[11月3日13:00.天候:晴 大石寺 奉安堂]
(報恩坊時代に撮った写真。“あっつぁブログ”が1番楽しかった頃である)
鈴木:( ゚д゚)ポカーン
藤谷:「はっはっは!どうしたい?奉安堂の荘厳さに圧倒されたか?」
鈴木:「すっげー!これがあの愛原学達がサスペンデッドと死闘を繰り広げた所かー!?」
藤谷:「そこかい!」
稲生:「鈴木組長、ダメだよ。今は報恩坊の人達も見てるからね。あまりフザけたこと言っちゃ……」
1番外側の門を通ると、左に曲がる道がある。
藤谷:「おっと!奉安堂内にトイレは無いから、トイレに行くなら今のうちだぜ?」
稲生:「そうですね。ちょっと行っておきます」
鈴木:「じゃあ、俺も」
稲生と鈴木でトイレに向かう。
鈴木:「む?このトイレは……?」
稲生:「何か感じるかい?今の僕には感じないんだけどね、元顕正会員で霊感の強い人は大抵ここのトイレに何かを感じるんだって。鈴木組長は何の気配を感じる?」
鈴木:「やっぱりだ……!」
稲生:「そうか。やっぱり何かいるのか。無理も無いな。この奉安堂は正本堂を取り壊した跡地に建てたんだ。学会員の怨念が渦巻いていても不思議は無い。だからこそ、奉安堂での唱題は……何してるの?」
鈴木:「ここだ!」
稲生:「え?個室じゃなくて、小便器?」
鈴木:「ここで愛原が用を足していた時、天井に潜んでいたリッカーに長い舌で肩を叩かれたんだ」
稲生:「だから映画の話は止めようね。作者が勝手に撮影した廉で叩かれるから」
絶対に浅井主管が登場した坊舎のモデル、総一坊には連れて行けないと稲生は思った。
鈴木:「稲生先輩。実は俺、今度のゲームはガンサバイバーものにしようと思っているんです」
稲生:「コミケに出す弾幕系シューティングゲーム作って、すぐガンサバイバー!?」
鈴木:「ステージは色々と考えていますが、こういう大きなお寺もいいなと思いました」
稲生:「参考にするのは勝手だけど、誰が見ても大石寺みたいな造りは止めるんだよ?」
[同日13:30.天候:晴 大石寺 奉安堂内部]
鈴木:( ゚д゚)ポカーン
稲生:「いつ来ても、ここが最終目的地って感じでいいですね」
藤谷:「御戒壇様を拝しに来るわけだからな、当然よ。……おっ、こっちが空いてるってよ」
鈴木:「あの辺りに、サスペンデッドがぶら下がっていたわけかー」
稲生:「このターコイズブルーのモケットが旧客のシートみたいでいいですよねー」
藤谷:「あー、キミ達。この御開扉で、少しはズレた感覚を修正したまえ」
時間になると僧侶達が集まって来る。
そして、唱導の僧侶がマイクで唱題を始めるので信徒もそれに倣う。
世界広しと言えど、信徒まで一緒に読経・唱題する宗派は日蓮正宗以外には無いだろう。
それから数十分の後……。
日如上人:「遠ごん各地より支部総登山を始め、(無私以来謗法罪障消滅、息災延命、家内安全などを本門戒壇の大御本尊に法主上人して)懇ろに申し上げました」
御法主上人の文言は基本的に一言一句変わらない。
ただ、最初の文に変化があることもある。
海外信徒が多いと、それに触れることもある。
唱導僧侶:「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経……」
唱導僧侶がまたマイクで唱題を始めるので、信徒はまたもそれに倣う。
その間、登壇していた僧侶達が引き上げる為、それを見送るようにして唱題が続く。
[同日14:30.天候:晴 奉安堂→報恩坊]
稲生:「いやあ、御開扉の後は清々しくなっていいですね!」
藤谷:「そうだろそうだろ。鈴木君はどうだった?」
鈴木:「ええ。顕正会の言っていたことが全て嘘だという事が分かりました」
藤谷:「そうだろそうだろ」
鈴木:「本当に……」
藤谷:「うん?」
鈴木:「浅井のクソジジィ……ブッ殺す……!」
藤谷:「だ、ダメだよ、火のような信心は!?水のような信心をね!ほら、布教講演でも言ってたぢゃないか!」
稲生:「鈴木君。ダンテ一門には呪術を専門に研究している組がいますので、浅井会長を呪殺する術を聞いてこようかと……」
鈴木:「稲生先輩、是非お願いします!」
藤谷:「変なコ達、御受誡させちゃったよォ……」((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
尚、顕正会でも禁止されているが、宗門においても呪いの唱題は罪障を積むのでダメ、絶対!
