『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

歓迎ディナー

2021-12-31 07:40:00 | 食物・飲物
ゆんべは
ナッちゃんの彼女さんを
歓迎してのディナーを
こしらえた。

朝いちのスーパーの開店時に
出向いたものの、
駐車場は満杯で
お正月の買い出しの人々と
溢れかえっていた。

そんでも、
買う物をリストアップしてたので
パッパと済ませて
ロング・ステイしないように
いつものように防疫生活を慣行した。





今回は
4人分のフルコースなので、
いつものワンプレートの
"ぼっちランチ"とは桁違いの
20皿分を作らなくてならなかった。

趣味の一つとは言え、
カトラリーやアシェット(皿)、
グラス類を全部
お酢で磨き上げる
クリーンアップだけでも
ひと苦労である。

それでも
食卓の白熱灯の下で
一心に磨き上げていると
曇っていた皿面が
鏡面のようになって、
頭上の電燈がハッキリと
映る瞬間がくる。

これは、
古楽器製作の仕上げで
ニス面を水研ぎして
仕上げに
コンパウンド処理した時にも
起こる感動の瞬間に似ている。

でも、この磨き作業は
どちらも汗の出る
肉体労働なので、
事実、下着を途中で
着替えたほどである。

普段の運動不足の解消にはなったが、
おかげで今朝の寝起きに
腕まわりと背中に
強張りが残っていた。









オードヴルは、
『ムース・ド・トマト』。

最近、何度も創ってる
自信作である。

裏漉しした
フルーツ・トマトの
酸味と風味をライムで強調し、
硬めに立てた
クレームシャンティ
(ホイップクリーム)
と合わせると、
口溶けのよいテクスチュアになる。










『ポタージュ・ド・レギューム』も
最近の定番で、
前日の鍋物で残った根菜類と
トロトロの出汁昆布を
その汁と共に
フードプロセッサーにかけ、
トマトペーストで旨味を付けたし、
アルコールを飛ばした
ブランデーと白ワインを入れて
仕上げに生クリームとバターで
コクを出す。

隠し味として、
トロピカルフルーツを
ふんだんに用いた激辛の
『スコーピオン』(タバスコ)で
ほんのすこーし辛みの
アクセントをつける。










コースのポワソン(魚料理)は、
今回初めて試作してみた
『モリュ・エ・レタンス・アンクルート』
(鱈と白子のパイ包み焼き)
である。

鱈身と白子を
フードプロセッサーにかけ、
玉子と混ぜ合わせ
塩胡椒してから
それをフィリングにして
パイで包み込んだ。

生臭くならないか心配したが、
ケイジャンスパイスを
混ぜ合わせ火入れしたので、
エスニカルな香りに仕上がった。












ヴィアンド(肉料理)は
『グリル・ダニョー』
(仔羊のグリル)。

ガルニチュール(付け合せ)には
ゴボウのピスタッチオ風味と
大豆の柚子味噌風味を添えた。











デセールは手抜きで(笑)、
先日、S先生から頂戴した
『文明堂』の「焼きプリン」。

それに、
カミさんが
冷凍保存していた
ピオーネを添えた。









レストランなら
デセールの甘味が
口中に残っている処を
エスプレッソを喫して
ホーッとなるとこだが、
我が家では
食卓から茶室に場所変えして
お薄で清めていただく。











自筆の『舞』と
博多人形と
ナンテンの取り合わせは、
前回のS先生の祝賀会でも
使わせた頂いた室礼である。

きょうは、
正月用に改めようかと
思っていたら、
これからフミ一家が
孫を連れて帰省してくるので、
ここが起居する部屋に
使われるのを思い出した。







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