うた魂

民間のBSが入るようになったので、
毎晩、寝しなに、
なにがしかの映画を
眺めている。

たまたま見たこの作品は
『天然コケッコー』に出ていた
夏帆という子が主役で、
高校合唱の世界を描いている。

ただ、全体的に
『スイング･ガールズ』の
二番煎じ感があって
しかも、それより劣っている。

はっきり、駄作である、
というレヴューも多いようだ。

たしかに、わざとらしい作りが
見ていて鼻に付く。

それでも、映像による
漫画だと思えば見れなくもない。

独裁者

キム・ジョンイルが死亡した、
というニュースで、
昨夜から今朝まで
報道番組は一色になった。

69歳というから
日本でなら、まだまだ
高齢とは言いがたいが、
なにせあの体型で、
高血圧、高脂血症、高コレステロール
という絵に描いたようなメタボである。

そのせいによる脳溢血、
そしてその後遺症による
心筋梗塞というのだから、
同じメタボとして明日は我が身と
自戒せねばならないと思った。

市民は、
キム・イルソン死去のときのように
集団ヒステリーのように
泣き崩れ慟哭をあげているのが
テレビに映された。

いくぶん演劇的でもあり、
集団洗脳されたオウムのような
不気味さ、怖さ、滑稽さもある。

韓国在住の脱北者は、
「死んでくれて嬉しい」
と正直にカメラに向かって
述べているから、市民の内心も
実際のところは映像で見る態度とは
乖離しているのかもしれない。

この人物が行ってきた事と言えば、
拉致・核開発・弾道ミサイル発射…と、
国家的暴力団のごとき事であって、
また、自国民を餓死させるなど
何一つとして人として
褒められることはなさなかった。

暴力団の親分が死んだからとて、
何が悲しいことがあろう。
オウムの麻原が死刑になったとて
誰が悲しむだろう。

独裁者の末路は
かのヒットラーやムッソリーニ、
近代では、チャウシェスクや
フセイン、カダフィ…と、
みな惨めで、人として
尊厳のかけらもないものである。

電飾

節電の冬と言われながら、
所々でクリスマス前の
イルミネーションが
目を楽しませてくれている。

川俣の電飾通りも
ほんの数百メートルだが、
仕事帰りの時間になると
点灯しはじめ、
癒しの煌きを見せてくれる。

福島市内も、競馬場や
パセオ通りがイルミネイト
されている。

我が家の玄関も
６時から10時までは
クリスマス飾りの
イルミ･ライトを点滅させている。

家元の遺品

家元の遺品である色紙類が
ヤフオクですべて落札された。

全30品ほどで
35万にもなったから、
死して後、家元の
栄光が輝いたようで
礼賛者としては誇らしい。

全部、手元に
置いておこうとも思ったが、
なんだか独り占めしているようで
狭量で粋じゃないので、
日本中の家元ファンの手元に供出した。

熱意と時間とお金をかけて
集めた色紙類で、
日本一のコレクターだと自負できるが、
20年もして、思わぬ
「家元預金」となってしまった。

まだ、手元には
置いておきたいものが
いくつか残してある。

さすがに、すべては
手放せないだろう。

初雪

今朝、起きたら一面の
雪景色だった。

積雪３センチほどで、
まだまだ大雪とは
言いがたいが、それでも、
冬に入ったなぁ･･･と、
実感が湧いて出た。

フミのシーマが
真っ白く埋もれていて、
土曜出勤のカミさんは
車の雪かきに一仕事していた。