援の
コンサートも無事、
終えさせて頂いた。

 



大学ギター部の
OBOG11人による催しだったので、
その平均年齢は
63歳と還暦越えになる(笑)。

アンケートで
「年配者ばっかりで
おどろいた・・・」
というのには噴き出した(笑)。

みな白髪でヨボヨボしてるのが
ギター持って舞台に上がってくるので
(なんだ、なんだ・・・)
と、思われた観客もおられたみたいだ(笑)。

それでも、
出演者側は胸を張って
矍鑠(かくしゃく)たる思いで
大ホールの舞台中央に
独りで立ったのだから、
立派といえば立派と
褒め称えたい。

日頃の繰り返しの地味な
猛練習があってこその
コンサート出演なので、
ただ好きなように歌ってる
カラオケ親爺とは
一緒にしてほしくはない(笑)。



*

【プロはお金をもらって演奏する。
 アマはお金をはらって演奏する】
というが、
まさに、素人が人様に
脚を運んで頂き、聴いて頂く、
というのは、ことに音楽堂のような
名門の大ホールでは
大枚をはたくのが毎度のことである。

きのうも
50名弱という観客動員だったが、
感染症対策にもなり(笑)、
あの広く荘厳な空間を
お客様もマイホールのような感覚で
十二分に満喫されたことが
アンケートからも伺われた。

残響3秒を有するホールそのものが
楽器の共鳴体なのであり、
ことにギターのような音量が少なく、
しかも繊細な音色の楽器には
吸音板のないタイル壁の
音響空間が、奏者にとっては
ありがたい音場なのである。

著名な荘村清志氏が
リサイタルで訪れた時には
700余名もの聴衆だったというが、
それだと、かえって、洋服素材により
吸音されて、音響は悪くなったろうと
推察される。



*

きのうは、毎年、
『アンムクライ会』を
自分と4人で催しているOGの
アンちゃん、ムクちゃん、ライちゃんも
ロビーのお手伝いと
演奏者全員分の花束を用意してくれ、
コンサートに文字通り花を添えてくれた。

 



おかげさまで、
『能登震災』復興支援の義援金も、
33、322円も集まり、
今朝方、自分が11円足して(笑)、
縁起よく「33.333円」とした。

 



考えてみたら、
60人ほどのお客様が
それぞれ、500円は寄付された計算だが、
中には、五千円札が二枚も入っていて
その篤志には有難く思わせて頂いた。

兎も角も、
OGのカミさんもビデオ係を務め、
OBとOGが力を合わせて、
能登の震災被害者になられた方々への
「慰霊」と「災害お見舞い金」の
両方が叶えられ、
チャリティーコンサートとしては
大成功でった。

その分、年寄りの自分は
満身創痍で、今朝も疲労困憊で
起きるのがやっとの事だった。

大げさに言えば、
3.11被災者として、
同じ被災者の方々に
「身命を捧げる」
というような思いで、
ひたすら、編曲し、練習し、
音楽堂のホールにおわします
音楽の女神様ミューズにも
「音楽の捧げもの」
をさせて頂いたような心境である。

*

きのうの打ち上げは、
常連の鮨店にお願いしたら、
貸し切りにして頂いた。



お昼には、
この三月に80歳をもって
引退された親方が、
わざわざ手ずから
「海苔巻き」と「稲荷り」の
大皿パックを二つも楽屋見舞いとして
お届け下さり、毎度のことながら、
大変恐縮し、有難く頂戴した。



夜の打ち上げには、
もう親方の姿は漬け場にはなく、
若旦那に完全に
バトンタッチされたようで、
いささか、寂しくもあった。



日本料理の修行もされた若旦那が
低予算ながらも
心づくしの品々を供して下さり、
若女将ともども、店も
新たな世代に入ったことを
実感した夜だった。



出演者は、
大いに飲み、大いに笑い、
料理と銘酒に酔い痴れて
「気持ちいいなぁ・・・」
という思いで
お開きとなった。



昨年は、
創部50年のギター部廃部の
「さよならコンサート」で
今年は
「能登震災復興支援」
という大義名分で、
アマの年寄ギタリストが
全国から集った。



来年もやりたい・・・
という声もあったが、
その事については、
一段落してから、また、
グループサイトで
話し合おうかと思っている・・・。



まずは、今日は
十分な休養で疲労回復にあて、
明日からの通常勤務に備えなければ、
本末転倒になってしまう(笑)。

なんだか、一夜の夢から覚めて、
明日からも、学校臨床に
こつこつと身を挺して
いかなければならないが、
それも、サイコセラピスト兼
ギタリストの宿命と捉えている。



