一日一言
温故知新(おんこちしん)
古いものの良さを見名をして、そこから新しさを
見ようと言う意味で、昔のことを究めて新しい
知識や物の考え方を見付けだすことを指して
用いる。読み下して「故(ふる)きを温(たず)ねて
新しきを知る」とも言う。
★老師の教えは、常に温故知新を忘れるなと言う
事であった。
類語:往を彰にして来を察す。
10月の草花「蒲(がま)」
蒲(がま)科。
・学名 Typha latifolia (蒲(がま))
Typha orientalis(小蒲(こがま))
Typha : ガマ属
latifolia : 幅広の葉をもつ
orientalis : 東方の、東部の
Typha(ティファー)は、ギリシャ語の
「沼(tiphos)」が語源らしい。
・池や沼などの浅い水中に群生して生える。
・夏から秋にかけて、茶色の花穂が目立つ。
丸っこい棒みたい(ソーセージに似てる)。
冬になるとこの花穂の中から綿毛がブワーッと
出てきて飛散する。1本の花穂から出る綿毛
には約10万個の種があるらしい。
・葉は線形で厚い。
・昔はこれで”むしろ”などを作るので
「くみ」(組)と呼ばれ、
次第に「かま」になり「がま」になった。
カエルとは関係ないようです。
・朝鮮語の「カム(材料)」にも由来する。
・厳密には穂先の形で「蒲(がま)」、
「小蒲(こがま)」「姫蒲(ひめがま)」に
分かれますが
ここでは「蒲」ページとして紹介します。
(「蒲」と「小蒲」は、名前の看板がないと
区別つきませんね)
・「蒲団(ふとん)」の「蒲」の字は、
昔、ガマの綿毛を寝具に入れたことから。
「蒲鉾(かまぼこ)」は、最初のころは
竹輪のような形をしており、ガマの花穂に
似ていたことから。
「蒲焼(かばやき)」は、うなぎを筒状に
切って焼いていた形がガマの花穂に
似ていたことから。
・ガマの花粉は止血、利尿の漢方薬になる。
「古事記」によると、
けがをした”因幡(いなば)の白うさぎ”は、
大国主命(おおくにぬしのみこと)の指示で
ガマの穂にくるまり、その花粉で止血して
傷を治したらしい。
・別名 「御簾草(みすくさ)」
(季節の花300より)