『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

ぐい呑

2016-07-20 06:28:00 | 趣味
今日は
1学期の終業式である。

明日から1ケ月もの
夏休みで、
嬉しい半分、
どうすべー・・・と、
途方に暮れるものもある。

子どもの頃のように、
夏休みだからって
手放しで喜ぶというわけには
いかない。

今の処、
スケジュールは
ポチポチとは埋まっているが、
ほとんどはブランク状態である。

研究や勉強、
製作、執筆、練習、遊び、
といった計画をも
立ててはいる。



昨日は、
8時半の出勤時間に
すでに家の前の
道路標示が28℃を示しており、
途中では9時前にして
30℃になった。

車中のエアコンを
マックスパワーで
噴き出させての走行だった。

福島は32℃になった。

空を見ると
雲の形と白さが
夏空のそれである。

関東まで梅雨明けしたが、
この分では、今日にも
東北も明けるやもしれない。

真夏で恐いのは
熱中症である。

毎年、一回は危うくなるので、
今年も十分に気をつけねばならない。

寝室のエアコンが古くなって
効きが今一なので、
この夏ちゃんともってくれるか
いささか心配している。




三連休中に
大陶器市に二回出かけて、
金城次郎窯(人間国宝)の
琉球壺屋焼・藤岡香奈子
(次郎さんの孫)の
海老紋ぐい呑をも
購入してきた。

手取りが軽く、
見込みの海老の線彫りも
軽快かつ勢いがあって
ここに透明の冷酒を浸したら
さぞかし風情があるだろうな
と思わせる逸品である。

二十年ほど前に、
水無瀬の「とらやま」で購入した
金城敏男(次郎さんの長男)の
魚紋と二つ揃えると
すでに引退した伯父さんと
若い姪っ子の作品であるだけに
なんだか微笑ましい。

かつて、
文房四宝の蒐集に凝っていた頃、
人間国宝の次郎さんの
水滴(硯に水を差す器)を
水無瀬の「とらやま」で2万円で
購入して所持していたが、
後に飽いてしまって
ヤフオクに出してしまった。

亡くなられてから
次郎さんのものは高騰し
今では、簡単に入手し難いので
惜しいことをしたと
少し悔やんでもいる。

沖縄の陶器店「まじる商店」の店主とも
福島での陶器市で親しくなって、
夜、共に「鳥政」に飲みに行ったり、
我が家の茶室にも寄ってくれたりした。

その際、色紙も二枚書いて頂いて、
時々、茶室に掛けたりもしていた。

店主からは面白い
次郎さんの逸話を数々伺った。

「次郎さんは、傘の骨で
ギャンギャン彫るんだよね」
というのが、
未だに印象深く残っている。

孫の香奈子さんの作品を見ると
伯父の敏男さんのおとなしい彫りに比べて、
たしかにギャンギャン彫ったような
迷いのない奔放さが伺える。

母親の宮城須美子さん
(次郎さんの長女)も
陶芸家であるので、
人間国宝の作風が
一族で護られているのは
頼もしい限りである。




陶器市で新物が
三つ増えたので、
この機会に、食器棚を整理し
不要のものは除いて
ぐい呑と徳利などの
酒器専用棚をこしらえた。

毎晩、晩酌で
今日はどの子でいくかなぁ・・・と、
その組み合わせを考えるのは
心踊る楽しいひと時である。


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