名句名句(563)
「春眠 暁を覚えず 処処 啼鳥(ていとゆ)を聞く夜来
風雨の声 花落ること知り 多少」『猛 浩然(もうこうぜん)』
「さあ、学校ですよ、早く起きなさい。愚図愚図してたら遅れ
ちゃいますよ」母親がそういいながら子供を起こす光景、また
少年少女時代に、そのような思い出を持っている人も少なくあり
ません。もうちょっと、ほんの僅かな時間を眠らせてちょうだい、
と掛布団をかぶる際、「春眠暁を覚えずって言葉、お母さんも知
っているでしょう?」と言って、エビの形でまた寝ようとする子供
もいます。この言葉は、それほど、我々の身近なものとなっています。
春の季節の生活用語といってもいいでしょう。こうした季節の言葉の
いくつかを自分のものとして成長していくことは、生活に潤いを与え
てくれることになります。
孟浩然(689-740)は自然詩人といわれており、土地の名望家でも
ありました。
=================================
3月から咲く花「菫(すみれ)」
開花時期は、 3/10 ~ 5/10頃。
・花の形が、
大工道具の”墨入れ”に似ている
ことによる。
「すみいれ」の呼びがしだいに
「すみれ」になった。
(私は見たことありませんが、
木や石に直線を
引く(描く)ときに、
墨糸を用いる
”墨壷(すみつぼ)”
という大工道具があって、
これを”墨入れ”とも
呼ぶそうです。
ちなみに、筆習字をするときに
黒い墨汁を入れるのは
「墨入れ」ではなく
「硯(すずり)」ですね)
・いろいろな種類がある。
国産、外国種を合わせると
数百種類ある。
・「菫(すみれ)色」■
→ 色 いろいろ へ
・花とは別に、
目立たない「閉鎖花」をつけ
そこでタネをつくる。
・園芸品種にパンジーがある。
・別名
「墨入れ」(すみいれ)
→ 上記参照
「相撲取草」(すもうとりぐさ)
・1月29日、2月1日の
誕生花(菫)
4月17日の誕生花(匂菫)
・花言葉は
「思慮、思慮深い、思い」(菫)
「奥ゆかしい、
控えた美しさ」(匂菫)
・「春の野に
菫つみにと
来(こ)し我そ
野をなつかしみ
一夜寝にける」
万葉集
山部赤人
「山路(やまじ)きて
なにやらゆかし
菫草(すみれぐさ)」
野ざらし紀行
松尾芭蕉
(季節の花300より)
「春眠 暁を覚えず 処処 啼鳥(ていとゆ)を聞く夜来
風雨の声 花落ること知り 多少」『猛 浩然(もうこうぜん)』
「さあ、学校ですよ、早く起きなさい。愚図愚図してたら遅れ
ちゃいますよ」母親がそういいながら子供を起こす光景、また
少年少女時代に、そのような思い出を持っている人も少なくあり
ません。もうちょっと、ほんの僅かな時間を眠らせてちょうだい、
と掛布団をかぶる際、「春眠暁を覚えずって言葉、お母さんも知
っているでしょう?」と言って、エビの形でまた寝ようとする子供
もいます。この言葉は、それほど、我々の身近なものとなっています。
春の季節の生活用語といってもいいでしょう。こうした季節の言葉の
いくつかを自分のものとして成長していくことは、生活に潤いを与え
てくれることになります。
孟浩然(689-740)は自然詩人といわれており、土地の名望家でも
ありました。
=================================
3月から咲く花「菫(すみれ)」
開花時期は、 3/10 ~ 5/10頃。
・花の形が、
大工道具の”墨入れ”に似ている
ことによる。
「すみいれ」の呼びがしだいに
「すみれ」になった。
(私は見たことありませんが、
木や石に直線を
引く(描く)ときに、
墨糸を用いる
”墨壷(すみつぼ)”
という大工道具があって、
これを”墨入れ”とも
呼ぶそうです。
ちなみに、筆習字をするときに
黒い墨汁を入れるのは
「墨入れ」ではなく
「硯(すずり)」ですね)
・いろいろな種類がある。
国産、外国種を合わせると
数百種類ある。
・「菫(すみれ)色」■
→ 色 いろいろ へ
・花とは別に、
目立たない「閉鎖花」をつけ
そこでタネをつくる。
・園芸品種にパンジーがある。
・別名
「墨入れ」(すみいれ)
→ 上記参照
「相撲取草」(すもうとりぐさ)
・1月29日、2月1日の
誕生花(菫)
4月17日の誕生花(匂菫)
・花言葉は
「思慮、思慮深い、思い」(菫)
「奥ゆかしい、
控えた美しさ」(匂菫)
・「春の野に
菫つみにと
来(こ)し我そ
野をなつかしみ
一夜寝にける」
万葉集
山部赤人
「山路(やまじ)きて
なにやらゆかし
菫草(すみれぐさ)」
野ざらし紀行
松尾芭蕉
(季節の花300より)