散歩路にあって
楽しみの一つとしていた
「ツタヤ・ブラウジング」が
閉店とともに出来なくなって、
今もって残念でしかたがない。
広大な更地を見るたびに、
早く、より大型に進化した
書店が建ってくれないかと、
願うばかりである。
いつもは新刊コミックコーナーで
買っていた『クッキングパパ』だが、
そんなんで、買い漏らしていたのを
Amazonに注文した。
そしたら、
新刊の『七つ屋』と
『あたりまえの贅沢』もあり、
ついでに注文した。
*
日曜まで「私的五連休」なので、
悠々自適に古楽器製作に
いそしんでいる。
ツゲの柾目の角材から
バンドソーで引き割りし、
板材を接合後に1.5㎜まで均し、
初めて表面板としてみた。
自家製材だと
市販のスプルース材の
1/10の価格で、
同程度のクオリティが得られた。
買い集めていた
ローズ(薔薇窓音孔)の
マッチングを見て、
初めて職人に依頼した
「組み紐」を採用することにした。
柔らかい素材なので、
瞬間接着剤で硬化させ
重しでプレスして
真っ平らに仕上げた。
サウンドホールの周囲には
『へリングボーン』の
インレイ(象嵌)を施した。
音孔をあけたら、
子どもの卒業証書の丸筒に
サンドペーパーを貼り付けて
グリグリとまわしながら
平滑に均した。
*
一昨日、
ルーター・テーブルを
自作したので、
それの二次利用として、
表面板に力木を接着する際の
竹プレスの天板に用いた。
竹のバネ力は
天板が持ち上がるほど強いので、
上には重しを乗せるほどだった。
*
裏板は三種の木で
ストライプにし、
古楽器らしい装飾にした。
2010年に始めた頃の
リューティエ・エチケット
(製作者ラベル)
が数枚残っていたので、
久しぶりに年号だけ変えて
使ってみることにした。
当時は、
「ナッちゃんパパ」
というハンドルネームを
ネットで多用していたので、
それを用いていた。
カットには、
スペインの『セゴビア橋』を
用いている。
*
工房内に
二本のルネッサンスギターが
並んでいるが、
もうじき三本目も完成する。
まだ、売りに出すには
時期尚早なので、
しばらく弾き込んで、
音が熟れてから
「中古品」として
出そうと思う。
製作を始めた頃、
パリコンで世界一になられた
マエストロ・リューティエの
桜井さんと食事する機会があり、
その折、持参した色紙に
懇願して一筆書いて頂いた。
「鑿(のみ)持つのは得意だけど、
筆持つのは、苦手だなぁ・・・」
と、筆ペンに苦笑しながら
格闘されておられた(笑)。
お世辞にも
達筆とは言えないが(笑)、
世界一のリューティエの
お言葉だけに、まさに、
楽器製作の要諦をお書き頂き、
有難く飾られて頂いてる。
*
モンローと並ぶ
セクシー女優の
ラクウェル・ウェルチの訃報が
載っていた。
82歳の高齢だから、
ラクウェル婆さん
けっこう長生きしたんだ。
恐竜映画での
グラマラスなビキニ姿で
世の殿方の度肝を抜いたのは
半世紀も以前のはなしである。