**

昨日は
叡王戦の第二局だったが、
コンサート当日だったので
それどころではなく、
朝の開始から11時頃まで
ギターの指慣らしをしながら観戦し、
勝敗の決まる6時頃には、
打ち上げ会場でスマホで
最終盤を見届け、
ソーちゃんが「投了」する処で
スイッチを切った。

将棋通もいたので、
これで「連敗記録」が
途絶えましたね・・・と、
互いに残念さを味わった。

彼が尊崇する大山名人の
記録に到達できなかった
ということには、
まだまだ「伸びしろ」がある、
と良く解釈することもできる。

同級生のイーちゃんは、
これで、やっと11連敗から
1勝をあげて、さぞかし、
胸を撫でおろしたことだろう。

タイトル戦としては、
これで「1-1」となり、
面白くなってきたが、
次回は勝率95%の「先手」なので
必勝まちがいなしとは踏んでいる。

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リハのち花見

2024-04-11 07:47:04 | ギター

 

きのうは
午前中に3時間ほど
音楽堂にて
来週のコンサートのリハを
やってきた。

参加者のK君も
米沢から来てくれ、
通し稽古をした。

*

ふだん、家で練習してると
煮詰まって来ることがあるが、
さすがに、舞台に立つと
キリリと気持ちが引き締まる。

通しでもやってみたが、
練習でミスる処を
やはり失敗して、
まだ練習不足を認識させられた。

お互いに還暦を過ぎたK君と
舞台上で
「ギター弾くのも楽じゃないなぁ・・・」
と共感しあった(笑)。



時折、
何のためにギターなんか
やってんだろう・・・という、
馬鹿みたいな(笑)
素朴な疑問が湧く時がある。

楽しいだけじゃなく、
苦しいも交じってるので
まさに、狐狸庵センセイの名言である
“くる楽しい”ものであることを
いつも実感している。

*

ここの処の
花粉飛散量の多さと
激しい寒暖差で
アレルギー症状がでており、
上咽頭炎がなかなか治らず
カラダも怠い。


スッキリしないようなら、
明日から勤務も始まり
コンサート直前でもあるので、
耳鼻科で抗生物質を
処方してもらおうかとも考えている。



*

リハを終えて、
音楽堂の前にできた
ラーメン屋にK君と行ってきたが、
見た目はきれいだが、
麺が好みのものじゃなく、
何たら小麦を使ったという特注麺で
食感がボソボソしていた。

なので、退店後、
「やっぱ、昔ながらの
半透明のツルツル・シコシコした麺が
いいよなぁ・・・」
と、愚痴ってしまった(笑)。



*

雲一つない快晴だったので、
夕餉の買い物を済ませると
信夫山に寄って
独り花見をしてきた。



今年も露店は並んでいたが、
花見茶屋は一軒も建っていなかった。

小学生の頃の
アキとナッちゃんと三人で
夜桜見物で、
花見茶屋に入って夕食にしたのが
遠い昔のようである。

そういや、去年は、
カミさんとも
夜桜で茶屋に入ったっけ・・・。




****

吾妻の雪兎が見える
絶好のスポットがあり、
近景の桜と絵のような景色であった。



*

帰宅したら、
名人戦の初日だったことを思い出し、
あわててアベマをつけてみた。

そしたら、
ちょうど昼休中で、
午後からの対局再開後には
K君から頂いた『峠の力餅』を
頬張りながら、まったり観戦した。



今日の二日目に
決着がつくが、
きのうの「封じ手」の時点では、
「50:50」の互角だった。

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似非「設計士」を演ず

2024-03-07 09:33:25 | ギター

 