休憩坊である報恩坊に戻って来る。
稲生:「ちょっと登山事務所からは離れてるので大変ですが、奉安堂には近くていいですね」
藤谷:「客殿にも近いから、丑寅勤行に行くのにも楽でいいな。……ん?鈴木はどこ行った?」
稲生:「トイレですよ。『ここが愛原学と高野芽衣子が出会ったトイレかぁ!』なんて言ってました」
藤谷:「あいつ、“聖地巡礼”も趣味なんか?」
稲生:「僕よりもヲタク度が高いですね。コミケにサークル参加してるくらいだから、年末の行事は出れないだろうなぁ……」
藤谷:「何だ?サークル参加って?」
稲生:「自分の趣味で作った本やゲームを同好の志に見せたり売ったりすることです」
藤谷:「なるほどな。俺達はそろそろ帰る準備をするが……」
稲生:「もう帰るんですか?」
藤谷:「この3連休で東名も新東名も大渋滞だろ。何時間掛かるか分かんねーからな」
稲生:「大変ですねぇ……」
藤谷:「いっそのこと、イリーナ先生に瞬間移動魔法で東京まで飛ばしてくれたら助かるんだが?」
稲生:「その対価として、金塊の1つや2つは要求してくるかと思います」
藤谷:「チッ、そいつァ残念だ。稲生君はどうすんだ?」
稲生:「僕は六壺の勤行に参加してから下山します。先生方にもそう伝えてありますので」
藤谷:「そうか、分かった。それじゃ、気をつけてな。……おっと、ここの御本尊様に御題目上げてからにするか」
稲生:「はい!」
稲生達は本堂に移動して、御本尊に題目三唱した。
稲生:(時間まで“藤のや”さんでコーヒーでも飲んでるか……)
(報恩坊時代に撮った写真。“あっつぁブログ”が1番楽しかった頃である)
鈴木:( ゚д゚)ポカーン
藤谷:「はっはっは!どうしたい?奉安堂の荘厳さに圧倒されたか?」
鈴木:「すっげー!これがあの愛原学達がサスペンデッドと死闘を繰り広げた所かー!?」
藤谷:「そこかい!」
稲生:「鈴木組長、ダメだよ。今は報恩坊の人達も見てるからね。あまりフザけたこと言っちゃ……」
1番外側の門を通ると、左に曲がる道がある。
藤谷:「おっと!奉安堂内にトイレは無いから、トイレに行くなら今のうちだぜ?」
稲生:「そうですね。ちょっと行っておきます」
鈴木:「じゃあ、俺も」
稲生と鈴木でトイレに向かう。
鈴木:「む?このトイレは……?」
稲生:「何か感じるかい?今の僕には感じないんだけどね、元顕正会員で霊感の強い人は大抵ここのトイレに何かを感じるんだって。鈴木組長は何の気配を感じる?」
鈴木:「やっぱりだ……!」
稲生:「そうか。やっぱり何かいるのか。無理も無いな。この奉安堂は正本堂を取り壊した跡地に建てたんだ。学会員の怨念が渦巻いていても不思議は無い。だからこそ、奉安堂での唱題は……何してるの?」
鈴木:「ここだ!」
稲生:「え?個室じゃなくて、小便器?」
鈴木:「ここで愛原が用を足していた時、天井に潜んでいたリッカーに長い舌で肩を叩かれたんだ」
稲生:「だから映画の話は止めようね。作者が勝手に撮影した廉で叩かれるから」
絶対に浅井主管が登場した坊舎のモデル、総一坊には連れて行けないと稲生は思った。
鈴木:「稲生先輩。実は俺、今度のゲームはガンサバイバーものにしようと思っているんです」
稲生:「コミケに出す弾幕系シューティングゲーム作って、すぐガンサバイバー!?」
鈴木:「ステージは色々と考えていますが、こういう大きなお寺もいいなと思いました」
稲生:「参考にするのは勝手だけど、誰が見ても大石寺みたいな造りは止めるんだよ?」
[同日13:30.天候:晴 大石寺 奉安堂内部]
鈴木:( ゚д゚)ポカーン
稲生:「いつ来ても、ここが最終目的地って感じでいいですね」
藤谷:「御戒壇様を拝しに来るわけだからな、当然よ。……おっ、こっちが空いてるってよ」
