きのうは、
ぼっちランチに
街中のビル地下にある
大きな中華飯店まで
出向いた。
六十年続く老舗で、
これまでも何度も訪れている。
ガッツリ系じゃなく、
独り飲茶(ヤムチャ)にしようと、
凍頂烏龍茶と焼餃子、焼売、
東坡肉饅頭を頼んでみた。
烏龍茶が先に運ばれてきたが、
急須セットではなく、
耐熱グラスに金属取っ手だったので、
情趣がなく、いささかガッカリだった。
色もほとんど出ず、
透明のまんまだったので、
聞いてみたら、そういう茶葉だそうな。
ペットボトルの色を見慣れていると
なんだか、白湯を呑んでるようで
心許ない感じだったが、
よくよく、味覚・嗅覚のセンサーを
マックスにしてみると、
仄かな香気がして、上等な感じが
味わえた。
喩えるなら、
ペットボトルの方は、
野趣のある庶民味だが、
こっちは、高貴な大家の奥様を
彷彿させるものだった。
…
そうしてるうちに、
まず、餃子が運ばれてきた。
見た目は、
ラーメン屋のそれと変わりないが、
やや大ぶりで、一口で頬張るには
無理があった。
野菜がたくさん入った
軽い餡で、下味も佳かった。
六つは、あっという間に
なくなった。
特段に
ハラペコ青虫だったわけでもないが、
軽くて美味しかったので、
息つく間もなく
平らげてしまった。
すると、間がよく、
これまた、大ぶりのトンポウロウ饅頭が
蒸籠に入ったまま運ばれてきた。
手に取ると、アチくて
つかめない。
そしたら、立て続けに
焼売も蒸籠で運ばれてきた。
なので、
肉饅の表面が冷めるまで、
こっち先に箸をつけた。
表面の黒いのは胡麻ではなく、
キクラゲの微塵切りだった。
一つ摘んでみると、
芯まで熱くなく
何だか気の抜けたような
ボンヤリ味だった。
市販の冷凍物と違って
ふんわり上品なのだが、
なんだか、冷めかけていて
ズンと来ない。
なので、不味くはないが、
美味しくもない。
三つもやったら、
嫌気が差した。
仕方なく、味変で、
饅頭の方に移り
ガブリとやってみた。
アララ…。
なんと、メルティ・チーズが
びよ〜んと伸びるでは
あーりませんか!
そういや、30円ほど高いのに、
「チーズ入り」というのがあった。
そんなん、オーダーしてへんのにぃ…。
と、少々、恨めしかった。
けっこう味の濃い
豚角煮なのに
チーズまでコッテリ入っていて、
味がめちゃ重になっている。
爺さまには
ちとヘビーに過ぎる。
案の定、半分までやった処で
クドく…ひつこくて、
キツっ…と、感じた。
ならば、また、口直しに
あっさり焼売を…と、やったら、
マズぅ…。😭
すっかり冷めきって
まったく旨味のない代物に
変幻していた。
えーっ⁉️……(・_・;)ナニコレ!?
こうなると、残りニケが
喰えそうにもない。
特大チーズトンポウロウ饅頭も
半分でギブアップである⚠️
昭和三十年代生まれで、
出されたものを残すなんては、
滅多にないことだが、
さすがに、もう喰いたくないと
脳内から「やめろ⚠️」信号がでて、
どちらも残す事にした。
水を差しに来た
オバチャンのウェートレスに、
「トンポウロウ饅頭頼んだのに、
チーズ入ってて、食べらんなかった」
と、告げると、咄嗟に
「すみませんでした!
すぐに、つくり直して参ります」
と、恐縮してたので、
「もう、イイです…」
と、席を立った。
六十年の老舗が、
どうした事か……と、
怪訝に思わざるを得なかった。
そしたら、
レジでも、オニイちゃんが
礼儀正しく謝ってくれ、
トンポウロウのお代は
けっこうです…と、なった。
オーダー取りのミスか、
厨房のミスなのだろうが、
まともな料理人なら、
客に二品も残されて
何かを感じてくれれば
いいのだが……。
フカヒレや北京ダックもある
本格飯店なのに……。
【可もなく不可もなく】
(鴨なく鱶もなく)
より駄目じゃ、
もう行きたくないなぁ……。
😤💨
*****
王将戦第二局が
伏見稲荷を会場に始まった。
このタイトル戦のみ、
午後からは有料放送になるので、
そこからは、YouTubeの棋譜サイトで
進行を見守るようになる。
将棋連盟も、
将棋を普及させたいなら、
すべてのタイトル戦を
スポンサーを付けて
無料配信したらいいだろうに…。
国技の文化保護の為にも
文化庁は、幾らか助成があっても
いいようにも思う。
なんでも、キシダ政権の時、
吉本興業に100億もの助成をした
とも言う。
なんだか、芸能界と政界の
癒着や裏金を勘ぐってしまいそうな
怪しさを、感じずにはいられない。
…
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