病休を入れての
「私的八連休」も終え、
今日、明日と勤務日になり、
いささかホッとしている。

やっぱ、昭和のボンビー気質は、
仕事をしていると
安心していられる(笑)。

経済的にもさることながら、
「承認欲求」が満たされるからか、
「世と人のお役に立つ」利他的行為は
自尊感情をも充たしてくれるのだろう。



*

きのうは、朝一で、
定期検診で採血検査して、
常備薬をドッサリもらってきた。

なにせ、
昔の越中富山のクスリ売りみたいに
ガバチョと、薬棚には
保管してある。

子どもたちが幼い頃から、
ホーム・メディケーションを
担っていたので、
一通りは揃えてある。

自分も二歳児の頃から
重症の喘息だったので、
クスリとの付き合いは
六十余年にもなる。

ある意味、クスリによって
生かされてきた、と言っても
過言ではない。

注射とて、
おそらく何百本打ったか
わからない。

されど、
コロナ・ワクチンは
さすがに打たなかった。

生物学の知識と
本能的にも危ない
と感じられたからである。



*

日本始め、各国で
超過死亡者数の問題が
取り沙汰されている。

オーストラリアでは、
国会でも取り上げられた。

厚労省は、
相変わらず、
接種後死亡の被害者と
真摯に向き合おうとはしていない。

政府同様に
国民側を見ずに
どこを向いているのか・・・。😤

*

きのうは、
コンサートのマネジメント業務の為
スーツ姿で二つのホールに
赴いてきた。

「私的八連休」を
パジャマ兼部屋着で
駄々羅に過ごしていたので、
久しぶりにダブルのスーツに
タイを絞めたら、背筋がシャンとして
気分も颯爽となった(笑)。

ニンゲン着るものでも
こうも気分が変化するもんだと
あらためて感心した。

*



2時前だったので、
お昼は、中華飯店で
軽く点心のみとした。

夕飯に
シュウマイを作るつもりだったので、
参考にしようと、
2ケだけ頼んでみた。

「ホカホカに蒸しあがりましたぁ・・・」
と、運んできてくれた女将と
40年前の旧店舗の話で花が咲き、
しばし歓談させてもらった。

 



帰りしなに
A1特大ポスターを入れた
大筒を抱えて席を立ったら
「設計図ですか?」
と問われたので、
「ええ・・・」
と、咄嗟に
スーツ姿の設計士然として
小芝居を打ってしまった。

ま、ナッちゃんが
本物の設計士で、
院生の頃使ってた設計図入れだから
まんざら大嘘にもならんか・・・と、
内心ほくそ笑んでいた。

 



*

音楽堂では
来月のリハーサルの支払いもしてきた。

 


帰宅して3月の行事予定パンフを見たら、
福大音楽科の無料演奏会が
ちょうど行われていたので
聴いてくればよかった・・・と、
ちと、残念に思った。

 


来月には、いよいよ、
去年廃部になった「部旗」を
パイプオルガンの前に掲げ、
「能登震災」の募金箱を設置して
コンサートを行う。

 

 



*

せっかく
久しぶりのスーツ姿だったので、
帰りには
気取った雰囲気を味わおうと
近所のスタバで
エスプレッソをワンショット
やってきた。

ただ、冬場は
カップを温めてサーブする
というマニュアルはないようで、
冷え冷えのカップに注がれたものだから、
クレマ(泡)もツンモリしておらず、
ぬるめで「気」が失せたような
情けない一杯だった。

これでは
珈琲の専門店「失格」である。

いくら気取っても
所詮、チェーン店の
おざなり仕事である。







 

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さぁ・・・ コンサート・シーズンの開幕だ!

2024-03-05 11:13:08 | ギター

きのうは
半日を来月のコンサート準備に
費やしたが、
プリンターの調子が2台とも悪く、
一台は「故障」表示が出てしまい、
ウンともスンとも言わなくなってしまった。

1台は気まぐれだったのか
どうにか機嫌が直り(笑)、
150枚のパンフを刷りあげた。

今日は、常連フレンチ店に
チラシを置いてもらうべく、
シェフに快諾を得たので
出かけてポスティングしてくる。

明日には
A1に伸ばした注文ポスターが
仕上がってくるので、
それを持って、音楽堂とテルサに赴き、
貼付と設置を依頼してくる。

『復興支援リサイタル』でも
6年間続けた「楽団ひとり」の
マネジメント業務だが、
この際には、ダブルのスーツを
重々しく着込んで出かけるのを
自分の儀式としている。