鈴木:「あの辺りに、サスペンデッドがぶら下がっていたわけかー」
稲生:「このターコイズブルーのモケットが旧客のシートみたいでいいですよねー」
藤谷:「あー、キミ達。この御開扉で、少しはズレた感覚を修正したまえ」
時間になると僧侶達が集まって来る。
そして、唱導の僧侶がマイクで唱題を始めるので信徒もそれに倣う。
世界広しと言えど、信徒まで一緒に読経・唱題する宗派は日蓮正宗以外には無いだろう。
それから数十分の後……。
日如上人:「遠ごん各地より支部総登山を始め、(無私以来謗法罪障消滅、息災延命、家内安全などを本門戒壇の大御本尊に法主上人して)懇ろに申し上げました」
御法主上人の文言は基本的に一言一句変わらない。
ただ、最初の文に変化があることもある。
海外信徒が多いと、それに触れることもある。
唱導僧侶:「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経……」
唱導僧侶がまたマイクで唱題を始めるので、信徒はまたもそれに倣う。
その間、登壇していた僧侶達が引き上げる為、それを見送るようにして唱題が続く。
[同日14:30.天候:晴 奉安堂→報恩坊]
稲生:「いやあ、御開扉の後は清々しくなっていいですね!」
藤谷:「そうだろそうだろ。鈴木君はどうだった?」
鈴木:「ええ。顕正会の言っていたことが全て嘘だという事が分かりました」
藤谷:「そうだろそうだろ」
鈴木:「本当に……」
藤谷:「うん?」
鈴木:「浅井のクソジジィ……ブッ殺す……!」
藤谷:「だ、ダメだよ、火のような信心は!?水のような信心をね!ほら、布教講演でも言ってたぢゃないか!」
稲生:「鈴木君。ダンテ一門には呪術を専門に研究している組がいますので、浅井会長を呪殺する術を聞いてこようかと……」
鈴木:「稲生先輩、是非お願いします!」
藤谷:「変なコ達、御受誡させちゃったよォ……」((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
尚、顕正会でも禁止されているが、宗門においても呪いの唱題は罪障を積むのでダメ、絶対!
休憩坊である報恩坊に戻って来る。
稲生:「ちょっと登山事務所からは離れてるので大変ですが、奉安堂には近くていいですね」
藤谷:「客殿にも近いから、丑寅勤行に行くのにも楽でいいな。……ん?鈴木はどこ行った?」
稲生:「トイレですよ。『ここが愛原学と高野芽衣子が出会ったトイレかぁ!』なんて言ってました」
藤谷:「あいつ、“聖地巡礼”も趣味なんか?」
稲生:「僕よりもヲタク度が高いですね。コミケにサークル参加してるくらいだから、年末の行事は出れないだろうなぁ……」
藤谷:「何だ?サークル参加って?」
稲生:「自分の趣味で作った本やゲームを同好の志に見せたり売ったりすることです」
藤谷:「なるほどな。俺達はそろそろ帰る準備をするが……」
稲生:「もう帰るんですか?」
藤谷:「この3連休で東名も新東名も大渋滞だろ。何時間掛かるか分かんねーからな」
稲生:「大変ですねぇ……」
藤谷:「いっそのこと、イリーナ先生に瞬間移動魔法で東京まで飛ばしてくれたら助かるんだが?」
稲生:「その対価として、金塊の1つや2つは要求してくるかと思います」
藤谷:「チッ、そいつァ残念だ。稲生君はどうすんだ?」
稲生:「僕は六壺の勤行に参加してから下山します。先生方にもそう伝えてありますので」
藤谷:「そうか、分かった。それじゃ、気をつけてな。……おっと、ここの御本尊様に御題目上げてからにするか」
稲生:「はい!」
稲生達は本堂に移動して、御本尊に題目三唱した。
稲生:(時間まで“藤のや”さんでコーヒーでも飲んでるか……)