そうすることで、
さぁ・・・
コンサート・シーズンの開幕だ!
という気合が入る。



*

ゆんべも夕食後に
ギター練習をやるつもりだったが、
晩酌に一杯ひっかけたので、
モチベーションが駄々下がり・・・(笑)
「あぁ・・・
ギター弾きたくねぇ~・・・」
と、怠け根性が出た。

そしたら、
カミさんから
「昼間やったんでしょ・・・」
と言われたが、
病み上がりの「私的八連休」なので
駄々羅に寝て過ごしていた
とは言えなかった(笑)。

(もう、寝たい・・・)
というカラダと
(やんなきゃ、ダメだい!)
というアタマが
利益相反して、まさに、
植物の「葛(かずら)」と
「藤(ふじ)」のツルがもつれて、
「葛藤」状態(笑)。

軍配はアタマ(理性)の勝ち!(笑)。

座って、ギターを持てば、
いやがおうでも
手は勝手に仕事するもんである(笑)。

ほんでもって、
酔眼のまんま
二時間ばっかしやりましたとさ・・・(笑)。

そしたら、
もう、背中がコチコチになって
痛み出し・・・
歳ゃぁ、取りたくねぇもんだ・・・と、
シミジミと思いましたとさ・・・(笑)。

半分ジョーダンでよく嘯いてるが、
「ギター弾くのも命懸けでさぁ・・・ダンナ」

 



***

裏庭の山茶花が満開で、
蕾と開花したばかりを手折って
玄関室礼の煤竹二重切の花活に
活けてみた。

茶の湯と共に
茶花をはじめて
四十年近いが、
茶聖・利休居士の言に従い
【花は野にあるように】
を常々心掛けている。

なので華道の流派とは異なり、
侘び寂びが醸し出される。

開花した山茶花は
それに加えて
遠州流の「明る寂(さび)」を
感じさせてくれる。



**

きのうは
夕飯当番だったので、
散歩を兼ねてリュック姿で
スーパーに歩いて出た。

朝抜きだったので、
おなかがグーグー言って
惣菜コーナーの弁当類が
どれもこれも美味しそうに見えたが、
あえて手を出さず、
お肉コーナーで見つけた
330g300円の格安サーロインで
ステーキ・ランチにした。

グリルパンで焼き目をつけ、
しばしルポゼ(休ませ)して、
ジュ(肉汁)を落ち着かせてから
二つにカットしたら
ヴィアン・ロゼ(薔薇色の焼き加減)
に仕上がってくれた。

イチゴとセルフィーユを
フードプロセッサーで軽く攪拌し
セルクル(丸型)で抜いて
ガルニ的なソースにした。

仏語なら
「グリル・ド・ブッフ・アヴェック・フレイズ」
「牛肉の炙り焼き 苺添え」
となろうか。

ボルドーの
ヴィンテージ・ヴァン・ブランも
負けていず、
ヴィアン・マリアージュだった。

「おうちご飯」だと
300円でナンチャッテ・フレンチが
食せるから、ファミレスあたりで
2000円近くだしてランチするのが
馬鹿らしくなる。

 



*

♪「バリバリ、バリラの
ヌーメル・チンケ(№5)」
のパスタを5㎏買いしてあるので、
ぼっちランチの時は
ちょいちょい100gを計量して
「アリオ・オリオ・ペペロンチーノ」
でやっている。

昨日は、
たまたま、冷蔵庫に
セルフィーユとディルがあったので、
どちらもシズレ(微塵切り)にして
これに添えてみた。

いつもの
「アリオ・オリオ・ペペロンチーノ」が
さしずめ
「ドゥエ・ランチ」
(二つの牧場(まきば))
とでも呼びたいような
楽し気な見た目になった。

 



*



カミさんから、
今年の春休みも
リク坊に会いに
京都に行こうと誘われたが、
去年の三泊四日が
フルタイムのハードスケジュールで
濃密過ぎて、いまだに濃厚に
味わいきれないほどの
その記憶が残っているので、
今年はパスした。

決して、愛孫に
会いたくないわけではないが、
暮れと正月にも
濃密に過ごしたので、
「こころ」が満足してるのである(笑)。

ブロガーの常として
再会前を楽しみ、
再会中も「今ここ」を味わい、
帰ったあとも「しみじみ」味わい、
そして、時々、ブログを再読して
さらに味わう・・・という、
人生「深生き」を実践してるから、
さほどに「孫欠乏症」には
ならなくなった(笑)。

カミさんには、
3.11の原発事故の折、
緊急避難でアキとナッちゃんを
ひと月も預かって頂いた
元同僚のS先生がご逝去されたので、
そのお墓参りに行く、
という大義がある。

もっとも、
震災の翌年に
ナッちゃんを連れて
三人でお礼参りに上洛して
先生と会食させて頂いた。



*

ミカちゃんから
リク坊の「子ども園」の
制服姿なのか・・・
近影が届いて、
カミさんと目を細めていた。



*

横顔のアングルが
絵画素材になりそうだったので、
ジジ馬鹿を発揮して、
久しぶりに作品に仕上げてみた。

単に、自分のカワイイ孫、
というよりも、
幼子の純粋さが
現れているかのような
一枚を描けて満足した。

なんか、写真屋さんの
ウィンドウにありそうな
感じでもある(笑)。



*

3歳になっても、
まだ、カンガルーの赤ちゃんみたいに
ママのポッケが
嬉しいんだねい・・・(笑)。

















 

 

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病み上がりのギター

2023-09-30 09:33:12 | ギター

きのうは、
九日ぶりに、やっと
病床から抜けて出して、
山の学校へと勤務できた。

幸いにして
2時間の時短勤務だったので、
それも慣らし出勤には
都合がよかった。

正午の給食時に到着し、
食欲はなかったが、
病院食と同じく
「喰い薬」と思って、
残さず平らげた。



臥せっていた九日間は、
ほんとに食欲がなくって、
何かを食べたいとは
まったく思わなくて、
それでも、きちんきちんと
時間ごとに何かしらを
養生の為に摂食していた。

病み上がり期にある
今現在も、何かを食べたい、
という食欲が全く
失せている。

してみれば、
健康な時の
鮨が喰いたいだの
カツ丼、ラーメンが喰いたいだの・・・
あれも喰いたい、これも喰いたい、
というのは、幸せな事だったんだと
思わされた。

*

きのうは
朝一の耳鼻科での
吸引薬治療がよく効いて、
呼吸が楽になり、
朝一での鎮痛剤もよく効いて、
カラダが普段通りの感覚に
戻ってくれた。

ただし、薬に支えられての
通常感覚ではあったので、
多少、出勤に不安はあったが、
これならば、ガンバレそうだと
エイッ!! と、出勤に踏み切った。

学校で
子どもたちの元気な姿を見たり、
先生方といつもどおりの
教育臨床活動に勤しむことが出来れば、
健康の勘が戻って来ることを期待した。

九日も自宅療養を続けてると、
さすがに、社会復帰できるかしらん・・・
と、予期不安が生じもした。

*



健康な時には、
家でも職場でも
空き時間にギターを手に取り
譜読みやら録音をするので、
きのうも九日ぶりで
手にしてみた。

さすがに、
指の感覚がナマッていて、
思うように動いてくれなかった。

来年、4/20のコンサートに
何を弾こうかと
去年の『リュートマラソン』の
360曲から、これはというのを
いくつか選定してみた。

自分が弾いて楽しく、
聴衆も感動できる曲となると、
なかなかに選曲が難しい。

まして、
持ち時間15分ほどでは
小曲3つくらいに絞られる。

クラシックやフラメンコを弾いても、
素人受けはしないので、
暫定的には、
『アシタカせっ記』
『人生のメリーゴーランド』
『マイ・メモリー』
あたりが、無難かなぁ・・・と、
考えた。

これが、90分の『リサイタル』なら、
サント・コロンブの『涙』や
ド・ヴィゼ―の『前奏曲』、
ツァンボーニの『アルマンデ』・・・
といった、自分の好きな
ルネッサンス、バロックの曲をも
プログラミングできるのだが・・・。

それは、4年後の
古希の『コキコキ・リサイタル』まで
温蔵しておくよりない。

**



きのうは、
譜読みを奨めていた
トローバの『ノクトゥルノ』が
やっと通ったので、
久しぶりに録音に挑戦した。

やはり指がナマッていて
何度もミスでつまづき、
5~6回のテイクで
嫌になりかけた処で
ようやく物にできた。

M.Torroba 《 Nocturno 》 - YouTube

 

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